昔々あるところにとんでもねぇエロゲーヒロインがいたんじゃよ
サドガワイツキ
第1話
拙作ってどの作品でも幼馴染=NTRってぐらい幼馴染にデバフをかけるんですけれど、幼馴染が嫌い、という訳ではないんですよ。
むしろ若かりし頃のギャルゲーエロゲー全盛期は結構な確率でメインヒロインの幼馴染が好きになる若者でした。
あとリアルでの浮気・NTR・不倫はクソだって思ってます(これ大事)。
創作と現実は分けて考えないといけない。
で、幼馴染キャラについてなんですけども「幼馴染というキャラクターに対しての見方」が変わったのはとある名作エロゲーの続編である幼馴染キャラ、パッケージも飾っていた記憶があるとあるキャラクターでした。
確か家まで朝起こしに来てくれたりするメインヒロインぽい動きをしてたんだけど、実は物語開始時点でイケメンの医大生だかと付き合っていて“経験済み”なんですよね。作中の選択肢でそれを回避できるとかではなくもう物語開始時点でその状態なのでプレイヤー・主人公からしたらどうあっても回避不可能というまぁ絶望的な状態でした。あと普通にその彼氏の立ち絵もあった。
シナリオ中その彼氏の存在が明らかになった時、彼氏がいてやることやってるのにメインヒロインムーブで主人公の世話焼いたりイチャイチャしてきてたのかコイツッ?!って戦慄しましたね。
あと確か“そういう”シーンで彼氏と比較され在りした記憶もあります、うろ覚えですが。
主人公に感情移入してるとつらくて主人公が可哀想になるやつですよ。
可哀想なのは抜けないとかいうけど途中から主人公生きろ、もういい、休め……!となりながらエンディングまでやったゲームは多分あれが初めてでした。それぐらいのショック。
純愛ゲーの雰囲気かもしだしておいてこれはねーだろと憤死しそうでしたし、ファンからもメーカーに対して結構なブーイングが飛び炎上して結構な話題になったので、知ってる人はピンとくるかもしれませんね。
自分の中ではレジェンドおさななじみでした。
あのキャラクターを越える逸材はなかなかないと思います。
でもあのゲームをプレイしたから今の自分の作品があると考えると感慨深いですね、人生どんな経験が活きるかわからないもんです。あそこで発売日にあのゲーム買ってあのヒロインでカルチャーショックを受けなければ今の筆者の創作は産まれてなかったと思います。
なので筆者はよく幼馴染をNTRたりクズムーブさせたりざまぁしたりするんですけれども幼馴染というそのものが嫌いなわけではないのです。ただちょっと…何かネジがひとつはずれてしまっただけで……!
NTRたりしない普通の幼馴染も好きです。幼馴染がメインヒロインのラブコメも好きですよ!よ!
という筆者渾身のいいわけでした。
昔々あるところにとんでもねぇエロゲーヒロインがいたんじゃよ サドガワイツキ @sadogawa_ituki
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