いいわけでいいわけない。

いいわけでいいわけない

　エッセイの題名からして馬鹿げている。

　皆さん、本ばっか読んでいませんか？

　活字ばかり追ってないでもっと遊べよ。

　世の中、楽しいことはごまんとある。

　執筆から逃げる言い訳もいろいろあるけれど、全て言い訳でいいわけない。

　遊ぶって大事なことだよ。

　読書では絶対に得られない体験だよ、それは。

　人生を振り返った時に少しでも後悔しないように、今をもう少し楽しめ。

　もちろん努力は大切なことだけど、努力することで本当の幸せが手に入れられるのかどうかは運次第。

　今しか出来ないことは極力やっていってほしい。

　タイムリーな楽しみを覚えて、人生上手くいかなくてもなんだかんだ楽しかったなと笑い話にできるように。

　タイムリーな楽しみって何かって？

　そうだね、例えば年中行事。

　初詣に、バレンタインに、花見に、お盆の帰省、ハロウィンに、クリスマス。数えきれないほどタイムリーな行事はある。

　読書や執筆は暇な期間にいくらでも書ける、しかし年中行事は年に一回しか訪れない。

　人生八〇年生きたとして、一日は２９２２０日あるが、年中行事はおおよそ８０日。

　どれほど希少な時間か数字で考えるとわかりやすい。

　年中行事よりも希少なイベントはもっと積極的に参加して欲しい。

　運動会や文化祭、学生以外でもライブを見にいったり、ゲームの大会に出場したり、などなど想像もつかないほどの数イベントが存在する。

　サボるための言い訳、と考える人も知るかもしれないが、タイムリーな楽しみが言い訳でいいわけない。

　その時しか出来ないことをほっぽり捨ててまで、読書や執筆をして死ぬときに後悔しないかい？

　後悔しないというならどうぞ、勝手にしてください。

　後であれこれ文句を垂れても取り返しつきませんよ。

　僕の考えはいってしまえば、人生の保険でもある。

　後悔しないことを優先して日々を生きたいと願っている。

　こうして書いてる最中も、ソシャゲしたくて堪らない。