エスニックジョーク
百舌すえひろ
エスニックジョーク
二人の就活生が理想の会社を語っていました。
「経営者はアメリカ人」
「完全実力主義で厳しそうだけど、合理的で金払いが良いイメージある!」
「技術部はドイツ人かな」
「品質が保証されて、お堅いイメージ」
「製造工場は日本人かな」
「大勢でトップダウンの指示に従うのは得意だもんね」
「経理はイギリス人でしょ」
「お金の計算とかきっちりやるイメージか。いいとこ突いてる」
「じゃ、社員食堂はフランス人と中国人のシェフが常駐で!」
「世界の二大料理を堪能できるなんて最高だね!」
「受け付けはイタリア人ってとこか」
「美男美女が多くて、明るく大らかなイメージあるもんね!」
逆にイマイチな会社を語ってもらいました。
「受け付けがドイツ人」
「アポイントメントはきっちりやってくれそうだけど、愛想がなくて恐そう」
「社長は日本人……かな」
「いやぁ、文化が同じなら話は通じそうだけども?」
「優しそうだけど話が長くて、企業目標なんかころころ変わって、結局何言ってるか、よくわかんなくなりそう」
「エンジニアは中国人かな」
「今は中国の方がIT関連強いんだから、そんなことないんじゃない?」
「こちらの質問に早口でまくし立てるか、思うように機能しない箇所を指摘すると『それは仕様だ』って叫んで無視しそう」
「よしなって……。それはお国柄関係ないかもしれない」
「工場員はフランス人かな」
「しょっちゅうストライキ起こして工場停止させてそう」
「さすが革命の国。労働者階級の権利主張は
「経理の人はイタリア人」
「問題が想像できないな?」
「お金の計算が大雑把」
「……それは不安要素しかないね」
「社員食堂は……」
「
「わかっちゃったか」
「ねぇ、この場合アメリカ人はどこいったの?」
「入口でぶつかった人が『訴えてやる』って飛び出して行った」
「なるほど」
※国民性ジョークです。本気にしないでください。
エスニックジョーク 百舌すえひろ @gaku_seji
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