ほぼ一気読みでした！　とにかく面白く、展開も早く次々と事件が起こるのでワクワクドキドキが止まることなく最後まで駆け抜けてしまうような作品です！！

ホラーですし、エログロもありますし、抵抗ある人もいるでしょうが、この作品の本質は人間の感情に根付いたドラマだと思います。

人の感情の隣には紙一重で怪異が潜んでいる。そんな風に感じさせられた作品でした。

しっかりと怖さもあり、しかし、キャラクター一人一人に重厚なドラマがあり、時には泣けて、深く考えさせられる最高のエンタメ小説です！！

エログロ耐性ありの方ならぜひ読んでみてください！！

ガチでおすすめです!(^^)!

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（935文字）

冒頭１話目、ビビリ散らかしました。
作者様の本気がにじみ出ている怖さで、次話に進むのを躊躇したレベルで怖かったのを白状します。

ですが２話３話４話と進むうちに夢中で読み進めていた自分がいます。
怖いけれど面白いのです。気がつくと次の話をタップしています。

主人公とＳ君との掛け合いには和む場面も多く、ちょうどよく恐怖の合間の息継ぎもさせてもらえます。
しかしそこに油断しているとしっかり怖い。
緩急のつけ方の巧妙さ、流麗な筆力に脱帽しきりです。

ふたつの意味で恐ろしい作品、ぜひ堪能してみてください！！

1話からちゃんとコワおもしろい

チェイスやホラーシーンの緊迫感と、じわじわ状況がわかってくるいや～な感じの緩急がすごく上手い！
怪異の設定がおなじみだからごちゃごちゃしてなくて、純粋に文体と描写をたのしめるところも企画力？があって感激した！

読んでいるとぞわぞわして、やけにリアルを感じます。怪物から逃げる鬼ごっこ。
非日常を味わい方ぜひ。