第3話 キス!キス!キス!

子供の頃に夢見ていた職業は考古学者だった。再放送のインディージョーンズのシリーズでは主人公がとにかくカッコよく見えたのがきっかけだったと思う。

でも、それと同じくらい願っていたのは、当時めちゃくちゃ人気のあったアイドルグループのセンターの女の子の彼氏になってキスすることだった。握手会にはめちゃめちゃ行ったし、CDも山ほど買った。いわゆる追っかけをやっていた。

でも。もちろん、その夢はどちらも叶っていない。

考古学では飯は食えない。と高校の先生に言われたのもあるし、圧倒的に偏差値が足りなかったのもある。

センターの女の子はグループ脱退後、数々の浮名を流した後、結婚、離婚し、今ではシングルマザーらしい。


僕。小田島 孝(おだじま たかし)は大学3年の2月を迎えていた。大学生活は楽しかったが、来月からはいよいよ就職活動が始まろうとしている今になって振り返ると、青春としてはあまりにも味気無い。


生まれてこのかた彼女ゼロ。ただ、告白されたことはあるにはあって高校生のときにデートをしたこともある。でも、自分が好きになっていない子とデートしても全然楽しくなかった。結局、こちらから連絡をすることは無く、自然と消滅する感じだった。そんなことで僕の周りにはいつも男友達しかいなかった。また、それで十分楽しかった。


でもさあ。

それが今の今まで続くなんてーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

もう二十歳超えてるし。成人なのに童貞だし。てか、まだキスもしたことないし!てか、まだ手もつないだことも無いし。こんなことなら高校の時に告白された子とキスくらいしとけば良かった(ノД`)・゜・。

このまま就職なんかしちゃったら、下手すると当分このままの恐れ大過ぎる。マジでヤバイ。そうなると三十過ぎてすげえ年上の胸元のはだけたシャツを着た女の人に迫られて、クラクラっときて結婚。子供が3人くらい出来てあっという間に尻に敷かれて言われるがまま状態。

そんな人生は嫌だーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!


経済学部の僕が今から考古学者にはなれない。それはあきらめた。

シングルマザーでもいいが、憧れのアイドルと何の接点も無い僕が付き合うことも不可能だ。それもきっぱりとあきらめている。

でも、可愛い彼女だけは大学生のうちに絶対に作る!そしてキスをするんだ!絶対に。

今やらなきゃいつやるんだ!H先生の言うとおりだ。


僕は燃えに燃えた。絶対に超可愛い子と付き合ってみせる!と。

でも10分くらいでその炎はあえなく鎮火した。何故かって言うと、どうやったらそんな可愛い子と付き合えるかが僕にはさっぱりわからない。

誰かに聞きたい。どうすればいいのか?しかし僕の周囲には女の子に縁の無さそうなやつらしかしなかった。

キスするにはどうしたらいいんだ。

とりあえずネットで「彼女 作る 方法」とかをひたすら検索してみたり、マッチングアプリも見て見たものの、明らかに怪しかったり、恋愛未経験の僕にはハードルが高すぎる。しかし他に何か無いのか?誰か、友達に紹介してもらうとか。いや、僕の友達は見事に男だけだし。

ん?いや。そうだ、友達の中に一人だけ。

あいつがいた。


その男の名前は石川 竜一(いしかわ りゅういち)。名前までカッコいい。僕の友人の中で唯一彼女がいる男。彼女というか、かなり多めの数の〇〇股疑惑のある男だった。石川なら紹介なんてお手の物だろうし、やつには少し貸しもある。

早速、僕は相談を持ち掛けることにした。石川は、午前中はほぼ確実に家で寝ているはずだ。直接行ってみることにしよう。


“ピンポーン”

石川は地方出身だが親が地元で大きな会社を経営していて、とにかく金持ちらしい。2回ほど来たことがある豪華なタワマンのエントランスで部屋番号を押すと、少し経ってから、かなり甘めの女性の声で返事があった。

「は~~~い。どちら様ですか~~~」

またか。

「あ。すみません。石川君の同級生の小田島です。石川君いますか?」

「竜くーん。小田島さんだって~~~。うん、わかった。どうぞ~~~」

エントランスのドアが開く。あいつ。また女と一緒か。


「じゃあ竜君、また来るね。浮気しないでね~~~」

僕が部屋に入るタイミングでその女性が出てくるところだった。僕にウインクをして出て行ったその人は、ものすごい良い香りのするナイスバディの大人の女性だった。

「小田島どうしたー?何か急用?まあ、入れよ。」

と言った石川はパンツ1枚の格好だった。想像しちゃうよ。でも残念ながらパンツだけでも男前の石川は、親が金持ちで、授業に出ていなくても成績は良い。スポーツも万能で、話も上手で社交的。車はベンツという全てに恵まれたやつだったが、どんな時でも友人を大切にしてくれるという性格までいいからどうしようも無い。悪いのは女癖だけだ。


「石川。悪い。頼みがある。」

僕の真剣な表情に石川も座り直した。

「どうした。なんか犯罪でもやっちまったか?いや、お前はそんなことはしないな。金か?貸せるぞ。どうせ親の金だから遠慮すんな。いくら要る?違うのか?それともなんだ、女か?お前がそんな訳はないな。」と言ってワハハと笑う石川は僕の図星の顔を見て、笑顔を消した。

「女か?」

真顔で頷く僕に、石川は言う。

「小田島。今まで授業のノートを借りたり、彼女がらみでアリバイ工作を頼んだり、何度もお前には世話になってるからな。やっとお前の役に立てるときがきた。女なら俺の得意分野だ。俺に任せとけ。女で事件でも起こしたか?」

嬉しいような、何か癪に触るような。でも頼めるのは僕の周囲ではこいつしかいない。


「石川。事件は起こしてないよ。正直に言う。僕はキス。キスがしたいんだ。だから彼女が欲しいんだ。ほんとに恥ずかしいけど、まだ童貞どころかキスもしたことない。もちろん誰とも付き合ったことすらない。ほんとに誰にも言うなよ。僕は大学生のうちにキスとかデートとかがしたいんだ。何とかなるか?」

石川は「うーん」と考え込んで言った。

「まず、遊びなら簡単だ。キスくらいいつでもさせてくれる女の子を紹介してもいいし、童貞好きの女の子もたくさんいる。俺も知ってる子がいるから、すぐにオサラバ出来る。でも、小田島はそういうやつじゃないんだろ?」

「違う。本格的に彼女が欲しい。明るくて、可愛くて、清楚で、髪はロングで、出来ればおっぱいが大きくて、えっと。それと。」

「いやいや、待て待て。童貞がハードル高過ぎだぞ。そんな子がいたら先に俺が行ってるよ。」

さすが百戦錬磨の石川。仰る通りだ。

「まずは、女性に慣れよう。お前はそれからだ。」


こうして僕の初キスに向けた修行が始まった。

いきなりその週末、金曜日の夜にお洒落なレストランに集合となった。石川はさすがに仕事が早い。

何を着ていいかもわからずほぼ石川に借りてみると、明らかに似合わない自分に気付く。

「小田島。似合わねえなあ。まあ、でもまずはこんなもんか。」

笑う石川に激しく頷き同意する。

店に着くと、席にはすでにわかりやすい美人が2人並んで待っていた。

「ごめんごめん。待たせたねー。こいつは俺の同級生。親友の小田島君。よろしくねー。」

「あ、小田島です。初めまして。」

女性二人の前に僕たちも座ると、女性陣は「はーい」という軽―い挨拶とともにすぐに会話と酒が始まった。どうやら石川の前に座っている女の子は石川と深い(?)関係があるっぽい。明らかに大きな胸を相手に意識させる胸元がバックリ開いたワンピースが目のやり場に困る。

じゃあ僕の目の前の子が僕の担当かな?と思っていると、この子もやっぱり石川狙いらしい。タイトなニットで形の良いボディラインがくっきりとわかる。肉食獣的なポーズで石川に笑顔を振りまいている。まあ当然のことだ。

どちらにしても三人はよく話すし、よく食べる。そしてよく飲む。おそらく彼らにとってはあっという間、僕にとっては相当に苦しい時間だった。そんな雰囲気を察したらしい石川が言った。

「ごめんね。今日は俺たち、この後用事があってさ。また連絡するね。いくぞ小田島。」

女性たちの相当なブーイングを受けながら、石川はさっと会計を済ませると僕を引っ張って店を出てくれた。

「ごめんな。やっぱ小田島にこれは違ったな。あの二人なら今日中にいけるんだけどな。よし、次は明日だ。明日の午後2時に俺ん家に来てくれ。1泊で行くことになると思うから服装は。そうだな、お前の普段の格好でいいと思う。ラフな格好がいい。俺はこれから色々仕込みに行くから。また明日。じゃあな。」

と言うだけ言ってタクシーに乗って去っていった。そんなあいつを見送る僕は本当に思った。

石川。今日中にいけるってなんだよ。そういうこと?そんな状態でも僕を優先してくれるなんて、お前ってなんて良いやつなんだ。


次の日の午後2時に石川のマンションに行くと、もうエントランスのところに石川と女の子2人が待っていた。明らかにアウトドアに行く風の感じだった。

「よし、こいつが話してた小田島な。じゃあ早速行こうか?」

マンションのアプローチには僕も見知っている石川のベンツSUVが停まっていた。前席に石川とちょっと派手目な「あかりちゃん」と、後ろの席に僕と少し大人しそうな子「ゆきちゃん」が座った。座る位置は事前に決めていたらしい。

どうやらこれから1泊でグランピングなるものに行くとのことで、特にあかりちゃんのテンションは相当に上がっていた。

しかし、車内の話を聞いていると、やっぱり石川は話が上手くて気配りがすごいと思う。僕は適当に話を合わせることはまあまあ普通に出来ると思うが、石川は僕を含めてみんなが同じくらい話せるように、上手に話を振っている。なるほど。モテる訳だ。僕も楽しいもん。


車は高速道路を走って1時間くらいで一旦、サービスエリアに立ち寄った。

「じゃあちょっとトイレ休憩ね。30分くらい取るからお土産なんかも見てきていいよ。なんかあったら携帯に電話して。」

女性二人はOK!と言って、連れ立ってトイレに行った。

「今日のはどうだ?昨日よりも清楚系、しかも俺の勘だと多分、彼氏はいない子をお前にあてて見た。少しは話せるか?」

「石川。本当にありがとう。迷惑かける。うん。話しやすいよ。ほんとに可愛い子だし。」

「そうか、良かった。安心しろ。ゆきちゃんには手を出してないから。」

うん?ということは前の子には手を出した、ということだね。ま、そりゃそうか。昨日の今日でいきなり1泊するなんてね。


休憩が終わってまた高速に戻り1時間ほど北に向かって走る。高速を降りて数分もすると目的のグランピング施設があった。高原のホテルに隣接しているいくつかのコテージにそれぞれドーム型テントが立てられていて優しい灯りが灯っている。

僕たちが案内されたテントにつくと高そうなステーキ肉や野菜。フルーツや飲み物も用意されていて、デザートまで並べられていた。バーベキューらしいが焼いて食べるだけの状態にしてくれてある。しかし、いくらするんだこれ。とこっそり石川に聞くと、ニヤッと笑って

「遠慮するな、どうせ親の金だ。でも彼女が出来たら俺に一杯おごれ。」

と言ってくれた。僕が女ならこいつには惚れる。


テントは夕焼けの高原の光の中で柔らかく光り、落ちる夕日の景色と澄んだ空気が心地良い。焼きたて、出来立ての食事は美味しいし、当たり前のビールも普段以上に美味く感じる。

そしてなにより、女の子も最初に会った時よりも可愛く見える。これがグランピングマジックか?知らんけど。

僕の傍に座っているのは、車の時からずっと隣にいるゆきちゃんだった。お互いに話し上手ではないものの、ゆっくりとしたコミュニケーションは疲れないし、かみ合っていて楽しい。そのうち僕がトイレに立つと石川が「俺も俺も」と言ってついてきた。

「小田島。今日は泊りだから。女子1部屋と俺たち2部屋の、一応3部屋取ってる。けどな、あかりちゃんはこのまま俺の部屋に来る。お前の隣の子には特に声は掛けてない。あとは頑張れ。」

と言うと洗っていない手で僕の背中をドンっと叩くとさっさとトイレから出ていった。

あとは頑張れ、と言われてもなあ。

トイレから戻ると、すでに石川とあかりちゃんは見せつけるようにいちゃついている。うーん。上手いなあ。こいつは。一生こういうことでは勝てないだろうな。と素直に尊敬する。

ふと横を見るととゆきちゃんの顔が険しかった。

「ゆきちゃん、大丈夫?ちょっと飲み過ぎた?」

声を掛けると頷くだけで少し苦しそうだ。

「部屋まで連れて行ってあげるね。」

「石川。あかりちゃん。ゆきちゃんを送ったら僕は先に寝るからごゆっくり!」

石川とあかりちゃんがそれとなく僕たちを見ているのを感じるが、そんなつもりは無い。言葉どおり、ゆきちゃんを部屋まで送って、そのまま僕は自分の部屋に戻った。


部屋の電気を消してベランダに出た。少し酔った身体に冷たい空気が気持ちいい。顔を上げると、本当に久しぶりに見た満天の星空があった。

あのまま一緒に部屋に入れば、キスどころか最後まで行けたかもしれない。お互いに酔ってるし。ゆきちゃんは控えめに見ても可愛いし。

でも。やっぱり、初めてのキスは酒を飲んでないときにしたい。そして好きになった人としたい。我ながら自分のロマンチストさにあきれる。でもそれで良いと素直に思った。

そのまま僕は少しの間、星を眺めていた。


ぐっすりと寝た翌朝、あらかじめ決めてあった時間の朝食会場には僕とゆきちゃんしかいなかった。

大丈夫だった?と声を掛けるとなんだか恥ずかしそうに笑う。せっかくなのでテラスまで朝食を持って行って、二人で向かい合わせに座り景色を見ながら朝食を食べる。少し冷たい空気が気持ちいい。話しをしながら食べる食事は美味しいし、昨日、変なことをしなくてほんとに良かった。そういえば、車の中でも、食事中もずっと横顔しか見ていなかったので正面から見るのは新鮮に映った。可愛いじゃない。この子。

「何?」

「いや、ごめん。ずっと横顔しか見て無かったと思って。つい。ごめんね。」

「そうだね。わたしもそうだ。」

二人同時に笑ってしまった。


一緒に少し周囲を散歩してみた。お互い、そう話す方じゃないので沈黙の時間も長かった。でも少なくとも僕にとっては、いや多分、ゆきちゃんにとっても居心地の良い沈黙の時間だったと思う。

二人は大学生で2年生だということや、ゆきちゃんは東京生まれの東京育ちで飛行機にも乗ったことが無いと笑っていた。


風がそよぎ木々を揺らす。すぐ近くでは鳥の声も聞こえる。高原はまだ春とは言えないけど草木は確実に春に向かっていて生命力を感じる。

ああ、なんか久しぶりにいい気持ちだ。


朝食会場に戻ってのんびりしていると、やっと疲れ切った顔の二人が登場してきた。うーん。童貞はどうしても想像してしまう。

石川がこそっと話しかけてくる。

「なんかお前たちいい雰囲気だな。もしかして昨日は目標達成したか?」

僕は笑って答えた。

「ごめん。何もしてない。部屋に送り届けて一人で寝たよ。朝食を一緒に食べて、散歩してた。」

「そっか。やっぱり小田島らしいな。でも小田島はそれでいい。俺の知っているお前はそういうやつだ。」

なんかよくわからないが、これで良かったらしい。まあ、気まずい思いもしなくて良かった。帰りはまた、石川の運転でのんびりと高速を走り、帰ってきた。女の子たちをそれぞれ最寄りの駅で降ろしてから、石川と二人になると石川は申し訳なさそうに言った。

「小田島、ごめんだけどゆきちゃんはあきらめろ。」

「いいけど。俺ってなんかダメだったかな?」

「いや、違う。元々あの子は彼氏がいる子だったらしい。昨日の夜にあかりちゃんから聞いた。俺が事前に聞いておけば良かった。ごめん。夜になってから聞いたから。俺の勘もあてになんないな。ほんとにごめん。」

しょげる石川を見て、あらためてほんとにこいつは良いやつだと思う。

「いや、石川の気持ちはほんとに嬉しい。ありがとう。むしろ迷惑掛けてごめんな。」

「小田島。次こそは必ずお前にピッタリの子を連れてくるから待っててくれ。俺に任せろ!」

詫びる石川を見て僕はいい友達を持ったと心底思った。でも正直に言えば少しショックだった。ゆきちゃんは僕と結構似ているところも多かったし、気があってると思っていたから。まあ、やっぱり僕はこんなもんだ。仕方ない。


次の日、授業終わりにいつも通り近くのスーパーで総菜を買ってからアパートに帰っていると携帯が鳴ると知らない番号からだった。

「もしもし。」

「もしもし。小田島君ですか?」

この声は。

「ゆきです。小田島君の電話番号を石川君から聞きました。今、少しだけ大丈夫ですか?あのー、もし良かったらなんですけど、今度、わたしと映画とか行きませんか?映画は見ないですか?今、〇〇〇〇〇〇やってるんですけど興味無いですか?わたし、これ絶対に見たいんです。」

ゆきちゃんは今、話題になっている恋愛映画のタイトルを言った。僕の鼓動がわかりやすく高まるのがわかる。

「いいけど。彼氏がいるって聞いたよ。僕なんかと一緒に行っていいの?」

彼女は可愛い声でアハハと笑った。

「あ、あれ?あれは嘘です。あかりはいい子なんですけど、ああいう子なんでガードしとかないと、どこに連れていかれるかわかんないんで。」

僕も爆笑した。

石川。お前の勘はバッチリ当たってたよ。さすがだよ。


そう言えば最初はキスが目的だった。確かにキスもしたいけど、それが一番じゃない気が今はする。一緒にいて楽しくて、好きになって、お互いにキスしたくなったらすればいい。その方が僕らしい。きっと石川も「お前らしい」と笑うだろう。

僕は言った。

「僕もその映画見たいから一緒に行こう。」

電話越しにゆきちゃんの笑顔が僕には見える。僕も彼女と一緒ならきっと楽しいだろう。そのうち石川にも一杯奢れるかもしれない。


もうすぐ春。

始まる予感がする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キス!キス!キス! 森 四郎 @ogasan1121

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ