知の象徴。
かっこよさそうな名前ですね。
これは、有隣堂のR.B.ブッコローがいつも脇に抱えていた分厚い本です。これは大切なおじいさんから頂いたものすごい知がつまった本――(多分)。
そんな知の象徴をブッコローはあろうことか失くしてしまいました! しかも、おじいさんの誕生日パーティーの前に!!
ブッコローはそんな知の象徴を探す小さな旅に出ます。
なかなか見つからない中、ブッコローはあるノートにいろいろ書き込んでいくのですが――。
童話調で書かれている作品なんですが、さすがはゆうせか賞! 見事にブッコローのことをとらえて書いています。
また、脇役もすごい豪華なんですよね。
ブッコローが行く先々でノートに書きこんでいくことも良いことばかりなんですよね。
さぁ、ブッコローは知の象徴を取り戻して森で開かれるおじいちゃんの誕生日へと向かえるのか?!
やさしい、笑える旅が、ブッコローと仲間たちとあなたを待っています!