創られた世界

第1話 偶然は必然

　ラッキー７の起源は、アメリカの野球の試合の出来事から生まれたとの説があります。１８８５年９月３０日、シカゴホワイトストッキングスの試合で、７回にシカゴの選手が打ち上げた凡フライが、風に乗ってホームランになった事を、Lucky,seventhと言った事が起源となったようです。

　７って何だか不思議だと思いませんか？　中国やベトナムでは忌み嫌われアンラッキー７らしいですね。国によって縁起の良い数字は色々のようです。

　７つの大罪、七大天使、宗教における安息日、七福神福。和歌と俳句の七五調。七草粥。1週間は7日。ドレミファも7音。虹も7色。世界の７大陸と７つの海。七不思議。七帝大。G7。SI基本単位。７セグメントetc……

　とにかくまだまだ沢山ありますが、どうも数字的な作為や人為的な思惑も絡んでいるような気がしてなりません。まぁ７だけでは無くて８も９も１０も同じように色々あるのですが、これを日本国内で鑑みると７は気が付かない所に潜んでおります。

　関東地方の都県の数は７。近畿地方の府県の数も７。九州の県の数も７。そして７の地方区分。山の漢字が入る県の数も７。

( ﾟДﾟ)こわくね？

　何故７に拘ったのかは知らないが、何か人為的な意図が垣間見える。一体誰が何のために？　それとも只の偶然なのか？

　そして数字が示す偶然と言えば、こちらも多々ありますが、昭和33年３月３日生まれの人は平成３年３月３日に33歳になったそうです。まぁこれは偶然と言ってしまえばそれまでなのですが、何故かモヤっとしませんか？　そう偶然は、必然であると昔何かで聞いた事があります。　

　そしてもう一つ。

　恐ろしい事に……

　大正7年7月7日生まれの方は、平成7年7月7日に77歳になりました。

　これも偶然だったのでしょうか？　それとも……

　そう、そして残念なことに、この文を最後に７７８文字となり、アンラッキーとなりました。