デスゲームの参加特典「運上昇」

@Campus25

第1話

(アナウンス) ゲームクリアおめでとうございます!


「やったぞ!やったやった!」


そう俺は今の今まで「デスゲーム」をいうものに参加していた。

何で?と思う人もいるだろう。というか普通は命のかかった危険なことはしない

しかし今回のデスゲームでは参加すると自身の「運」が上昇すると言われたのだ。


「おめでとう、君はこのデスゲーム史上初めて無傷でクリアすることができたんだ誇りに思うといい。褒章として金一封を送る、受け取りたまえ。またの参加お待ちしているよ、それではさようなら。」


映像が止まった。


「おお、1、2、3、、、かなり入っているな。これでしばらくは豪遊できるぞ。

終わったら上昇した運を使って宝くじを買おう、これから先は人生イージーモードだ。」


俺はふと会場を去りながら考える。俺はお世辞にも運動神経がいいとは言えなかった。更に中にはプロのアスリートもゴロゴロいて正直負けたなと思っていた。

しかし結果は俺以外にクリアした5人中4人がプロの人たちで無論5人とも身体中

ケガまみれで酷いやつは死にそうになっていた。


その中で何故か俺だけは運良く助かった。今思い返せば最後の「上から包丁の雨が降ってくる中100メートル走りきる」というやばいゲームでかすり傷ひとつなく走り抜けれたのも俺だけだった。まあ悪運が強いのだろうそんな風にしか今は考えていなかった。


「もう終わったことは忘れよう。さーてどこの国に行こうか、アメリカ?

シンガポール?ハワイ?いっそのこと全部いっ」


「ピィィィィィィ」


凄まじい音と共に急に目の前が暗転した。


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「心拍数低下してます!」


「先生このままじゃ患者さんが、、」


「くそっ」


「かわいそうに、、「運悪く」信号無視した車に撥ねられるなんて。」


薄れゆく意識の中で考える、何故運気が上がったはずの自分がこんな目にあったのかを、死が近づいたのか走馬灯が流れ出し回想している内に真相に気づく。


「そういえばそうだった俺はゲームの最中「死にたくない、死にたくない」

と願い続けていたそして「運良く」願いは叶った、のそ矢先「運」が尽きてしまったんだ。そして元から運が悪かった俺は車に、、、、



「先生完全に脳と心臓が停止しています。」


「そうか皆ご苦労だった。あとは引き受けるから今日はもう帰りなさい」


「「「「了解しました。お疲れ様でした。」」」」

◯◯◯

男は医者で金払いがよかった為ギャンブルにのめり込んでしまっていた。

「この男は独身で家族もいないのか、、。よし、彼には悪いが臓器を頂いていこうこれで少しはギャンブルの足しになる、、」


運が尽きた男はどこまでも不運になっていく、、、、


————————————————————————————————————

ここまで読んでいただきありがとうございます。

正直なところアンラッキー7の意味が全くわからなかったため独自の解釈をして書いてみました。

もし「意味知ってるよ〜」という方がいましたらぜひ教えてください。

それではさようなら。


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