777字以上読みたかった筋肉エッセイ。

  • ★★★ Excellent!!!

筋骨格を愛する作者の生きざまを、ほんの少し覗き見できるエッセイ。
いかに彼女が筋骨格を愛しているかは、本文に登場するワードを見れば一目瞭然である。

筋肉を語るには骨を語るべし、これはまさに解剖学の真理ともいえること。
骨という基礎がなければ、筋肉は存在し得ない。だって筋肉は骨にくっついてるんだから。
解剖学を学ぶ際、当然のことながらなによりもまず「骨」を学ぶ。すべての骨の名称・並び、骨ひとつひとつの特徴を表す骨指標の名称とその姿形。一筋縄ではいかない。人間は206個もの骨を有しているからだ。
それらを知ったうえで、筋肉を学ぶ。骨を知らずして筋肉を学んだところで、それは表面を撫でる程度の知識にしかならない。筋肉がどこから始まりどこで終わるのかを知らずして、筋肉を理解することなど到底できやしないのだ。

つまりなにが言いたいかと言うと、真の意味で筋骨格系を愛している作者様のエッセイをもっと読みたいということだ。