遠くない未来、あり得そうで、怖かった

輝かしい業績をもつ医学者と、夢に溢れる医学生が、世界を変えた研究について語り合うアカデミックな邂逅。

けれど……。

とても重いテーマです。
分かりやすい文章とリアリティー溢れる描写で、より真実味があるがゆえの、怖さ。

現代社会の問題をえぐり出し、「もしかしたら」の期待と、その先にあるかも知れない未来。

本当にありそうな未来で、ゾクゾクします。

けれど。

本当に重いテーマだけど、未来に繋がる光があると言う意味で、希望のあるストーリーでした。