人類の切り札(1)

太陽系第三惑星 地球…日本エリア




「…朝か…」




目覚まし時計で目を覚まし勇生は布団から出る。




「まぁ食パンとコーヒーだけでいいかな。」




そう言って朝食の食パンをオーブントースターに食パンを入れテレビをつけると異性文明人バロドスと人類の火星での戦闘状況のニュースが流れる。




「次のニュースです、現在、火星での戦闘で守備隊とバロドスとの攻防戦が激しさが増しており、情報によりますとバロドスの新型の軍艦や戦闘機などの兵器が多数出現してる模様です。これにより火星基地の防衛司令官は地球統一連合軍本部にさらなる援軍を要請してるとのことです。」




「戦況はあまりよくないようだ…」




独り言のように喋り勇生は朝食を終え部屋に戻り士官学校の制服に着替え準備を整え鏡で自分の顔を見る。




「…しっかりしないと。」




そう言って士官学校に登校する。本来士官学校の生徒は寮での生活が普通なのだが、今の士官学校はあまりに遠くからくる生徒が多すぎてとても部屋の数が足りないため家が近くの生徒はそこから登校するようになっている。勇生の家は士官学校までは電車で移動して歩いて10分ぐらいで着いてしまうのだ。




そして電車に揺られながら空で巡回してる地球統一連合軍の軍艦と戦闘機を見ていた。




「いつもより艦艇と戦闘機の数が多いような…かなり警戒しているみたいだ…」




バロドスが出現して大半の居住惑星を侵略して以来、地球統一連合軍は警戒レベルを上げているのだ。つまりそれは事態が深刻化を意味している。




「着いた。」




そして勇生は地球統一連合軍士官学校に到着し校内に入っていく。

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創世のメビウス 森音ユウ @morine_yuu

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