このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(89文字)
星空の下、山道を進むひとりの少女。変わってしまった世界から逃れるように、ひたすら歩みを進めた先で出会ったものとは――。序盤の絶望感が強く伝わってきました。夜空の景色は変わらないのに、『彼ら』と出会う前と後では主人公の見え方が異なっているように思えたのが、とても印象深かったです。願わくば、『彼ら』のように強く生きてほしいと思います。