お近くの付喪神 ~爺は幸せを見届けるまで諦めない~
美袋和仁
第1話 お近くの付喪神
「.....力及びませんでした」
「.....っ、ああぁぁっ!!」
深々と頭を下げる医師の前で泣き崩れる両親。深夜零時丁度に、一人の少年の命が散った。
『ごめんね、お母さん』
嘆く両親の横で佇む少年。彼の名前は太郎、今年十二歳。生まれつき難病に侵されていた彼を憂い、強く育つよう両親がつけてくれた名前である。
霊魂となり現世の器から解放された少年は、生まれて初めて病気の苦しみから解放された。なんと幸せなことか。
日がな一日、痛み止も効かない激痛に苛まれ、息をするのも辛かった日々。それから解き放たれただけでも僥倖だ。
自分は幸せだった。両親の愛情に包まれ、苦しい闘病生活の毎日でも幸せだったのだ。
それを伝えたいが、今の自分には伝えられない。
.....なんでもっと早く口にしておかなかったんだ、僕は。
呼吸器をつけられる前に伝えておくべきだったと臍を噛む少年。
大好きだと。お母さん達のもとに生まれて幸せだったと。伝えたくなった時には呼吸器をつけられており、言葉に出来なかった。
『ごめんね、お母さん、ごめんね、死んじゃって。ごめんね.....』
はらはらと泣きじゃくる少年に、あるモノが話しかけてきた。
《私が手伝おう》
『君.....? 話せるのっ?』
そこには五十センチ大のぬいぐるみ。
生まれた時からずっと抱き締めてきた温熱仕様のぬいぐるみ様である。
柔らかな素材で作られた熊のぬいぐるみは中にも張り巡らされた電熱線で温かく、いつも隣にいてくれた。
若干くたびれた感のある熊のぬいぐるみは、遺体が運び出されて部屋が無人になると、ひょっこり起き上がった。
『どういう? えっ?』
真ん丸目玉で驚く少年。
それにシニカルな笑みを浮かべ、ぬいぐるみはとすんっとベッドに胡座をかく。
《どうなっているかなんて、私にも分からない。けど、いつからか、私は意識を持ち、君の人生によりそってきたんだ。.....楽しかったね》
楽しかった。ああ、そうだ。
病院暮しの太郎を喜ばせようと、両親はイベントのたびに沢山の想い出を作ってくれた。
クリスマスや七夕。端午の節句も桃の節句も、内容を問わず祝ってくれたし、ハロウィンやバレンタインなども欠かさずやってくれた。
きっと普通の暮しよりも賑やかにやってくれていたに違いない。
幸せな日々を思い出して、再び涙が太郎の頬を伝う。
なだらかな曲線を描いて落ちる小さな雫を見つめ、熊は、よっこいせと立ち上がった。
《私の身体を貸そう。言葉は発せられないが、筆談とか、ジェスチャーとか、なんとかして御両親に伝えられるかもしれない》
『次郎君..... ありがとう』
太郎の弟だから次郎。母のネーミングセンスに苦笑いしたのは、いつのことだったか。
《私のようなモノを付喪神というらしい。詳しくは分からないが、長く大切にされたモノには魂が宿ると言われているとか》
『へぇ..... 次郎君は物知りだね』
《.....母御のスマホを借りてな。色々覚えたのだ》
どうやら付喪神化した熊は、ネットを駆使して学んでいたようだ。
《受け入れるぞ。ほれ、手を貸せ》
ぬっと伸ばされたぬいぐるみの手を取ると、少年の幽体が吸い込まれ、気づけば彼の目の前に知らない老人が立っていた。
《どのくらい交代しておれるか分からん。急げよ?》
『次郎君? 弟じゃなくて、お爺ちゃんだったんだねぇ』
ぽかんっと呟く太郎を急かし、熊だった老人は覚束ない足取りのぬいぐるみを見守る。
『歩きづらい..... うひゃあっ!』
べしょっと倒れたぬいぐるみは、はあはあと息を切らせて病院の廊下隅へ這いずっていった。
そしてもっさりした己の手を眺める。
こんな手で字が書けるだろうか。
太郎は思わず泣きたくなるった。そんな少年を見下ろし、次郎らしき爺が彼を励ます。
《諦めるな。すでに死んでいるんだ。思い残すことがないよう頑張れ》
『.....うん』
何も考えずに病室から出てきてしまったが、どうするべきか。
こんな人の多い所でぬいぐるみが動いていたら大騒ぎになるだろう。両親とコミュニケーションをとることさえ叶わなくなるかも。
『家に.....行く』
太郎の紛い物なガラスの目玉が、キラリと光った。
《場所は分かるのか?》
『住所は知ってるから。これをこうして.....』
誰にも見えないらしい次郎君と動くぬいぐるみの太郎は、病室から抜け出し、物陰で母親のスマホを起動する。
熊の手をつかってもスマホは動かせず、次郎はどうやっていたのかと聞くと、彼は指をそっと画面に滑らせた。
途端にスルスル切り替わるスマホ画面。
《理屈は知らんが、私は電子機器に触れられるらしい》
つまり熊の手から己の指を出して操作していたのか。
前に調子にのって、給湯室の電子レンジを動かし、太郎のお菓子を爆発させたこともあるらしい。
《温かくしたほうが美味いと思ったのだが..... まさか、袋が弾けるとは》
しかも中身はチョコケーキ。袋の裏はアルミコーティングされていて火花をあげつつ溶けていく。ドロドロになったお菓子は食べられなくなり、弾けた袋と飛び散ったチョコで大惨事の電子レンジ内部に大慌てした次郎である。
『一時、すごい甘い香りが次郎君からしてたのは、そのせいだったんだね』
《うむ。面目ない》
赤面する髭爺。善かれと思ってやってくれたのだ。後始末もちゃんとしたようだし、問題もない。
ドジな付喪神をクスクス笑って、太郎は次郎にナビマップの表示を御願いした。
《近いな。歩いて十分くらいか》
『.....僕のせいだよ』
太郎の両親は、彼に某かが起こればすぐに駆けつけられるよう、病院近くに住まいを移したのだ。
こんなに愛されていたのに、とんでもない親不孝をしてしまった。
じわりと胸中に拡がる哀しさ。それにつられて、無機質な紛い物の眼から涙が零れた。
理屈なぞ分からない。ガラスで出来ている熊の眼に浮かぶ涙は本物だ。
ほたほたと泣きじゃくる太郎を労り、次郎がすくっと立ち上がる。
《行こう。葬儀の準備や連絡などで両親も、一度は家に帰るだろう》
なにしろ母親のスマホはここにあるしな。と、にんまり笑う次郎君。
それがなくとも、普段あまり付き合いのない親戚らにだって連絡だけはしないとだろう。
そういった連絡網があるのは自宅だ。
大きな両手で涙を振り払い、太郎は、むんっと奮い起つ。
そうして二人は両親のマンションを目指して、人目を避けながら自宅の扉前までやってきた。
それぞれの各室玄関が独立した造りの高級マンション。エレベーターが出て少し先に門と柵があり、その先に玄関扉が見える。
綺麗に咲かせたプランターや鉢が所狭しと並び、沢山の物陰が出来ていた。
『ここでぬいぐるみのふりをして待とう』
《そうさな》
扉横にポテリと座り込み、太郎は両親の帰宅を待つ。病院から来るときに持ち出したメモ帳と鉛筆を器用に腕で挟んで、なんとか文字を書いた。
いびつに歪んだ文字だが、読めなくはない。ミミズのようにのたくる線で書かれたのは、『ありがとう 幸せでした たろう』
シンプル イズ ベスト。
出来上がったメモを眺めながら、太郎は満足そうな笑みを浮かべる。
『読めるよね?』
《ああ、大丈夫だ》
ふふっと笑顔を見合わせる二人。するとそこへ太郎の両親がやってくる。
このマンションはエントランス方式で、各々の玄関が独立していた。そのため、玄関のアーチからこちらへは暗証番号を入れないと入れない。
その暗証番号も母親のスマホにあったので太郎達は入ってこられた。他の人間の目につく心配もなかったため、安心してメモを書くことも出来たのだ。
書いたメモを両手にし、胸をドキドキさせる太郎。
そんな彼の幸せな期待を余所に、両親は何やら楽しげにエレベーター前で喋っている。
「ようやく終わったわね、長かったわ」
「全くだ。生き汚いというか、しぶといというか..... 人生を無駄にさせられたよな」
信じられない言葉を耳にして、太郎は硬直した。
.....え?
弾かれたように次郎が両親を睨み付けるが、彼の姿は人間に見えない。なので、足元近くにいるぬいぐるみを気にもせず、太郎の両親はうんざりした口調で話を続けた。
「でもまあ、役にはたったわよね。難病指定で医療費は無料だったし、障害認定も受けられて年金もらえてたし?」
「だな。俺の両親も初孫可愛さか、財産の殆どを太郎に生前贈与してくれたもんな。おかげで、こんな設備の良いマンションも買えた。初孫様々だよ」
《そんなモノのために与えたのではないわっ!! 我が息子ながら情けないっ!!》
息子? 次郎君、お父さんのお父さん? お爺ちゃんだったの?
太郎の知らぬ話が次々と両親や次郎から語られる。今までの憤懣もあるのだろう。二人の口はやたら滑らかだった。
そこで自宅の扉が開き、中から可愛らしい女の子が出てくる。
「お帰りなさいっ」
元気に両親を迎える少女。太郎はこの子を知らない。
ただいまと応え、仲良く家に入ってく三人は、どこからどうみても微笑ましい親子だった。
自分が憧れても得られなかった光景。常に生命維持装置を必要とする太郎は自宅に帰る許可すらおりなかったから。
無情にも閉まる扉を物陰で見つめ、少年は無感動な声で呟く。
『僕の.....妹なのかな?』
《.....一つ違いのな。あやつら、ここまで性根が腐っておったとは》
忌々しげに吐き捨てる老人。それを、つと見上げ、太郎は物憂げに口を開いた。
『お爺ちゃん?』
《.....ああ》
次郎と呼ばれていたぬいぐるみの何かは哀しげに眼を細める。
どうやら彼は色々と知っているらしい。
《お前が産まれた時。先天的な難病に侵されていると宣告されてな。.....ありったけの金をお前名義で譲ったのだ。満足のいく治療を受けられるようにと。.....まさか、治療費免除なうえ、障害者年金まで出てたとはしらなんだが》
全ては両親の懐の中。
太郎が二歳になる前に不慮の事故で他界した祖父。その祖父が一歳になった孫に贈ったプレゼントが、件のぬいぐるみだった。
太郎が一人で寂しくないよう特注した、電熱線内蔵のぬいぐるみ。長く孫の傍らを温めてくれるようにとの願いが込められた逸品である。
妹の出産のさいには、ずっと太郎の看護を引き受けてくれていたらしい。
きゃっきゃ、うふふと笑い声がもれる明るい窓を見上げ、祖父から話を聞いた太郎は、なんとも言えぬ悲壮な表情を顔に浮かべた。
『僕はいらない子だったんだねぇ.....』
《そんなことはないっ!!》
ぎょっと顔を強ばらせる次郎に、ぬいぐるみは力なく首を振る。
『もっと早くに死んでいたら良かった。お母さん達も、正直に言ってくれたらいいのに』
《太郎っ!!》
慌ててぬいぐるみを抱き締めようとする祖父だが、霊体らしい彼の両手はぬいぐるみをすり抜ける。
『僕のことが邪魔だってさぁ..... 死んで欲しいってさぁ..... ぁぁああっっ!!』
わんわんと嘆く太郎。その哀れな姿を見て、彼の祖父はやるせない想いで一杯になった。
ぐぬぬっ! 電子機器は反応するのに、なぜだっ!
昔から電気は幽体と性質が似ているとか、相性が良いとかの四方山咄はある。嘘か本当か知らないが次郎が電子レンジやスマホを操れたあたりを考えると真実かもしれない。
そんなやくたいもない事を脳裡に浮かべていた老人の前で、熊のぬいぐるみは再び、ほたほたと泣き出した。
『知らなければ良かったなぁ..... 変な後悔なんて持たずに、あのまま消えてしまえば良かったよ』
《太郎っ! 間違えるなっ!》
ぐすぐすと鼻をすすり、顔を上げるぬいぐるみ。
涙でびしょびしょなのも不思議なら鼻がたれているのも、また不思議。
その心許なげない熊の顔を真摯に見据え、老人はこんこんと諭した。
《確かにアレらの言葉は聞くにたえん。だがきっと、アレらも最初からああだった訳ではないと思う》
産まれてきた子供を喜び、その不運を嘆いた時期もあろう。それが慢性化し、煩わしさを覚えるようになるのも世の常だ。
疲れ果て、何もかもを投げ出したい。見たくない。消えて欲しい。
長い人生のなか、色々な場面でそんな感情を誰しもが抱く。
十二年も見守ってきたのだ。両親が太郎に愛情を持たないわけがない。今日は生きているか。明日には死んでいないか。そんな気持ちが長く続くと、人は感情を凍らせ始める。
今日も生きているのか。存外しぶといな。など。
破滅的な思考で、己の精神に均衡をとろうとするのだ。その時、その時さえ善ければいいと感覚を麻痺させる。
祖父の説明を聞きつつも釈然としない太郎。目玉を涙で溺れさせ、えぐえぐと嗚咽を上げ続けた。
《でなくば、あれほど楽しそうに太郎の誕生日を祝ったりすまい?》
過去に全力でイベントへ取り組んでいた両親の姿。ちょっと子供じみてやしないかと、呆れるような眼差しを向けた自分。
先程の人でなしな言葉を聞き、その思い出も対外向けな見せかけだと思っていた太郎だが、見せかけであそこまで人は熱くならないだろうとも思った。
《人間は弱いモノだ。心も容易く移ろう。お前は間違っていないし、あいつらの不出来でしかない。太郎が気に病むことはないんだよ》
妹がいることを知らせなかったのだって、彼等なりの優しさかもしれない。床から起きられない太郎に、これ見よがしで健常な妹をみせつけられなかったのかも。
成長していけばその落差は如実となり、きっと太郎は妬み嫉みを覚えた。でなければ逆に執着し、会いたいとか駄々を捏ね両親を困らせたことだろう。
《両親の態度は外面だけかもしれないが、間違いなく太郎を幸せにしてくれた。それに太郎は感謝を伝えたかった。それだけだろう? 履き違えてはいかんよ?》
そうだ、両親の思惑はどうあれ、自分は幸せだった。それを伝えようとやってきたのだ。
柔らかな祖父の声に頷き、太郎は扉の横にメモを立て掛ける。
すると雲の切れ目から目映い光が舞い落ちた。
《お迎えだな。元気でな、太郎》
『うん。お爺ちゃんもいこ?』
《私は登れないのだよ。ちょいと理由があってな》
言葉を濁す祖父を不思議そうに見つめ、太郎は光に溶けていった。
《今度こそ元気に産まれてこいよ》
厳かに天上へと還る光を見送り、次郎はぬいぐるみに戻ると、その場にポテリと横たわる。
そして月日が経ち、太郎の両親は娘を連れて墓参りに訪れていた。太郎の。
「お兄ちゃんがいることを教えてくれなかったなんてっ! 未だに恨んでるからねっ!!」
「.....あの頃は看病疲れで、アタシ達もどうかしていたのよ」
「.....ああ」
両親は、一時とはいえ我が子の死を喜んだことを恥じていた。
事実、そのようだったのだとしても、あの時はえもいわれぬ解放感に酔っていたのだ。
その二人を正気に戻した玄関先のメモ。
『ありがとう 幸せでした たろう』
それを見た瞬間パキリと脳裡にヒビが入り、長い闘病生活のアレコレが暴れ出る。苦楽を共にしてきた十二年。その全てが、まるで昨日の事のように脳内で暴れだした。
臍を噛んで慟哭を上げる二人。それを困惑げに見守る妹。
ここでようやく、彼女は兄の存在を知ったのである。
「全力でお兄ちゃんに謝ってよね! でないと、この子、抱かせないからっ!」
はいはいと神妙に頷く太郎の両親。彼等も歳をとり、孫を得た。
今なら分かる。太郎に全財産を譲った父親の気持ちが。
太郎の両親が目に入れても痛くないと思う初孫の横に鎮座する古びたぬいぐるみ。
件のメモと共に横たわっていたぬいぐるみを、両親は太郎の贈り物として大切にしてきた。
正直、何が起きたのかは分からないが、太郎の書いたモノとおぼしきメモがあり、その傍にぬいぐるみが落ちている。
.....どう考えても、このぬいぐるみがメモを運んできたとしか思えない。
馬鹿馬鹿しい。無為な感傷だ。そう思いつつも、彼等はぬいぐるみを手離せず、そのまま、ズルズルと大切にしてきたのである。
そしてそのぬいぐるみは、温熱機能が高性能なこともあり、初孫に譲られた。
《絶対に見届ける》
母親がつけた名前で未だに呼ばれる次郎君。
『孫を放っておけんっ! 私は孫の幸せを見届けるまで、ここから動かんぞっ!』
自分が事故で亡くなった途端、ぬいぐるみに憑依して居座る太郎の祖父。
その頑迷さに辟易した御迎えは、彼を付喪神とし、現世に存在することを許した。
《満足したら、上がってきてくださいね》
投げやりな一言を残して天上へと消える御迎え様。
それを冷ややかに一瞥し、太郎の祖父の、虚仮の一念付喪神ライフが始まったのだ。
《今度こそ、お前の幸せを見守ろう》
大人達に気づかれぬよう、熊のぬいぐるみはチョンチョンとチャイルドシートの赤子をつつく。
にへっと笑う初曾孫の一郎君。
《おかえり》
『ただいま、お爺ちゃん』
なんと、一郎君は前世を覚えているようだった。
一説に、赤子の多くは前世を覚えていると言う。だが、成長し、現実を学ぶなかでその記憶は薄れ消え失せるとか。
今だけの交流かもしれないが、太郎君の生まれ変わりに歓喜で涙ぐむぬいぐるみ。
「あれぇ? 一郎君のヨダレ?」
赤子に寄り添うぬいぐるみの目に滴る液体を拭く太郎の妹。
『お兄ちゃんだよっ!』
《無茶を言う》
満面の笑みな赤子と苦笑いの熊。
ここから始まる太郎君の幸せライフは付喪神化した祖父の力業によって確約された。
二人の新たな門出に乾杯♪
お近くの付喪神 ~爺は幸せを見届けるまで諦めない~ 美袋和仁 @minagi8823
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