アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ５

第52話：破壊を裁く弁護士

チャプタ―１

ここは、事務所である。

「ペインを何とかしないと。」

「柔という人物も厄介な者を。」

「コアを破壊すれば。」

「中心部って事ね。」

「それなりの強靭な力が必要だな。」

「ブレードギラーとか？」

「試してみます。」

「それじゃ、行って来い。」

「気を付けてね。」

「行って来ます。」

チャプタ―２

ここは、東京タワーのてっぺんである。

そこには、ティタニィーが居た。

「フフフッ。街中をオマエタチだらけに。」

ティタニィーは、オマエタチの大群を召喚した。

「アケーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「もっと、騒ぎなさい。」

チャプタ―３

そこへ、新しい正義の味方がやって来た。

「何なんだ？　この大群は？　はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

その正義の味方は、拳や蹴りで、次々とオマエタチ達を倒していった。

「キエーッ。」

「な、何者だ？」

「破壊を斬る忍。真空の忍者キマイラ。見参。」

チャプタ―４

「邪魔するな。闇幻衝。」

ティタニィーは、闇を想像して術を放った。

「危ねえ。お返し。」

忍者キマイラは、手裏剣を投げ付けた。

「痛－っ。何すんのよーっ。」

「神獣剣。斬幻衝。波動流星斬。」

忍者キマイラは、ティタニィーを斬り裂いた。

「ウワーッ。くっ。おのれ。」

チャプタ―５

そこへ、異彩弁護士　咋巧に変身した私は、通り掛かった。

ちなみに、フレイアモードである。

「あの人、誰？」

「さあ？　でも、悪い人ではないな。」

「この狐野郎ーっ。」

「狐だけど？　って、ん？」

「どちら様ですか？」

「忍者キマイラ。それじゃ、また。」

忍者キマイラは、キマイラＩという名のスクーター型の物に乗って

走り去って行った。

「イライラしてるんですけど？」

「だったら、浄化します。」

「えっ、何？」

「レヒツァンスコア。」

私は、レヒツァンスコアを構えた。

「聖幻衝。レヒツァンエントギフテン。」

私は、ティタニィーを浄化した。

「し、しまった。アプストライフェーーーン。」

ティタニィーは、アシナガバチだった。

「勝訴。」

チャプタ―６

私は、再び、レヒツァンＨに乗って走り出した。

「広場とか近くにない？」

「とにかく、行ってみるか。」

私は、オマエタチの大群をレヒツァンブラスターで一掃しながら、

進んで行った。

「キエーッ。」

「何体、居るの？」

「きりが無いな。全く。」

チャプタ―７

私は、京浜島へ辿り着いた。

「ここで待ってて。」

「行って来い。弁護士さん。」

「召幻衝。レヒツァンカプリ。」

私は、召喚したレヒツァンカプリに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、レヒツァンカプリを人型に変形させた。

「レヒツァンフリート。」

チャプター８

「宇宙まで、行ける？」

「行けるさ。せーのっ。」

レヒツァンフリートは、地球の外へ出た。

「この何処かにペインが居るはず。」

「あのでかい天体か？」

「うん、そのはず・・・。」

「よくここまで来たな。」

「あなたは、何者？」

「我が名は、惑星型巨大獣帝ペイン。」

「お前の好き勝手にはさせないぞ。」

「ほざくな。フハハハーッ。」

ペインは、破壊の音波を放った。

「ウワーッ。」

「ウワーッ。」

レヒツァンフリートは、勢い良く、地球に落下した。

「レヒツァンフリート？」

チャプタ―９

「クククッ。騙しの力のみの私には、何も通じぬ。」

「そんな事はない。だって、その力は、良くない邪な力だから。」

「ならば、貴様が、消えろ。」

私は、ペインの幻衝力のレーザーを防いだ。

「何っ？　ならば、はーっ。」

ペインは、赤色のブレスを吐き出したが、私には、全く通じなかった。

「私の音色で、消え伏せるが良い。」

ペインは、破壊の音波を放ったが、私は、ブレードギラーで打ち消した。

「ば、バカな。何故、通じぬ？」

「消えるのは、ペイン。あなたよ。」

「ふざけるな、人間。」

「私が癒してみせる。レヒツァンフォレスト二ヒツギフテンインペール。」

私は、ペインを巨大な本に封じ込めて、癒しの力を全て注ぎ込んだ。

「こ、これが、癒しの力？　朽ち果てていく。だが、これも悪くない。」

ペインは、超新星爆発みたいに大爆発して、跡形もなく消滅した。

チャプタ―１０

ここは、上大崎である。

私は、ベンチで休んでいた。

「これで、勝訴か。」

そこへ、間側がやって来た。

「咋巧。この事件の真犯人が理解ったぞ。」

「それで、誰なんですか？」

「首領と名乗っているこの人物だ。」

間側は、その人物が写っている写真を私に手渡した。

「このフルフェイスの？」

私は、レヒツァンＨに乗って、首領捜しに走り出した。

「何処に居るか理解る？」

「さあ？　手掛かりでもあればな。」

その時、私は、写真の裏を見た。

「これは、手掛かりになるかも。晴海まで、行ってみよう。」

「了解。」

レヒツァンＨは、加速した。

チャプタ―１１

ここは、首領のアジトである。

「惑星型巨大獣帝ペインが敗れました。」

「ほう。そんな奴が居るのか。」

「いかが致しましょう？」

「私に任せておくが良い。クククッ。」

チャプタ―１２

私は、晴海へ辿り着いた。

「あんな入り口、あったっけ？」

「いや、初めて見た。」

「とりあえず、進んで。」

「理解った。そりゃーっ。」

チャプタ―１３

私は、首領のアジトへ辿り着いた。

「ここが、敵の本部？」

「間違ってはいないと思うけど。」

「行って来る。レヒツァンチェンジ。」

私は、異彩弁護士　咋巧に変身してから、奥へと進んだ。

チャプタ―１４

「遂に、ここまで来たか。」

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊を裁く弁護士。異彩弁護士　咋巧。首領、あなたを提訴します。」

「ライカン兵。」

首領は、十体ものライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１３

「喰らえ。幻衝光線。」

首領は、左手から、幻衝力の光線を放った。

「レヒツァンブラスター。シュート。」

私は、飛び上がって、幻衝力の光線を回避しつつ、首領を狙撃した。

「ウワーッ。くっ。喰らえ。必殺：やちぼこり。」

首領は、目くらましをした。

「ん、何処へ？」

「し、しまった。私まで。」

首領のやちぼこりという名の必殺技は、自分まで、

目くらまししてしまうのだ。

「こうなったら、棒高跳びのようりょうで。」

私は、レヒツァンジャベリンを両手で持って構えた。

「脚、幻、衝ーーーっ。」

私は、走って行き、途中で、レヒツァンジャベリンを突き刺しつつ、

飛び上がった。

「はーっ。」

私は、一回転し、首領にフルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

そして、首領の仮面は、真っ二つになった。

だが、下に同じ物をかぶっていた。

「またな、咋巧。フハハハーッ。」

「待ちなさい。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げられた。」

エピローグ

チャプタ―１

ここは、事務所である。

「咋巧の奴、帰って来ますかね？」

「きっと、帰って来るさ。」

「いつぐらいだと、思います？」

「それは、私にも理解らない。」

「済いません。はーっ。」

缶は、溜め息を吐いた。

チャプタ―２

私は、レヒツァンＨに乗って、何処かを走っていた。

「戻るに戻れないな。」

「咋巧。今なら、まだ。」

「良いって。良いって。行って。」

「了解。何処までもついて行きます。」

「頼もしい。」

チャプタ―３

私が、何処へ行ったかって？　想像に御任せします。

それじゃ、またね。

破壊を裁く弁護士　異彩弁護士　咋巧。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―完―