第51話:判決
チャプタ―1
ここは、事務所である。
「いつでも、行けます。」
「ああ。裁判所だな。」
「勝てる見込みは?」
「ある。行きましょう。」
「それもそうだな。行くぞ。」
「はははっ。ついていけない。」
チャプタ―2
ここは、裁判所である。
私達は、柔とティタニィーに遭遇した。
「あ、あなた達は?」
「私を裁けるのか?」
「裁いてみせるさ。」
「へへへーん。無駄だよ。」
「やってみないと理解らいよ。」
「良かろう。勝負だ。」
チャプタ―3
そして、裁判が始まった。
「裁判長。この二点を証拠として提出します。」
私は、柔の起こした事件の物的証拠を提出した。
「柔。あなたにお聞きします。」
「ほう。どんな事を?」
「あの車百台を一日で破壊しましたね?」
「だって、目障りなんだもん。」
「続いてもよろしいでしょうか?」
「はい。何でも。」
「飛行機内で、キエーレ剤を?」
「したわよ。まあ、15kgぐらいね。」
「どうして、あんなに危険な物を?」
「高値で売れるから。」
「この山を崩壊させたのも?」
「何となく、ストレス解消で。」
「一時、休廷。」
チャプタ―4
「証人、入ります。」
「許可します。」
「あなたは、あの刀を見ましたか?」
「はい。その刀で森林を次々と。」
「どれくらいの速さでしたか?」
「ほんの数分で。」
「えっ。」
私は、一瞬、止まった。
チャプタ―5
「柔被告人。あなたに弁護士や検察は?」
「居ませんよ。ここを丸ごと。」
「今の発言を撤回しなさい。」
「するもんですか。はーっ。」
柔は、デッチアゲに変身した。
「ウワーッ。キャーッ。」
「フフフッ。さあ、来なさい。咋巧。」
「レヒツァンチェンジ。」
私は、異彩弁護士 咋巧 フレイアモードに変身した。
「そこまでよ。」
「変身したわね。それじゃ、早速、な、何者だ?」
「破壊を裁く弁護士。異彩弁護士 咋巧。巳津輸 柔。あなたを提訴します。」
「オマエタチ。」
デッチアゲは、五十体ものオマエタチを召喚した。
「アケーッ。」
「レヒツァンブラスター。シュート。」
私は、オマエタチ達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―6
「アハハハッ。これが恐魔丸の力よ。恐魔丸烈風。」
デッチアゲは、恐魔丸の刃先から、幻衝力の風を放った。
「ウワーッ。ブレードギラー。」
私は、ブレードギラーを手に取って構えた。
「恐魔丸無双。」
「斬幻衝。連幻衝。乱幻衝。」
デッチアゲと私は、互いに斬りまくった。
「ウワーッ。やるわね。」
「柔。あなたもね。」
「恐魔丸不死鳥斬。」
「ブレードギラー二ヒツフェニックス。」
デッチアゲと私の技は、ぶつかり、大爆発した。
チャプタ―7
「柔。どうして、こんな事を?」
「私を騙した人間どもに復讐する為よ。」
「関係ない人達まで。」
「そうよ。それが私のやり方よ。それに、ペイン様こと惑星型巨大獣帝ペインは、
騙しの力そのものの塊よ。」
「レヒツァンスコア。」
私は、レヒツァンスコアを構えた。
「聖幻衝。レヒツァンエントギフテン。」
私は、デッチアゲを浄化した。
「咋巧。もう、手遅れよ。アプストライフェ。」
そこへ、ティタニィーがやって来た。
「用済みです。」
ティタニィーは、デッチアゲの持っていた恐魔丸をデッチアゲに突き刺した。
「ティタニィー。貴様。」
「恐魔丸の念の力を使いましたね。」
「咋巧。ペインを倒して、この世界を救って。」
デッチアゲは、人間の姿に戻ったが、消え去った。
チャプタ―8
「クククッ。良い気味。破壊の炭酸。」
ティタニィーは、巨大なデッチアゲの幻覚を出現させた。
「グオーッ。」
「召幻衝。レヒツァンカプリ。」
私は、召喚したレヒツァンカプリに飛び乗った。
「カイザーモード。」
私は、レヒツァンカプリを人型に変形させた。
「レヒツァンフリート。」
チャプタ―9
「旋幻衝。フハハハーッ。」
デッチアゲの幻覚は、竜巻に姿を変えて、突撃した。
「ウワーッ。やっぱり、強い。」
「レヒツァンシールドが壊された。」
「これでも、喰らいなさい。」
デッチアゲの幻覚は、触手で、レヒツァンフリートを縛り上げて、
地面に叩き付けた。
「ウワーッ。何て早さなの?」
「どうにか出来ないものか。」
「消えなさい。はーっ。」
デッチアゲの幻覚は、青色のブレスを吐き出した。
「ウワーッ。レヒツァン二ヒツソニック。」
「その手があったな。はーっ。」
レヒツァンフリートは、デッチアゲの幻覚を狙撃した。
「ヌオワーッ。」
「剣幻衝。レヒツァンシミター。」
レヒツァンフリートは、出現したレヒツァンシミターを手に取って構えた。
「斬幻衝。レヒツァン二ヒツスライザー。」
レヒツァンフリートは、デッチアゲの幻覚を一刀両断した。
「ギャーッ。」
デッチアゲの幻覚は、爆発して消え去った。
「勝訴。」
チャプタ―10
「デッチアゲの持っていた騙しの力も。」
ティタニィーは、柔の集めた騙しの力とデッチアゲの幻覚の力も
ペインに捧げた。
「これで、完璧だ。」
「あの天体は?」
「惑星型巨大獣帝ペインだ。」
「ペイン様、どうぞ。」
「良かろう。はーっ。」
ペインは、破壊の音波を放った。
「ウワーッ。」
「ウワーッ。」
私とレヒツァンフリートは、吹っ飛んだ。
私は、変身が解けて、レヒツァンフリートは、レヒツァンカプリに戻った。
チャプタ―11
そこへ、間側と缶がやって来た。
「咋巧。大丈夫か?」
「凄い衝撃音だったよ。」
「私が止めないと。痛たたーっ。」
「一端、事務所へ戻るぞ。」
「その方が良さそうです。」
私達は、その場を後にした。
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