ガラスの靴は持ってない。でもガラスの向こうに「彼」は居た。

いわゆる(いわゆるって何だよ)寂しいOL(オフィスレディ)が、「私はレディなんかじゃない」と自嘲するところから始まる短編です。

シニカルな視線を持った読者なら、ふーんシンデレラねえ、イケメンなら婚活的には底辺じみた彼氏を王子様に見立てるなんて、いかにもF1層向けの感性だよね、などと思いながら(すみませんそれは私です)も、この作者さんお得意の煌めく会話描写に魅かれて読んでいくと……

トレンディードラマを結構見ちゃうかたと、タイトルにあるシンデレラという意味を知りたいと思ったかたにオススメ。
1読/1完(たぶん)1にてレビュー。