おじいちゃんのティディベア

とても綺麗に物語が繋がっていました！
本屋じたいもとても素敵なのですが、登場人物が親しさの中にも礼儀と信念がしっかり描かれておりお互いを思いやれることの大切さが胸に染み入ってくる良作でした！

幻想的な本屋で買い物をする二人の少女。

一人の少女が、テディベアが表紙に載った雑誌を見つけます。
そのテディベアは、彼女がどうしても欲しいぬいぐるみ。

友人は疑問に思います。
「彼女は部屋にぬいぐるみなんて置かない子なのに、なんでテディベアが欲しいんだろう？」

少女は雑誌を買おうとしますが、お金が足りません。
友人は「貸すよ」と言いますが、彼女は、お金の貸し借りはしない主義。

少女がどうしても欲しいテディベアに隠された物語は？
少女が友人からお金を借りない理由は？
そして少女は、雑誌を手に入れられるのでしょうか？

家族と友情のあたたかさを思い出させてくれる、素敵な短編です。

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本好きの女子高校生2人の会話を中心に、テンポ良く進む物語です。

あるティディベアに対する彼女の想いが、じんわりと心に染みていくような、あたたかい気持ちになります……！

作品中の「海の本屋」が気になった方は、作者様の前作をお読みすることをおすすめします！
とても素敵な世界観ですよ♪