第7回のお題「いいわけ」

 お題の「いいわけ」をみて、前回の「アンラッキーセブン」を出した言い訳をカクヨムはしたいのかしらんと邪推した。

 それはともかく、「いいわけ」には、意味が複数存在する。

 漢字表記にすれば、「言い訳」「言い分」の二つがあり、それぞれ意味合いが違う。また、「良い訳」と書けば、三とおりの意味を持っている言葉になる。

 これらをどう使い分けて書くかに、お題の真意があるのかもしれない。

 

 お題を見たとき、お話の手直しに頭を働かせていたため、アレコレ考える余裕がなかった。

 今回は最後のお題。

 お題が出る前から、一人が一方的に話すのではなく、二人の掛け合いにしようと考えていた。

 なので、会話劇っぽくなる読み物にしようと即決する。

 会話のやり取りなら、小難しい話はよろしくない。

 安易ながら、安直ネタを選択。

 説明したら『言い訳するな』といわれて理不尽に感じた話を題材にしてまとめた。

 会話を優先させたため、描写が少ない。

 キャラ作りにほとんど時間を書けていないため。

 書きながら性格付けをしていったため、書き終えて読み直した時「この二人って、こんな性格だったのか」と作者自身が驚く。

 もう少し人物描写を書き込んでもよかった、と反省する。

 

 オチをどうするか。

 書き出しながら、そればかり考えて作っていた。

 笑いを取りにいくオチは必要はない。

 上手くまとまる終わりを目指した。

 そもそもオチは、よそから持ってくる必要はなく、作品の中から考えればいい。

 前半の「結論から先に話す」の後に後半部分を書き足しながら、その中からオチを見つけてまとめた。

 書き終えて読み返し、まとまるように修正した。

 オチはあってもなくてもいいのだけれど、短編はオチがあったほうが読後がいい気がする。


 活字を読めなくなってから随分時間がかかったけれど、WEB小説だけでなく紙の書籍もまた読めるようになり、お話作りもできるようになって本当によかった。

 最近ようやく、書いていて楽しいと思えるようになった。

 みなさんのおかげです。

 ありがとうございました。

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