ある日の約束

オムライス

出会いそして別れ、、、

私はある男の人に一目惚れしてしまいました。

その男は学校にきたらアイドルが来たのではないのか?というぐらいに女子が集まりお祭り騒ぎになり先生たちがSPのように男を守ります。

しかし私はいじめられっ子で灰色の世界が広まっています。

なのにいつもあの男のひとは私がなにか困っているといつも声をかけてくれます。(それがいじめられる原因でもあるんですけどね。)

なんで私なんかに声をかけてくれるんだろう?

と男が声をかけると思っています。

いじめの原因は男のせいなのに声をかけてくれるだけで嬉しくなってしまい、いつの間にか男を目で追ってしまいます。

私があるときにいじめられているときにあの男がいじめている現場を見られてしまいました。

その男のひとはどうおもったのかな?もう見て見ぬふりをされしまうのかな?と悲しくなりました。

しかしあの男は私を助けてくれたのです。

【いじめられた現場を見たのになんで私を助けてくれるの!!】と強い口調で話してしまいました。

【助けてくれても意味がないよ。もうあなたに無様な姿は見せたくなかった、、、】と泣いてしまいました。

その男は私に

(なんで?)

と聞いてきたので私はついかっとなってしまって

【あなたが私を助けてくれるからみんなが嫉妬して私をいじめてくるの!!だからもうあなたと関わりたくないの!!もう声をかけてこないで】

と八つ当たりぎみに突き放して走ってその場を離れてしまいました。

その次の日に私は嫌な気持ちで学校に行っていましたがその登校中にあの男が近くに来て私に言いました。

(保育園の時の約束覚えている?)

と聞いてきたので私は

【あなたと同じ保育園にいないですよ?】

というとあの男のひとは

(いつも僕は君のそばで笑えていたんだよ)

と言われても思い出せないので

【そんな人いなかったしいたとしてももう覚えていないですね】

というとその男のひとは悲しそうな顔で

(そっかもう昔のことで思い出せないんだね、、、)

と悲しそうにいいました私は

【そんな昔のこと言われてもわからないよ】

というとその男は

(小さい頃に僕は死んだんだ)

といったけど

(私は皆に人気者で先生にはSPがついてるから見えてるからあなたは死んでいないわ。もし死んでると言うなら今のあなたはなんなの?)

というと男は

【本当なんだよ。君が僕を助けてくれたように今度は僕が死んでもいつか助けたいと思ったから神様にお願いして君を笑顔にするまで生き返らしてくれたんだ】

といいました。

私はその言葉聞いた瞬間に保育園の時の記憶が戻ってきました。





~公園で~

男 うわぁーん

私 なんで君は泣いてるの?

男 友達が出来なくてひとりぼっちで寂しいから泣いてるんだよ。君も僕を笑いに来たの?

私 なら今から私が君の友達になってあげる。そして君が笑っていられるように私が横で一緒に笑ってあげるね!!




〜月日が経ち〜

私 ねぇねぇ

男 なに?

私 約束してほしいことがあるんだ

男 どんなこと?

私 二人のどっちかが困っていたら絶対に助ける 。助けた分だけいつか違う人が助けてくれるはずだからね。

男 そんなこと簡単だよ。もう君に助けてもらったから次は僕の番だね!!





~現在~

そんな約束を思い出しました。

男が言いました

男は私にたくさん助けられた。 だからその分だけお返ししたけどもう行かなきゃ、、、

と悲しそうな顔で言いました。

私は約束覚えていてくれてありがとう。もうあなたのこと忘れないから!!

といったらうれしそな顔で

君の笑顔を見れてよかったよ。 神様に無理言って良かった。とその場を離れてしまいました。

しばらくして私は約束を守りに来てくれた男はいつ死んでしまったんだろうと思い調べました。

私が高校に上がるときにいじめられて屋上から飛び降りたと新聞に書いてありました。男は助けを求めてたはずなのに、私が助けを求めた時には助けに来てくれたことを知ってますます男が好きになりました。



〜80年後 あるお寺で〜

子 またあのおばぁちゃんお墓で手合わせてる

親 私が小さい時から毎日手を合わせてる人がいるって噂になってたけど毎日来てるのかな?すれ違ったらちゃんと挨拶するのよ。

子 はーい 毎日来てるって凄いね。

親 ほんとに凄いわね。

私 ○○君大好きよ。私もそろそろ○○君のところに行くけど今度は私が助けてあげるからね。



バタン

子 ママおばぁちゃん倒れた!!

親 大変!!救急車呼ばないと!!


〜ある新聞の記事〜

昨日○○寺で○○ ○○さんが倒れて救急車に運ばれる出来事がありました。その場に居合わせた親御さんが言うには毎日お墓の前で手を合わせてる有名なおばぁちゃんだったということです。またおばぁちゃんは幸せそうな顔で、見間違いだったと思いますが、おばぁちゃんの手には誰かと手を繋いでるように見えました。と話をしていました。



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ある日の約束 オムライス @tunatuna

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