異世界転生して、猫耳の女の子が僕に興味を持って、ドキドキしてたら、実はその女の子は宇宙人で、僕は地球の運命を託された戦士だった件について
鬱病鬼面
第1話
ぼくの意識はぼんやりとしていた。
真っ暗で何も見えない。どこにいるのかもわからない。
ただひたすら不安と恐怖に襲われている状態だった。
そんな中、ぼくは耳元で何か囁かれたような気がした。しかし、その声は聞き取れなかった。なんて言ってたのかな?
何かがぼくに触れた。
少しづつ意識がはっきりとしてくる。
ぼくが目を開けると、その瞬間に周りは明るくなった。
そこには奇妙な姿をした生物がいた。それは、人間に似ていたけど、全体的に異様な雰囲気が漂っていた。その生物は微笑んでこちらに近づいてきた。
「おお、よく起き上がったな。君はすごいやつだね。」
生物は言った。ぼくは何が起こっているのか全く理解できなかった。
「君は特別だから、ちょっと遊ぼうか?」
生物は微笑みながら言った。ぼくは恐怖に打ち震えたが、動くことができなかった。
すると、生物はぼくを手招きし、一緒に何かをするように誘ってきた。
ぼくが反応できずにいると、生物は小さな鍵のようなものを手渡してきた。
それから生物は、それを飲むように指示してきた。
ぼくは、恐怖と不安から逃れるためにそれを飲んでしまった。
すると、すぐに意識が遠のいていき、世界は異様な色彩の歪んだ形状に変わっていった。
次にぼくが気がついたとき、ぼくは手足を失っていた。
そして、ぼくの前に現れたのは、自分自身だった。
自分が自分自身を見ている、という不思議な感覚に襲われた。
そして、ぼくは気がついた。
自分が生物に騙されて、自分自身を手足ごと提供してしまったことに。
ぼくは、手足がないために動くこともできず、ただそこにいるだけだった。
自分自身が提供されたことで、生物は自分の姿を借りて、自由に動けるようになってしまった。
ぼくは、絶望と憎しみを抱いた。
しかし、すでに手遅れであった。
ぼくは、自分自身が生物に利用されてしまったことを悔い、この世界から消えていくことを決意した。
―――こうして、ふたたび意識を失ったぼくは、この世界を去り、別の世界で新たな冒険を始めることになるのだった。
異世界転生して、猫耳の女の子が僕に興味を持って、ドキドキしてたら、実はその女の子は宇宙人で、僕は地球の運命を託された戦士だった件について 鬱病鬼面 @chamsmart
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