概要
かたちのない本を売る、本屋。『歩く本屋』、その正体とは?
KAC2023その1「本屋」
全世界規模の『大厄災』により、社会のかたちは一変した。
これまで通りとはいかない変革を求められ、教育の現場もまた相応の変化を迎えることとなった近未来――人々の「読書離れ」もこれと同時期に加速していった。
教育先鋭都市ミネルバはその最たるものである。
本屋に並ぶのは、辞典や学術書、参考書の類のみ。
そこに娯楽性を求めるのは、刑事罰の対象となる。
しかし都市には、奇妙なうわさがあった。
その者の求めに応じて、「かたちのない本」を売るという『魔人』――
名を、『歩く本屋』――
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?