最高に不幸でどうしようもなく幸せな、彼女のデスゲーム

 「ねぇ、ゲームしよう?」


 突如、廃校に集められた人々。僕ことしき君は、彼女であるれいちゃんに呼ばれてきていた。そこで始まったのは彼女主催のデスゲーム。参加者は全員彼女の知り合いだったのだ。
 そこで、れいちゃんは『誰かを一人殺したらなんでも願いがひとつ叶う』と告げる。
 参加者たちはどう思い、どう行動するのか。れいちゃんの目的はなにか。そして、僕の思い出せない記憶とは。


 読み進めるうちにだんだんとおかしくなってくる参加者たちの様子。しきと参加者たちの視点から少しずつ明かされていく、れいちゃんの謎。


 鬱展開なのに読み進める手が止まらない。今まで読んだ中で一番すてきなメリーバッドエンド。

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