懺悔の道行き


 校門付近には黒塗りの車が止まっていて、その傍には黒服の男が一人佇んでいた。運転手だろうか。

 高校の入口に明らかに一般車でないけったいな車が鎮座していて、さらにとても堅気には見えない男が誰かしらの訪れをじっと待っているその光景は、どうにも人目を引く。下校中の生徒たちが何事かと噂話をしながら通り過ぎていく。

 きっとあれに乗って目的地に向かうのだろう。急に肩がずしりと重くなったのは、鞄を背負っているせいだけではないだろう。


「……もう少ししのばれては?」

「必要ない。お嬢の安全が優先だ」


 そこへ歩を進めながら呆れたように言えば、下らないとでも言いたげな返答が返ってきた。

 そちらは困らなくてもこちらは困る。一緒に居るところを見られるのだから、自分も怪しい輩の仲間だと思われかねない。明日からの学校生活において根も葉もない噂の対象になるのは御免ごめんこうむる。たとえ惰性で通う身であろうと、心の平穏だけは譲れない。

 しかしそう思っているのは春人だけなようで、朔耶がくすくすと口元を隠しながら笑う。


「あら、意外と恥ずかしがり屋なのですね?」

「いやいや。恥ずかしいどうこうより、目立ちすぎだろって話ね」

「まあ、そうでしょうね。なにせお家の方への御挨拶をあなたがごねた場合、退路を断って、車に詰め込んで無理矢理運ぶつもりでしたから」

「追い込み漁?」

「まさにそのつもりでした」


 まあ逃げられる目算のほうが高かったのですけど、と朔耶はちろりと舌を出してお道化どけて見せる。


「熱烈な歓迎だこと……」


 参ったとばかりに肩を竦める。

 そうしていると、すでに車は目前。伴蔵と運転手が目を合わせると互いに首肯。運転手……と思われた男は周囲へ目を配って警戒。伴蔵は素早い動きで運転席へ乗り込む。雛菊が後部座席のドアを開け、「お嬢様」と促す。


「ええ。では春人さん、参りましょうか」


 と、差し出された手のひらに、春人は首を傾げて目を点にする。


「ん? 俺も後ろなの?」


 てっきり助手席辺りを宛がわれるかと思っていた。最悪の場合は荷台など。

 そうして戸惑っていると、雛菊が額に青筋を浮かべる勢いで不機嫌を露わとする。


「本来ならわたしがお嬢様の隣だが、生憎、今現在はあなたが適格だ。甚だ不本意だがっ」

「は、はい」


 これは不味い、と春人は朔耶に目配せし、早く入れと促す。朔耶はどうやら差異無く思いを受け取ったようで、そそくさと後部座席の奥側へと入り込んでいく。

 それに続いてさっと座席に腰を下ろし、ドアを閉める。

 それを見るや、雛菊も助手席のドアを開けて車が揺れる勢いで腰を下ろした。そして、後ろの座席を振り返らずに怨嗟を滲ませた声だけが聴こえる。


「さっきも言った通り、あなたに感謝しているのは嘘ではない。そこだけは誤解しないでほしい」

「ええ」


 嘘を吐け、と内心ごちる。


 見張りの男が車の外で頷いて、伴蔵の溜息を合図にするように、車が走り出す。伴蔵の運転で、車は車道の流れに乗っていく。


「しかし、こうしてお嬢様の隣を実際に奪われてみて改めて思う。……憎い、と」


 なに噛み締めてやがる、と心中で罵倒ばとうする。


「ああ、わかっているとも。わたしではお嬢様を護り切れない。そんなこと、わたしも伴蔵も痛いほどわかっている。だからこそ、あなたが味方になってくれるとわかって、わたしも伴蔵も心から安心できたのだから」


 おれを巻き込むな、と伴蔵が小声で呟く。


「――だが、だからといって納得できないっ」


 膝の上で手を固く握り込み、雛菊は空を張り裂けさせるように慟哭どうこくする。

 雛菊は少し重たいの、と朔耶が笑顔でささやく。

 少し? と春人はジト目で返す。


「わたしだって! ……わたしだってお嬢様を護りたいと、ずっとそう思って……。そのために、鍛え続けて……ここまで……」

「……職務中だぞ、雛菊」

「……うるさい。今のわたしはグチャグチャなんだ。愚痴ぐらい言わせてくれ……」

「職務中だと言っている」


 まったく、と伴蔵が鼻で息を吐くと、そのまま運転に集中し始めた。

 無力を嘆くその背に、何を言うべきだろうか。春人にはわからなかった。自分にも無力を嘆いた時はあった。むしろ今でさえ己の力の無さに辟易としているのだ。

 そんな自分が、彼女に何も言ってあげればいいというのか。

 わからなかった。けれど、何かを言うべきだと思ったのだ。

 だってその背はまるで、自分のようだったから。


「傍にいるのは……大切ですよ」


 絞り出したような声に、雛菊が少しだけ頭を上げる。伴蔵がバックミラーでちらりと盗み見る。朔耶は隣に座る少年の横顔を、感情の読めない色でじっと見詰めていた。


「たとえどれだけ辛い道であっても、大切な人が傍にいてくれれば歩けるものです。その大切な人に力があろうとなかろうと、それでも、自分を大切に想ってくれている人がいるというだけで、それだけで、きっと……」


 そう、彼女が隣にいてくれるだけで、どんな暗い道も歩くことができた。


「それが生きる力になるんです。どんな苦しい場面でも、耐え抜くことができるようになるものなんです」


 ただ彼女が笑いかけてくれるだけで、どんな暗闇も照らしてくれた。


「だから、きっと無駄じゃない」


 彼女がくれた温もりを、この心はまだ忘れていない。ずっと忘れない。


「あなたたちが傍にいたからこそ、支えに成れていたからこそ、朔耶は生きてこれた」


 この手を握り返してくれた手のひらを、その微笑みを、忘れたくない。


「あなたたちが護ってきた事実は、無駄なんかじゃない。そんなこと、誰にも言わせない」


 彼女が信じた道を、誰にも否定なんてさせない。


「あなたたちが護ってきたからこそ、朔耶はここにいる。まだ生きている。こうして俺たちは巡り合えた。これは、あなたたちが手繰り寄せた未来なんです」


 人と人との繋がりを、それが紡ぐ想いと力を信じ続けたいと願ったからこそ、彼女はそれに手を伸ばした。伸ばし続けた。


「だから誰にも、あなたにも、無駄だったなんて言わせない。これまで積み重なってきた犠牲を、無かったことになんてさせはしない」


 たとえ願いの果てにかれてついえるとしても、彼女はきっと後悔しなかっただろう。

 意識せず、拳を固く握り締める。


「どうか信じてほしい。これから先、俺が必ず、朔耶を護ってみせますから」


 車内は静まり返った。

 控えめな走行音と車体機構の駆動音、周りの車の音などは聞こえるものの、誰も一言も発さない。

 不味いことを言っただろうか、と不安になってくる中、やがて雛菊が色々な感情を綯い交ぜにした大きな溜息を吐いた。そして、自身の手の腹で目尻をぐりぐりと拭う。


「子供なのに大層な口を利くものだな、春人さん」

「成すべきことを口にしただけです」

「それが大層なことだと言っているんだがな」


 乾いた笑いを浮かべ、少しだけうつむくように身体を傾ける雛菊だったが、何かを振り払うように首を振ると、今度は微笑びしょうを浮かべて面を上げた。


「まったく……、これでは年長者として格好が付かないじゃないか。なあ、伴蔵」

「おれを巻き込むなと言っている、馬鹿め」

「冷たいな。お前だって正直凹んでいただろう? こんなはずじゃなかった、って」

「そうだとしても、子供に弱っている姿を見せるものじゃあない、大人ってものはな。瘦せ我慢をして、歯を食い縛って、険しい道でも先を往くのが年長者というものだ」

「……ああ、そうだな。その通りだ」


 自嘲するように笑む雛菊を、ちらりと一瞥してから「一応言っておくがな」と伴蔵は前置きして、


「愚痴なら後で聞くつもりだった。お前の気が済むまでな」

「伴蔵……」

「逸って仕損じるのがお前の悪い癖だ。……昔からな」

「けどお前がいるから大丈夫さ。これからもな」


 そう言う雛菊は、進行方向を見据え続ける伴蔵の横顔を見詰め、信頼に満ちた笑みを浮かべていた。

 調子が戻ってきた様子の雛菊を見て、春人はやれやれと肩をなだめた。同僚のメンタルケアなど業務には含まれていないはずだ。

 そんな彼の肩へ、ちょいちょいと触れる感覚が。見れば、朔耶がこちらに身を乗り出しつつ肩を指先で突きながら微笑んでいる。そんな彼女が小声で、


「ありがとうございます、雛菊を慰めてくれて」

「そんなつもりはないよ。事実を言っただけ」

「照れ屋さんですね」

「だから違うって……」


 困ったように言うと、朔耶はたのしそうに軽快に笑う。

 生意気な年下に呆れた目を向けていると、ぱちりと目が合って、その紅眼あかめに悪戯心が宿るのが目に見えた。

 次は何が来る、と内心で身構えていると、そっと手で隠すように耳元に、


「あなたが『護る』って言ってくださったこと、とても嬉しかったですよ」

「!」


 ぱっと身を離すと、朔耶の口元は大きく弧を描いていて、頬にはべにを差したのかと思うほどしゅに染まっていた。


(……照れるなら言わなきゃいいのに)


 呆れるが、けれど、決して悪い気はしない。


「……どういたしまして」


 ぶっきらぼうに返すと、朔耶はまたしても軽快に、しかし先程よりもより軽やかな笑いをして、最後にこれまでで一番柔らかな笑みを浮かべるのだった。




 ◆




 時刻は午後五時を回ろうかという所。

 道中、襲われることもなく、つつが無く一行は久那原宅へと到着した。

 家の前に駐車した車から春人は降りると、続いて降りようとしている朔耶へ手を差し出す。


「ありがとう」


 柔らかく笑んで、彼女はその手を取る。

 朔耶が降りるのを見届けてから手を離して、周囲へ視線を配る。

 正確な位置は不明だが、周囲へと意識を配る幾つかの存在を感じる。意識は時折こちらを捉えるが、すぐに外れてそれより外部の方向へと向いていく。


(味方が警戒に当たってるのか)


 おそらくまだ見ぬ同僚たち、といったところだろう。素直に感謝しておくべきか。

 そうしていると、いつの間にか降りてきていた伴蔵と雛菊が、頷いて春人に促す。

 気の進まない春人は、大きく息を吐いて肩を落とすと、気持ちを切り替えて歩き出す。やがて玄関口の前まで来ると、鍵を開けて中へと入った。


「ただいま」


 告げた言葉は、静かな廊下を伝わっていく。やがて、居間の扉が開いて、春人の母・久那原くなばら久仁恵くにえが姿を見せながら、


「おかえり。珍しいわね、あなたが『ただいま』なん――」


 そこまで言って、言葉を無くす。彼女の目は春人の背後の玄関口、その敷居の外にいる少女と、その少女の後ろに控える一人の男性と一人の女性へと釘付けになっている。

 そうなるのも当然か。少女はともかくとして、その後ろにいる二人はどう見ても一般人ではない。間違いなく厄介な界隈の縁者えんじゃだ。

 三者が久仁恵に対し、軽く礼をする。それを見て、久仁恵もはっと我に返ると礼を返す。

 そんな彼女へ春人は、


「話があるんだ」


 そう告げると、久仁恵は春人の顔を何やら思い詰めた様子で見た後、下唇を噛んで、それから「わかったわ」と絞り出すように返事をした。


 それから久仁恵は朔耶、伴蔵、雛菊へ来客用スリッパを差し出すと、三人を居間へと案内した。

 久仁恵は三人にソファに座るよう促すが、伴蔵が「いえ、こちらで結構です」と自身はさっさとマットの上に正座する。雛菊は朔耶をソファに座るよう誘導すると、その後、久仁恵にも「どうぞお気になさらず」と言って自身も伴蔵の隣に正座した。


 久仁恵は申し訳なさそうにしながら、お茶を淹れにキッチンへ。さすがに全てさせるのは気が引けたので、三人をそのままに春人は母の背を追うようにキッチンへ向かう。

 ちょうど久仁恵はお湯を沸かすためにやかんに水を入れているところだったので、春人は人数分の湯飲みを棚から引っ張り出した。


「いつかね」


 やかんを火にかけて、久仁恵が火にあぶられるそれを見詰めながら、小声で言う。


「いつかこんな日が来るって、から薄々思ってたの」

「そう」


 返事をしながら、戸棚の収納箱から茶葉を取り出す。ついでに急須も引っ張り出して、これで茶を淹れる準備はできた。あとは湯が沸くのを待つだけだ。


「あなたは優しい子だから」


 そうだ。お盆も必要だ。


「困っている子を、放っておけないものね」


 かたり、とお盆を置いて、湯飲みをその上に並べていく。


「ねえ、これだけは言わせてほしいの」


 最後の湯飲みを置き終わって、避けていた視線を母へと向ける。

 久仁恵の目はやかんから外れて春人を見ていて、その視線と向かい合う。そこには決して害意はなく、棘もなく、ただ、『母』の視線があるだけだった。


「もう後悔しないよう、頑張って」


 彼女は知っている。あの日のことを。

 春人が徹底的に挫折し、逃げ帰るようにここへと帰ってきたあの日を、知っている。

 雨に濡れるのも構わずずぶ濡れで、目は虚ろで、絶えず涙を流し。久仁恵の案ずる声も聞かず、転がり込むようにベッドに入り込んで、そのまま三日は動けずにいた。

 このままゆるやかに死ねれば楽なのに、と願っていた。

 それでも時間によって心の一部だけは治ってしまって、惰性で只人の真似事をするようになった。学校に行って、授業を受けて、家に帰る。そんな簡単なルーティーン。

 母が相変わらず何やら聞いてくるが、良くわからなかった。父も同じように伺ってくるが、やはり何がしたいかわからない。

 こんなにも真面目に、真っ当に、普通に生きているというのに、何が問題なのか。

 そこに在ったのは、人の猿真似をする愚かな道化。

 まるで世界が灰色に染まったかのようだった。


 それでも普通の生き方を真似ている間は楽だった。全てを忘れることができたから。常識では在り得ないものを目にしてきたことも、そこで生まれた悲しい思い出も、掛け替えのない大切な記憶たちも、全て忘却の彼方に掃き捨てることができたから。


 そんな木偶人形にも、ただ一つ、赦せないことがあった。


 命を、蔑む者。

 それは、命の輝きに唾吐く者。


 その光景を眺める愚衆ぐしゅう

 それは自分と同じ、道化にして愚者ぐしゃ


 そして、虐げられ、あらがえぬ弱き者。

 それは、――である自分が、護るべき者。


 それからのことは意外にもよく覚えている。


 弱かった。その者たちは本当に弱かった。あの世界で相手にしてきた誰よりも弱く、脆かった。軽く手首を握ったくらいでひびが入った。その脆さに逆に恐怖したぐらいだ。だから神経を擦り減らすぐらいに加減をした。殺さないよう必死に殴った。致命傷にならないことを祈りながら拳を振り上げた。内臓が痛まないよう手足を蹴った。折れても構わないからせめて死なないでくれと彼らに念じた。それでも彼らは張子はりこのように飛んで、うずくまって泣き喚いた。泣きたいのはこっちだ。こっちはこんなにも気を遣っているというのに。どうしてこっちが悪者みたいになる。もういいかげんにしてくれ。


 最後に春人を止めたのは、護るべき弱き者だった。

 その者は必死に腕にしがみ付いて、もういいと、十分だからと、そう嘆願し続けていた。

 冷静になって、血の付いた拳を見て、無様にうめく芋虫たちを見て、それらを見ても何も感じない自分の心に触れて、ああ、と得心がいった。


 自分はとうに壊れていたのだ。

 自分の中にある鬱屈とした感情、怒りも憎しみも悲しみも、そして欠片程度に残った愛情すらも、その全てを破壊衝動として弱い生き物へ叩き込んでいた。

 これを醜いと言わず、何をそうだと言うのか。力有るものが力無きものを蹂躙じゅうりんするその行為が、どれほどおぞましく卑劣な行為か、自分は身に染みて知っていたはずなのに。

 それすら忘れるほどにかすれてしまった自分が怖かった。己の中心にあったはずの輝かしい気持ちが歪み、ひび割れ、崩れていくことが恐ろしかった。


 何より、誰よりも彼女の理念や理想に共感し、命尽きる日まで同じ道を往くことを望み、最期まで共に在った自分が、彼女の生き様に泥を掛けているその事実こそが、赦せなかった。


 その時、ようやくそれらを自覚できた。

 そして、わかった。

 自分はもう死ぬべきだ、と。

 事ここに至ってようやく辿り着いた遅すぎる結論だった。早く実行に移そうと気が逸った。

 だが、それはすぐに覆された。


 ――あの子を護るためにしたことなのよね。

 ――だったら大丈夫。ちゃんとお話しすればきっと。

 ――お前は彼らにきちんと謝罪しなければならない。だけど、それだけじゃない。

 ――こんなことを言ってはいけないのだろうけど、……誰かを護るために戦えるお前を、誇りに思うよ。


 母と父はそう言って、決して責めたりはしなかった。

 息子は理由もなく暴挙に走ったりはしないと、そう信じてくれたのだ。

 その時、思わず零れた涙は、これまで流し続けた涙よりも、確かな熱があった。


 きっと、その時ようやく、あの世界に囚われていた心がこちらの世界に帰って来れたのだと思う。そしてようやく、罪と向き合う覚悟が出来たのだと、そう感じた。


 幸い、加減をしたためか彼らの怪我は軽い喧嘩程度のもので、そう重くなかった。彼らも、彼らの親御さんも、酷いことをしてきたのはお互い様だという自覚があったのか。加えて、有力者が混じっていたこともあってか、三者含めて示談で本件に関する一切の口外を禁ずるという形でケリが付き、彼らの幾人かは転校して姿を消した。


 口外を禁じられても目撃者は多数いたためか、春人は中学校で孤立した。それはむしろ望むところだった。たまに被害者だった者が気を遣って話しかけてきたりもしたが、それはそれで当たり障りなく接しておいた。


 春人はそれからの静かな日常の中でずっと考え続けていた。

 これから自分はどう生きていけばいいのか。この命をどう使えばいいのか。後悔と辛苦しんくさいなまれるこの生に、どんな意味があるのか。

 答えは今まで出なかった。だが、いつか必ず辿り着くだろう。


(信頼と、約束に報いるための答え)


 それは、きっと……。


「……ありがとう、母さん」


 ここから歩む道の先に、それはある。

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カナンの勇者 月山けい @tsukiyama-kei

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