Anti-Valentine's Day

まんごーぷりん(旧:まご)

リア充バスターズ(死語)


 始まりは、高校一年の冬、二学期の期末テスト最終日のことだった。


「ねえ、二人は二十四日って暇だよね」


 千夏の言葉に、私と七海はもちろんと頷いた。


「その日さ、女子会しない?」


 その提案に、私たちは瞳を輝かせた。学校では必ず一緒にいた。しかし互いの家が遠く、学校以外の場所で遊ぶことは少なかった。夏休みに一度だけ、千夏の家に集まって宿題を片づけた後に映画を観に行ったきりだったのだ。

 題して、「非リア女子会」。当時の流行語で、リアルの生活が充実している人のことを「リア充」、そうでない人のことを「非リア」と呼んでいたのだが、それがいつからか、単に恋人の有無をそのように呼び分けるように変化していったと記憶している。今では死語となりかけている。

 女子会の合言葉は「リア充爆発しろ」で、私たち三人は身を寄せ合うカップルたちを妬んでいるで、クリスマスなんてくそくらえと言わんばかりに神社に行き、しかしながらちゃっかり縁結びの神様に向かって二礼二拍手一礼をし、わざわざ通常料金+百円で恋みくじなんてひいちゃって、その後はファミレスでひたすらだべっていた。


「大体、クリスマスっていつから恋人のための行事になったわけ? うちらが小学生のときは、そういう扱いじゃなかったよね」

「それは私たちがまだ子どもだったから、ピンと来てなかっただけなんじゃない?」

「そもそも海外由来の行事でしょ? 向こうの人たちって、クリスマスは家族と過ごすのが普通なんだよね。テレビで言ってたよ、恋人たちが浮かれてキャッキャうふふする日だって思っているのは日本人くらいだって」


 こんなのきっと、商業戦略の影響だよ。あー、はた迷惑! 千夏はそう言って頭を振った。そんな彼女の姿を見て私たちは笑った。本当に迷惑だよね、恋人のできない人間の気持ちも考えろと――

 このとき私は決して心の奥底からカップルたちを妬んでいたわけではなかったし、女子三人だけのクリスマス会はとても満足感に溢れていた。恋人のいる人たちは楽しそうだな、なんだか幸せそうだし、誰かから愛されるなんて格好いいなとは思ったものの、恋人のいない自分をみじめだと思ったこともなかった。若かった、というのもある。私たちはまだ高校生になったばかりで、勉強や部活など、恋愛以外に優先しなければならないことがたくさんあった。そもそも、同じ学校の生徒で、彼氏を持っている女の子というのも意外と少数派で、恋愛というものがどこか自分からは遠いもののように感じていたのだ。シンプルに、下品にくだを巻いているこの感じがサイコーだ、と思っていた。

 永遠に続いてほしいとすら思ったその日の終わりのことだった。


「おい非リアども、二月はヌン茶しばこうぜ」


 そう提案してきたのは七海だったか。高校生にしては相当敷居の高い、アフタヌーンティーに行きたい、と言い出したのだった。クリスマスが終わってすらいないというのに、すでにバレンタインフェアの広告が駅に貼ってあったのだ。チョコチップスコーンやブラウニーなどのチョコレート菓子を乗せたティースタンドはとても魅力的で、たしかに私も心を奪われた。私たち三人はそれぞれバイトを頑張って貯金をすること、はたまた親のご機嫌をとってお金を出してもらうこと(!)を誓いつつ、また明日、学校で、と別れた。






 バレンタイン当日。私は母にバイトだと嘘をついた。最近、シフトが多すぎやしない? とかなり渋い顔をされながら家を出て、向かったホテルの上層階で、私たち三人は集合した。やはり、親にはアフタヌーンティーに行くということを言わなくてよかった、と思っている。こんな素敵な場所に高校生同士で遊びに行くだなんて、あまりに分不相応である。――私は少しよそ行きの服を着た二人のファッションをほめたたえたし、やはり三人とも彼氏が居なかった。


「うちらってさ、こんなに可愛いのにどうして彼氏がいないのかしら?」


 そんなことを呟きながらほんのり塩味を帯びた食パンで作られたミックスサンドイッチを食べた。甘いもの目当てで来たものの、このときに一番おいしいと感じたのは、サーモンとオリーブをはさんだミニサンドイッチであったと記憶している。


「それはもう、こうやって女三人でつるんでは満足しちゃってるからじゃない?」

「分かるー。なんだかんだ、女子同士って、めちゃくちゃ気楽だよね」


 男性とお付き合いをしたことのない私たちに語る資格はなかったのだが、周囲に知り合いの男子や、同じ学校の彼氏持ちの女子がいないのをいいことに、いかに女子同士の友情が素敵で、恋人に使う時間が無駄であるか、高校生のカップルたちが如何に早く破局するかということについて長々と語り合った。そうやって、「あの子たちの恋愛と違って、私たちの友情は一生もんだよね?」と確認し合っていたのかもしれない。――女の敵は、結局女なのよ。今でこそそんなことを言えば、いくらでも反例を挙げられて論破され、吊るしあげられるのがオチであるが、この頃の私たちはまことしやかにそうやって習ってきたし、実際、男絡みで友人と仲たがいをするクラスメイトや、モテる女の子を露骨に虐めるリーダー格の女子生徒を見ている私たちは、この楽しい関係はもしかしたらあと一年もしないうちに壊れてしまうのかもしれないという漠然とした危機感を常に持っていた。そんなの嫌だ、と思った。






 そんな危機感とは裏腹に、私たちの非リア女子会は、この年をきっかけに高二、高三と進級しても続いた。高級アフタヌーンティーを味わったのは流石に最初の一度だけで、私たちは十二月二十四日に縁結びの神社にお参りをし、二月十四日には三人のうち誰かの家に集まって山のような量のクッキーやブラウニーを焼いた。お菓子作りだって上手でこんなに女子力も高いのに、私たちにはどうして彼氏がいないのかな? なんて言いながら。

 イベント日程が初めてずれたのは、大学一年生のクリスマスのことだった。千夏に彼氏ができたのだ。


「私、二十四日に用事があるんだよね」


 十二月の頭に届いた千夏からのLIN○のメッセージを見て、まさかバイトや大学の授業だなんて思うわけもなく、私は少しワクワクした気持ちで「全然大丈夫だよ! その次の土日は?」と返信をした。千夏なら、彼氏ができたらその瞬間に報告があるはずなので、おそらく、まだ付き合う前なのだろう。それならば、二十四日のデートで彼女が無事に告白をされ、その後に女子三人で集まった方が、落ち着いて千夏の恋バナを聞けるだろうし、こちらも目いっぱいお祝いができる、そう思った。

 そのとき、「ちなつ🌻さんが、グループ名を『いつもの3人!』に変更しました」という通知が入る。その直後に、千夏からのメッセージが入った。


「なんか、他人を僻むようなことを言うのもね、みたいな? 笑」


 しまったな、と思った。こういうのは、私の方が請け負うべきことだった。仮にも今から恋人を作ろうとしている千夏にこのようなことを言わせてはいけない。どんなに気まずかっただろう。気が利かない自分を責めると同時に、でも、という想いが頭をもたげる。

 ――でも、仕方ないじゃん。本気で妬んだことがなかったのだから。意識していなかったから、気が利かないのも仕方ないじゃん。私にとって「リア充爆発しろ」は、「うちらズッ友だよね」とか、「うちらはうちらで楽しくやってるよね」とほぼ同義で、そこにマイナスな気持ちなんて一ミリも交えていなくて。今までの「リア充バスターズ!」というLIN○のグループ名を仮にそのままにしていたとしても、その構成員である千夏も七海も自由に恋人をつくったって良いと思っていたし。「リア充バスターズ!」のLIN○グループで、千夏の恋バナを聞くことになったって、別に私は何とも思わない。三人が三人、そう思っているって信じて疑わなかったけれど、言われてみればその辺のテンションの確認なんてしたことなかったな、でもそんなことをイチイチ確認すんのって野暮じゃない? なんて。

 結局その年のクリスマスは二十六日に集合することになって、縁結びの神社には行かず、皆でちょっと高級なディナーを食べることになった。忘年会・ちょっとよそ行きバージョン、みたいな。

 友人に恋人ができたのは初めてだった。長年の親友からの嬉しい報告を聞くのはとても楽しみで、しかしそういったデリケートな話題にどの程度まで首を突っ込んでも良いのか、こちらも少し考えあぐねていた。すると、千夏の方から話を切り出してきたのだった。


「そうそう、日菜子も何となく気づいてはいると思うんだけど、私と七海、彼氏できたんだよね」

「千夏のことは気づいていたけれど……七海も? おめでとう!」

「ありがとー。日菜子にやっつけられちゃったらどうしよう? って、二人で言ってたんだよね」

「『リア充バスターズ』だったから? そんなことするわけないじゃん、数少ない、高校同期の友だちを……」


 私は呆れたようにそう返したけれど、千夏の言葉に、七海もうんうんと笑いながら頷いていた。ああ、そういうこと、わざわざ私に面と向かって言っちゃうのか、と思った。あんたには内緒の話を、ふたりでこっそりしてたんだよ。あんただけ仲間外れにして、ふたりだけであんたの噂話をしていたの。千夏も七海も、二人が言っていることはそれと大して変わらないということを分かっていないのだろうか。――分かっていないのだろう。だって私たちは親友なのだから。親友にそんな意地悪を言うメリットもないし、そんなことをしたいような相手なら、そもそも時間を割いて会いに来てくれたりはしないはず。シンプルに、あまり考えていないだけなのだろうと思い直す。わざとじゃないなら、許す。長年付き合っている友人との関係を維持するために、時としてそういう割り切りは必要であると感じている。共に過ごす時間があまりに長いがために、ふとした拍子に失礼なことを言ってしまうことは、お互いにあるはずだから。






 二月十四日は、予め三人が集まる候補日程から外すことにした。


「なんで日程調整の欄、十四日入ってないんですかー? 笑」


 とぼける千夏に「あんたらのためなんよ」と返す。


「別に私は十四日空いてるけれど笑」


 なんとも返信しがたい千夏のコメントをスルーし、私は「いいから提示した日程から選んでね!」とメッセージを送信した。

 店選びも少し難航した。費用を安く押さえたい七海と、細かい要望のある千夏の両方の希望を叶える店はそう多くなかった。そしてなんとなく、これから先は互いの家に行くことはなくなるのかな、という漠然とした予感を抱いた。高校時代であれば「今年はどっちの家に行く?」と誰からともなく提案したものだったから。


 二月の頭あたりから、千夏から個人的にLIN○が来ることが増えた。大学でも、昼食を二人で食べることも増えた気がする。話の内容は単なる雑談だったり、大学の課題だったり、……それに、彼氏に対する愚痴だったり。恋愛相談だったら、彼氏のいる七海にした方が生産的な返答をもらえるでしょうに。幾度となくそう思ったものの、自分のことを頼ってもらえるのはそれなりに嬉しかったので、千夏には黙っていた。


「ってかさあ、七海って、彼氏ができたら急に付き合いが悪くなったなって思わない?」

「そう?」


 学食でくだを巻く千夏の言葉に、私は同意を示さなかった。


「そうだよお。LIN○しても、なかなか返信ないし。彼氏できる前までさ、あの子即レスだったじゃん」

「逆に即レスすぎて心配だった。今の方が健全かもね」

「それは言えてる。あとさ、めっちゃケチんなったよね」

「ああ、バレンタイン女子会の件?」

「そう! だってあの子、高一でヌン茶誘ってきた女だよ? それがさ、急に三千円以上のコースNGだなんてさ。きっとデート代がかさむから、こっちで節約、みたいな」

「まあ、それはきっとそう。……それに、今までうちら、七海か千夏の家に行ってたじゃん。今考えると、それってかなり節約だったよね」

「たしかにー。でも、楽しかったよね」


 千夏の言葉に、頷く。楽しかった。私も、自分の家に二人を招くことができたらどんなに心苦しくなかっただろうか。


「いやー。この先もずっと、こうやって集まれたらいいなあ」


 千夏のつぶやきに、私は頷いた。少し、驚いていた。――千夏が素直にそんな想いを口に出したことを。そして自分が、それに素直に同意することができたことを。


 その後無事にバレンタイン女子会が終わり、一か月ほどしたころだったか。千夏から「彼氏と別れました~!」というメッセージを受信した。







 それから六年もの間、私たち三人は折を見ては集まり、日々のよしなしごとから恋愛相談まで、ありとあらゆる話をしたものだった。六年もの歳月の間に恋をしたり、就職をしたり、と、私たちの生活が変わる度にほんのり互いの心は離れ、そしてまた何となくくっついた。クリスマスやバレンタインは良い口実になった。七海は初めて付き合った例の彼氏と続いていたし、千夏も新しい恋を見つけたり、また別れたりもした。私も、仕事に慣れ、一人暮らしを始めたタイミングで、学生時代からアタックを受けていた同じ大学の男性と付き合い始めた。


「日菜子に彼氏ができたの、嬉しいけれどなんだか寂しいな」

「何言ってるの? 七海の方こそずっと前から彼氏いるじゃん」

「確かに。……今の無し、なんかごめん」


 私が一人暮らしを始めたのをきっかけに、三人で過ごすイベントも増えた。この日――二十五歳のバレンタインデー(の三日後)は、私の一人暮らしの新居でお菓子パーティーを開いた。皆でブラウニーを焼いた。それからご飯を食べて、映画を観て、のんびり駄弁っていたらいい時間になっていたので、二人とも泊まってもらうことにした。三人でぎゅうぎゅう詰めに寝転がった布団の中で七海がふとつぶやいた言葉に、私はむっとしたのだった。


「日菜子も大変だったよね。――まさか、本当に就職するまで恋愛お預け、なんて」

「本当に。どこのアイドルだよって」


 私の家庭は交友関係にとても厳しく、女友だちと出かけるのでさえとても気を遣ったものだった。いわんや、彼氏をや。親に養ってもらっている身分で、恋愛なんてもっての外。


「うちらと遊ぶときも、帰り際になるといつも『どう言い訳しよう?』って考え始めてたよね」

「うん。……基本、バイトって言ってたと思う」

「時系列で細かいエピソードまで組んでて、めっちゃびっくりしたなぁ。なんだっけ? 学校の補習だって嘘ついたら、その後の保護者会でバレたことあったよね」

「あの後はえぐかった」


 そんな懐かしい思い出話にふけり、私たちはガハハと下品な笑い声をあげた。


「あの頃は……不自由だったね。日菜子もだけど、七海も、私も」


 千夏がしみじみと呟く。


「生徒会長?」

「そういうのも含めて、『お前はこういうヤツじゃん』ってのがいっぱいあってさ」


 千夏は学校では優等生として知られていて、毎年クラス委員を務めていたし、高校三年生のころには生徒会長を引き受けていた。そんな彼女はいつだって、「真面目でつまらない奴」「先生の子分」「怖い生徒会長」と揶揄されていた。


「分かる。私もなぜかめっちゃ男子に嫌われてたしさ」


 七海はかなりのアニメオタクだった。その一方でとても頭が良く、学業成績で目立っていたのみならず、口論になるとことごとく正論で言い負かしてしまうことが多々あった。そんな彼女のことを目の敵にしていた生徒は多く、趣味を馬鹿にされたり、「頭が良いだけで可愛くない」といつも後ろ指をさされていた。


 そんな三人が、「リア充バスターズ」となったのだった。


「そういえば私さ、今度母校訪問するんだよね」

「母校って、高校?」

「もちろん。ほら、元生徒会長ともなると、そういう依頼もね、あったりするんだよね」


 千夏が得意げににんまりとした。


「へえ、どんなこと話すの」

「基本的には、今の仕事の話みたい。CAキャビンアテンダントを目指すことになったきっかけとかね。あとは、高校時代に頑張ったこととか、今の生徒たちへのメッセージとか、そういうのなんだけど……」


 そして、少し考え込むような顔をした。


「二人だったら、何を伝えたい? 今の高校生たちに」

「伝えたいことなんてないよ、別に」

「冷た! 可愛い後輩たちに何か残してあげたいとか思わないわけ?」


 千夏が結構マジでドン引きしたような表情を浮かべたので、「嘘、嘘」とかぶりを振った。


「高校時代にしておいて良かったこと、とかそういうことだよね?」


 七海も少し難しい顔をしたけれど、私には一つ、明確な答えがあった。


「――結局今の私たちを幸せにしているのって、ことであってさ」


 そう言いながら、私は足先で混沌とした食卓を指す。洗わずに放置された食器に、ブラウニーのレシピ本、潰した空き缶の数々――私は、自分の力で働くようになって、自分の力で得たお金で、自分を満足させる術を身に着けた。高校生時代にアルバイトをして貯めたお金で、こっそりアフタヌーンティーに行ったあの経験が、私にそういう類の幸せを教えてくれたのだ。何も、アフタヌーンティーじゃなくてもいいし、高級料理店でなくてもいい。一人暮らしの1Kで開くホームパーティーだって、私にとっては自由の象徴だ。

 自由や幸せを手に入れるために、私たちは働かなければならない。学生の間は、そのための下準備期間でもあるわけで、アルバイトにせよ、勉強にせよ、そういう目標を持って取り組むことが大事なんじゃないかな? と言おうとしたときだった。


「分かる! 結局、これだよね」


 そう言って、七海が腕を広げた。


「そうなのよね。こうやって三人で集まってるとき、満たされるんだよね」


 千夏もそこに加わってしまって、おやおやこれは雲行きが怪しいぞ、なんて思った。


「やっぱり、学生時代の友人って一生ものなのかもしれないね。高校に限らず、どこかでこういう友だちを見つけられると良いよね」

「本当にそう思う。……日菜子、良いこと言うじゃん」


 千夏に背中をバンバン叩かれた。あら~。なんか、ちょっと恥ずかしい展開になってしまった。


「……そうだね」


 振り返ってみると、私が少しずつ自由を手に入れようとしていたとき、必ずといっていいほど彼女たちが横に居た。極端に門限が早く、空いている日も少ない私のことを疎ましく思う様子も見せず、いかに一緒に楽しい時間を過ごすか考えてくれた。でも、若かりし頃は素直に「うちらサイコー」とは言いにくい状況で、「リア充バスターズ」なんて名乗るしかなかった。

 誰のこともやっつけなくても大丈夫。六年前の私に、そう伝えたい。



『Anti-Valentine's Day』――fin.

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