最愛

最上司叉

第1話

結婚式の朝俺は結婚するはずだった彼女に殺された


「さようなら世界で1番愛しくて憎い人」


俺はマンションのベランダから突き落とされた


俺は結婚式が迫ってきて焦っていた

彼女のことはもちろん好きだ

結婚もしたい

だが結婚したら遊べなくなってしまう

俺は彼女にバレないように遊ぶことにした

俺は友達を誘い普段はしないような遊びをすることにした

キャバクラ

ギャンブル

いろいろ遊んだ

貯金はあっという間に底をついた

また貯めればいい

そう思うと日常に戻った

彼女にはバレてないと思ったまま


彼女は知っていた

男が遊んでいることを

彼女は気づいてないフリをしていた

男が貯金をほぼ全て使ってしまったのが許せなかった

彼女には夢がある

マイホーム

子供

お金はあるにこしたことがない

それなのに男は使ってしまった

1番許せなかったのは男が女性のいる飲み会に行ったことだ

彼女の友達が偶然見かけたらしく彼女に連絡してきたのだ

もちろん男は浮気などしていない

だが彼女は嫉妬に狂い男を信じられなくなっていた


「このまま結婚しても良いのだろうか」


結婚しても男は遊び続けるんじゃないか?

考え出したらキリがなかった


「私だけのものにならないならいっそ殺してしまおうか」

ふとそんなことまで考える


彼女とウェディングドレスを見に行く日男は仕事で呼び出されてしまった

すぐに彼女に連絡し謝ったのだが彼女は男が嘘をつき他の女と遊んでるんじゃないかと思ってしまった


もうこんなことはヤダ

殺してしまおう


彼女の暴走は止まらなかった


彼に連絡する


「結婚式の前の日泊まりに行っていい?」


「二人で一緒に式場に行きたいな」


こうして俺は殺された

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最愛 最上司叉 @moemee

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