第2話 就職氷河期世代の男は、必見です♥️これが、勝ち組高齢者と孫の、愛のトークだ!
伝説のファンタジーが、ああ♡
「ばあちゃん?」
「何じゃな?」
「今の日本は、シューショクヒョーガキの人たちをつぶした、俺らゆるゆる新卒と、ばあちゃんたちのような勝ち組高齢者のものさ!」
「いひひ」
「マジ、身分差。大学院卒の派遣労働者、俺らと高齢者には、勝てない」
「うひひひー!」
「ばあば、笑いすぎだぜ?」
「ひひ」
「2007年くらいに、団塊の世代の大量退職っていう時期が、やってきた」
「あたしのじいさんたちの、ことじゃな」
「イス取りゲームのイスが、空きまくり。シューショクヒョーガキっていう世代の人たち、やり直すチャンス!」
「ほい、ほい」
「でも、新卒じゃなければダメっていう日本」
「ほい、ほい」
「シューショクヒョーガキの人たちが、派遣でもがんばろうって、立ち上がったらさ」
「ほい」
「次、リーマンショック。派遣切り時代」
「ひひひ」
「定年の延長も、あってさ」
「ああ。じいさんが、また、働き出した」
「また、社会からはじかれ」
「ひひひ」
「それでも負けない、シューショクヒョーガキ世代。弱い人たちから、定額給付金とかぶんどって知らん顔の、俺らの世代とは、違うねえ」
「ひひ」
「今度は、やばいウィルスが、世界中にばらまかれた。それでも、今どき世代は救ってもらえる。定額給付金の、嵐」
「ひひ」
「シューショクヒョーガキの世代は、また、救ってもらえず」
「ひひ」
「ばあば?高齢者と俺ら、無敵だね!」
「うひひ」
「ほぼほぼ、スーパーマリオのスターモード」
「ひひひ」
「今度は、電気代ガス代、上がりまくり。異次元の少子化対策ってのもあって、シューショクヒョーガキの人たち、まじ、最悪!」
「あたしは、勝ち逃げ老人!」
「僕ら、世界に 1つだけの花!」
「ひひ」
「俺ら、動かなくても良いもんな。俺ら、体力も老人レベル。第 2の高齢者!」
「ひひひ」
「定額給付金、定額給付金…。既卒後 3年以内は、新卒扱い。競争なし。会社に入っちゃえば、新人研修で、はしや鉛筆の持ち方から教えてもらえる!」
「ひひ」
「定額給付金って、元はといえば、シューショクヒョーガキ世代がもっていた、涙の金とか」
「ひひ」
「かわいそうに。同じ人間とは、思えない!」
ヤバい…。
書いていて、気分が悪くなってきた。
ヨネとファイトの話は、また後で。
いやな思いをした同じ世代の、人たち!
どうか、楽しみに、待っていてください!
(高齢者vs孫①)異空間のH系世代バトル、はじまる。ほぼほぼ、最悪ハプニングだ。 冒険者たちのぽかぽか酒場 @6935
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