(高齢者vs孫①)異空間のH系世代バトル、はじまる。ほぼほぼ、最悪ハプニングだ。

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 考えさせられる、Hなファンタジー。就職氷河期世代で、つらい思いをしてきた男たちは、どう思いますか?

 こんなの、いやらしすぎる♡

 Hな伝説ファンタジーが、はじまった。

 「高齢者VS孫」

 と、思いきや、戦えない人たち。だって、高齢者と孫は、ラブラブ。

 今年で85歳になるヨネは、孫のファイトのことが大好き。ファイトというのは、孫の本名。

 「ばあば、ばあば!来年、就職だよ?内定、もらっちゃった!」

 「おや」

 「世界に1つだけの花!、オンリーワン!」

 「ファイトは、かわhいいのう」

 「テーマパークに、いこう!お父さんとお母さんも、一緒だよ!」

 「よし、よし」

 「ばあば!俺、1人で電車に乗って、会社説明会にいってきたんだぜ? 切符っていうの、買った!ICカードしか知らない俺らの世代には、きゅんです!」

 「お前は、男の見本じゃ!」

 「ばあば?大大先輩に、シューショクヒョーガキ世代っていう人たちがいたらしい」

 「ほう」

 「大学の就職課のおじさんたちに、その人たちの伝説を、教えてもらったんだ!」

 「ほう」

 「その人たちってね?努力して、泣かされて、それでもはい上がって、努力して、泣かされて…を、くり返してね?」

 「それで?」

 「それでも、社会から見放されたって!」

 「おや、まあ」

 「大学を出ても、ダメ」

 「ひひ」

 「大学院を出ても、ダメ」

 「ひひ」

 「それが、今や、人材不足」

 「ひひひ」

 「日本のリアル!」

 「ひひひ!」

 「その世代って、社会に出て、アルバイトとか派遣さんからはじめたんだってさ」

 「ひひ」

 「日本は、俺らとばあばたちで勝ち逃げ」

 「ひひひ!」

 「派遣先の会社にいって、まずは、受付にあいさつだ。受付の若い女の子に、どちら様でしょうかって、聞かれてさ」

 「ほう」

 「派遣です!よろしくお願いしますって答えた、シューショクヒョーガキ世代がさ」

 「ほい」

 「その子に、言われたのさ」

 「…何と?」

 「何を派遣される方でしょうか?って」(←実話)

 「ひひ」

 「努力をしても、つぶされる世代。俺ら、ゆるゆるな過保護世代。そして、高齢者たちの勝ち逃げ世代」

 「ひひ」

 「ばあば?思い出すと、また、笑笑!」

 「ひひ」

 「居酒屋の名前じゃあ、ないぜ?」

 「ひひ」

 「派遣先の会社にいって、受付の若い女の子に一礼」

 「ひひ」

 「派遣です、よろしくお願いします!って言ったら、その受付の子が、真面目な顔で返してきた!」

 「うひい」

 「何を派遣される方でしょうか?って(←実話)」

 「いひひ!」





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