閑話:選考方法の話
このライフハック集を読んでいる方のほとんどは、おそらくカクヨムコンでのランキング問題で疲れ切っている方が大半であろう。
一昨日(2023/2/13)、新しいコンテストが発表された。
「賢いヒロイン」中編コンテスト
https://kakuyomu.jp/contests/kadokawabooks_cleverheroine/detail
私はカクヨムに登録して日が浅いので、コンテストへの応募は「推しメン」とカクヨムコン8のみであるが、過去のコンテスト募集要項についてはわりと暇があると情報収集のため覗いている。
そして今回の募集要項を読んだときに結構ビックリしたのだ。
まず「こういう作品がほしいです」と端折らずに、明確に提示されており、現代ミステリーはダメとはっきり書かれている。
おそらくこれは受賞落ちの書き手からの怒りのお問い合わせへの対応だろう。
次に今回の主題である『選考方法』だが、いくつか過去の要項から以下のとおり引用する。
「第8回カクヨムWeb小説コンテスト」の『選考方法』
応募された作品の中から読者選考によるランキング上位作品が最終選考にノミネートされます。
「第4回ドラゴンノベルス小説コンテスト」・「「推しメン」原案小説コンテスト」の『選考方法』
応募された作品の中から、読者選考によるランキング上位作品と編集部からピックアップされた作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。
「「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト」の『選考方法』
応募された作品の中から、編集部からピックアップされた作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。
このようにカクヨムコンという最大のイベントを除くと、意外と「編集部の拾い上げ」の記載があるコンテストは多い。また受賞作も星がたくさんある作品とは限られていない。
そう考えると、目標が「書籍化」という点なのであれば、「カクヨム上の読者受け」よりも公募のように「物語としての練度・完成度を高める」方が有利なのかもしれない。
今回のコンテストについても以下の通り、ランキングは考慮されない。
「賢いヒロイン」の『選考方法』
応募された作品の中から、編集部員がピックアップした作品が中間選考を通過となり、さらにその中から数作品が最終選考対象作品としてエントリーされます。
もちろん星や作品フォローについて「読者のニーズ」を図る上で、商業作家を目指すならば考慮する必要はあるとは思うが、ただ単に「書籍化」したいという意味では全力で編集部が求める作品を提示するのが近道だといえるのではないか。
などと、偉そうに書いたが筆者だって、星はたくさんほしいし、PVもグルグル回ってほしいと思っている(苦笑)
だが、そこだけに注力していると、思わぬ落とし穴があるのも事実だ。
創作活動を行う上では、自分の機嫌は自分で取っていかないといけないので、ランキングに疲れたら、「物語の完成度はまずまずだし! 編集部ウケはいいはず!」等、ある程度の自画自賛も重要だと思う。
―(宣伝コーナー)――――――――――――――――――――
(1)領収書の宛名は「(株)ゲーム・オブ・ザ・ダイニングデッド」で。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654156491066
(2)ショコラティエ・クエスト:女神様がガトーショコラを食べたいからって異世界に召喚されてしまいました(涙)
https://kakuyomu.jp/works/16817330649833015093
(3)寄付は貴族の務めです!頭脳を駆使して富を巻き上げろ!
『第五王女シャーロットの貴族没落大作戦』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653221746171
(4)「」陰陽師:悪霊退散!急急如律令!
https://kakuyomu.jp/works/16817330652063900922
※カクヨムコンの風刺小説。ワナビの胃薬。
長編も短編も色々書いてますので、お暇な時にでも是非♪
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