第4話 余韻

 就職しますと今まで東京というか関東でいっしょだった同期は散り散りになるものです。


 バブルの余韻が残る90年代初めでした。


 たまたま名古屋に二人、大野ちゃんと沢木が配属されました。

 数年後のことです。

 沢木は結婚し、大野ちゃんはまだでしたね。


 僕と同期の小杉さんはいっしょにゴルフをしに名古屋に行くことになりました。


 車で名古屋まで行きました。


 これもまだまだ学生時代の余韻、余力があったからでしょうね。

 今なら迷わず新幹線です。


「世界の山ちゃん」で飲み、カラオケに行き、寝たのは何時だったかな…


 山ちゃんから同期のケイスケに電話して

「俺たち仲良しチームは名古屋で飲んで明日はゴルフだ!」

 と話しました。


 翌朝、早朝からでかけました。

 ゴルフ…さんざんでしたね。


 その後に「蓬莱軒」でひつまぶしを食べ、また車で横浜、埼玉まで帰ってきました。


「堀ちゃん、またゴルフしようぜ。この辺にさ、キャディさんが全員20代でミニスカートっていうコースがあるんだよ」

 

 こちらもまだバブルの余韻があったころですね。


 残念ながら二度目の名古屋ゴルフはなかったです。


 でも一度は行ってみたかったな…

 キャディさんが全員20代でミニスカートって…💛


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヨットの上で…(伍) @J2130

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ