第38話 閑話Ⅰ(叔父さんの伝説が始まる)

24話からの続きです。

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領主邸に着いてしまいました、馬車から降りる時も二人は離してくれません。後ろで冒険者のギルマスが睨んでいます。


「二人とも離れろ、後ろから睨まれている」

スージーが後ろを向いて一言ギルマスに言う。


「お父さん、スマイルよスマイルよ、笑ってください」

「貴方その顔はやめなさい、やっと娘の伴侶が、出来るかもしれないのに!」

「お前それでも俺は「いいから貴方はお風呂でシャワーを浴びて来なさい、執務室にいますから、すぐ洗ってくる様に!」

スージーのお母さんに言われて、ギルマスは走って行く、頑張れ!


「ほらケイジさん、邸に入りますよ、此処が私の家です。

「ほらほらケイジさん、隣が私の家なの、今日は彼方に泊まってください」


「何よクリステーヌ、ケイジさんを持っていくつもり、もう此処からは出さないわよ!」

「無理無理此処の屋敷は、私が散々遊んだ家よ! 隠し通路も分かるから何処からでも入って、ケイジさんを救出するわよ!」


何でこの二人は、俺の為に戦っているんだ、あれ四人は何処言った?

「後ろを見てるけど彼女達は、ケイジの奴隷だから着替えさせているわよ」

「そうねメイドで良いんじゃ無い、働かせて無いとねお金を払ったんだから! 後で執務室に来るわよ」

なら良いか、俺も大人しく連行され様。


そして玄関を入り廊下を歩いて、大きな扉の部屋に通される。

奥に大きな机が三つ並んでいる。

「真ん中がお母様、領主の席で、右がお父様ね、左は今日はいないけど兄の席です」

スージーが説明してくれるとクリスティーヌが言ってくる。


「ウチにもあるわよ、ただお父様は居ないからね、いつも空席なんだけど右がお母様で左がお兄様、やっぱりいないけどね、二人とも王都の騎士団だからね、そしてお母様はこの家でいて貰えば、二人きりですよ!」

行ったら危ないトラップだね、絶対行かない。


「はい座って、これより事情聴取をしますからね、裁判で無いので、先ずはケイジさん、貴方の持ち物を見せて貰えますか、絶対に返品しますのでね!」

絶対はないよね絶対はね!


「まあ一つずつ出しますよ、まずは、この空き缶からですね」

中身のない、空き缶を領主さんの机に置く。

「ムムムこれは、アイテムBOXになっているな、容量はかなり大きいな?」

「私は三倍位だと思うけどね」

領主さんとギルマスさんが言う。


「待て待て、やはりそれより大きい、縦横三倍更に高さも三倍ある」

領主さんが、具体的な数字を言ってくる。


「お姉さん、そんなに大きいの、縦横高さもってさ」

「ああ、横からも見てみろ、うっすらと線が見える」


領主さんが解説してくれるが、全然見えないよ俺は!















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夢と魔法の王国をカップルデートすると別れる確率が80%の昭和の伝説!俺は平成にデートを誘ったら入り口で振られてそのまま丸太で異世界に、でも本当の主人公は20年後にやって来る甥っ子だつた! 川向こうのジェロ吉さん @fin77

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