第41話 別人のよう

短いです。復帰したばかりなので……


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「レーナ。妾はあんな奴とは関わりとうない!さっさとあのくそ野郎を追い払ってくれなのじゃ」


 な、レイちゃんがこんなことを言うなんて!でもやっぱり嫌か。うん。いやだな。私がレイだったらマジで夜逃げしてるわ。


 クルハはどう思ってるんだろ?


「クルハはどう思う?あの人について」


「そうですね……私は……とにかくレイちゃんの教育に支障が出なければ問題はないです」


 じゃあダメじゃん。アレはどう見てもヤバい奴だよ。たぶんレイちゃんの天敵以上の天敵。ならどうするべきか?逃げるしかないでしょ。アレは無限に追ってきそうだし。


「よし、逃げる?」


 逃げるは恥だがなんとやらと言うドラマを見たことがあるような気がするし。


「レーナ、そういっても無駄なのじゃ。あやつは奴隷なのじゃぞ」


 確蟹。そういやあいつ奴隷なんだった。じゃあ奴隷契約をなしにすればいいのでは?根本から言えば。それか殺す!いや、それはダメか。倫理的に。勝手に奴隷になって勝手に


「じゃあ奴隷解放すればいいじゃん。できなかったっけ?」


「できないですね。解放するのだったら、奴隷契約の時に魔法を使用した人が解除しなければなりませんから」


 おぉ〜。クルハ博識。やるね。これからはクルハ博士とでも呼ぼうかな。          


「じゃあどうしよう」


 もはやどうしようもないじゃん。


「仕方ないですが……これを使うとしましょう」


 ん?何それ。かっこいい。でもこんなのクルハ持ってたっけ?


「これは隷属解消の台座です。ここの台座に名前を書くとその人は奴隷でなくなります」


 あら便利。でも、こう言うのが制約があるってのがセオリーなんだよね。


「でも制約があるとか?」


 クルハの耳もふもふ。なんか説明が長くなりそうだからもふもふ。


「これはですね……」


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「と言うわけです」


「レイちゃん、ちょっとこっちおいで」


「わかったのじゃ」


「さっきのクルハどう思う?」


「らしくないなとは思ったのじゃ。まるで別人みたいなのじゃ」

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28歳独身男性は転生したら美少女でした rdrn @ferina

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