怪力少女と非人間

「とりゃあ!」


可愛らしい掛け声だが、その声とは裏腹に彼女の放った拳はとんでもない威力だった。

その全力の拳は俺の頬にクリーンヒットし、

首が何十回も回転する。目が回って気持ち悪くなるが、もう慣れた。俺は最終的に背中が見える位置で止まった首を逆向きに高速回転させ、正常な位置に戻す。


「相変わらずの怪力だな。」

「それが女の子に言う言葉?もうっ!」


確実に怪力なのだが。俺のような非人間でなければ彼女に勝てる生命体はいないだろう。

ん?なぜ殴られたのか?俺が何者なのか?

ふふふ……秘密さ。

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物語の欠片 永遠 @towanante

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