傾向と対策！カクヨムコンはもう始まっている!?

★のウェイト再検証(前話の考察を受けて)

■12/16(土)発表のライト文芸週間ランキング(集計期間は12/9～15)

※下記掲載作品のジャンルはいずれも「恋愛」です。

　やはり運営が明記しているとおり、コンテスト非参加者からの★評価が重視されていて、これが絶対条件ですね。

　なので中間選考を通過したとしても、編集部の目に止まる確率が小さくなるということです。

　検証用スクショです。なお、下記掲載の検証作品に他意は一切ありません。あらかじめ書き添えておきます。

https://kakuyomu.jp/users/undinesylph/news/16817330668494522808

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4位『カタブツ女領主が冷血令嬢を押し付けられたのに、才能を開花させ幸せになる話』

https://kakuyomu.jp/works/16817330668086895655

第一話公開：12/5

★42：17人

参加：2／非参加：15

フォロワー数：94

※百合、Kindleで書籍化あり

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5位『『後宮の悪魔』〜時空を遡るシリアルキラーを追う敏腕刑事が側室（👩）に堕ちた件〜』

https://kakuyomu.jp/works/16817330653057581096

第一話公開：12/11

★57：20人

参加：12(1は短編)／非参加：8

フォロワー数：66

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6位：『すべてを奪われた少女は隣国にて返り咲く』

https://kakuyomu.jp/works/16817330667744499608

第一話公開：12/1

★38：13人

参加：4(2人は短編)／非参加：9

フォロワー数：129

※多数の書籍化作家

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8位『月下に桜花濡れて天使降る』

https://kakuyomu.jp/works/16817330666450272592

第一話公開：12/1

★93：31人

参加者：24(1人は短編)／非参加者：7

フォロワー数：12/9～11は不明、期間内およそ60ぐらい？

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10位『常花の薬師～奇跡の花を探しにきたら、異国の地で寡黙な武士に愛されました～』

https://kakuyomu.jp/works/16817330667393111511

第一話公開：12/7

★51：18人

参加者：12(1は短編)／非参加者：6

フォロワー数：59

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　前話での参加者：非参加者＝1：8論理で単純計算すると、

　4位：2×1＋15×8＝122○

　5位：12×1＋8×8＝76

　6位：4×1＋9×8＝76

　8位：24×1＋7×8＝80

　10位：12×1＋6×8＝60

　ここにフォロワー数の加算があり、今の順位になっていると推察されます。フォロワー数に関しては、参加者と非参加者でウェイト差異があるのかなど一切不明です。

　また、同コンテスト参加でも、長編と短編で扱いが異なるのか、その辺りも分かりません。フラグが別立てなので、DB上では簡単に区分できるし、ひょっとしたら別扱いかもしれません。

　いったんは長編には参加していないが、短編に参加しているユーザーからの★評価は参加者扱いとして計算しています。

　ちなみに1位を独走している作品は、第一話公開が12/1で★評価のほとんどが非参加者(フォロワー数348)なので間違いなく最後まで1位の座を維持するでしょう。読み専さんを取り込める作品パワーが羨ましい！

　ここだけの話、いやあ、現代ファンタジー部門で参加していただきたかった！

　心の声でした(笑)

　ここまでざっくりですが、この結果を見てしまうと、読み専さんを含めたコンテスト非参加者からの★評価が得られないと、正直なところ上位進出はほぼ絶望といったところですね。

　極論を言ってしまうと、参加者からの★は要らない、とまでになってしまいそうです。

　いえ、そんなことはありませんよ！

　参加者からの★評価にもメリットはあります。まずは★の数が大きくなるので目立つことですね。やはり★の数が多いと、初見ユーザーに注目されやすくなります。

　コンテスト期間中はトップページUIが変更されているためそこまでのメリットはないのですが、前日に1つでも★が入ると「注目の作品」にランダム掲出されます。これもメリットと言えるでしょう。とはいえ、私はタイミングの問題でしょうが、未だに自作を一度も見たことがありません。

　また、通常ランキングに戻った際、★が多いと上位に掲出されます。コンテスト期間中、ここから訪れる方は少ないかもしれませんが。

　12/16(土)時点でのコンテスト週間ランキング→恋愛ジャンル週間ランキングを見てみます。

https://kakuyomu.jp/rankings/love_story/weekly

　4位→31位

　5位→33位

　6位→57位

　8位→28位○

　10位→78位

　なんと上記掲出作品内では拙作『月下に桜花濡れて天使降る』が通常恋愛ランキングでは最上位でした。これは参加者から得られた★評価のおかげです！

　まあ、その上にいるのは化け物みたいな作品ばかりですし、トップ10に入らないと流入効果は見込めないのかもしれませんが。

　私個人として、どちらからの★もほしい！

　これに尽きますね。何が何でも書籍化を目指すほどにストイックでもないし、同じ書き手の方々との交流を楽しむ一人の書き手をしては、お祭り雰囲気が好きなので、そこそこに一喜一憂しつつ楽しめたらいいなというのが本音です。

　もちろん真剣に書籍化を目指している方は、この手のコンテストでは商流に乗った作品を書かなければならないし、そのための努力もきっとされているでしょう。

　そこに向かってひたすら頑張っている書き手さん、あるいは他社で書籍化しているけどKADOKAWAではまだしていない、といった方が受賞するのでしょう。編集部もきっとそういう作品を欲しているでしょうから。

　一般の書き手には、そもそも読み専さんに見つけてもらう機会自体がほぼありません。これに対する妙案があればぜひとも教えてほしいところです。