この気持ち悪さといったら

 エピソードを追うごとに、パズルのピースが揃うように、少しずつ何かの輪郭が見えてくる気味の悪さ。

 芽生えた疑問がやがて恐怖に変わり、読み進めていくごとに増していく「気持ち悪さ」がたまらない。