朝陽が凍る
涼
第1話 朝陽
雪が降ってる 冷たい朝陽が凍る
忘れて言ったシャツ ゴミ箱に捨てた
振り返る様子もなく去ってゆくであろうあなたを
あたしもだってば 振り向いたりしないってば
でも 悔しいな。
あの笑顔は忘れられない…
雪が降ってる 君には何も出来ずに
最後も俺は何故 引き止めなかった?
泣いてる様子もなく靴の音が遠ざかって
すきなんだってば 今すぐ抱きしめたいってば
でも遅いよね
もう俺にはなんも出来ない
「振り返ってよ あたしにまたあの笑顔を見せて」
「泣いて見せてよ 俺にしか見せなかったあの涙」
『ねぇ、すきだよ、まだすきだよ…ねぇ』
二人の想いは重なったままだったのに
どうして振り返って抱き締めなかったの?
どうして泣きながらすきってその胸に飛び込めなかったの?
凍った朝陽 静かに泣いていた――…」
朝陽が凍る 涼 @m-amiya
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