第17話

巨人は、よろめきながら立とうと右手に手を地面に手をつき、立ち上がろうと顔を下から前に向いた瞬間、成宮が上空から「今だ!」と叫ぶ。


「これが俺の全力だ!!!!」


そう叫び、巨人の顎に拳をクリーンヒットさせる。すると巨人の身体が空中へ少し持ち上がった。 


巨人の身体が伸びた状態で少し空中に少し飛んでいる。そこにすかさず水無月が巨人の首目掛けて刀の柄の部分で巨人をうつ伏せにしながら地面に叩き込んだ。


「任務完了」


このポップアップが目の前に現れて、チームを含めた病院関係者および近隣住民の方々が歓喜し。それと同時に安堵した。その光景に俺はなんとも言えない高揚感を覚えた。


そして俺は言った。


「俺、ヒーローになるわ」


自分の右手の拳を見てそう呟いた。


俺は、晏子、水無月、成宮、黒河、桃瀬と合流して、みんなと握手を交わした。


始まりの一歩。そんな気が握手をする度に強く感じた。

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E-mans PlaneT 柳零時 @yanagireito

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