短い文字数と僅かな時間で物語に引き込まれました。綺麗に新調されたベッドを主人公が見た時の、切なさと悲しみがダイレクトに伝わり過ぎてきて胸がいっぱいになりました。
偶然見かけた個展の作品に「はっ…」と気を取られ、どういうわけかずっと見つめてしまうようなお話だった。この短さで心をぎゅっと鷲掴みにしていく感じがニクい。
もう読んでて数行であ、これは名作だ。と確信しました。はじめてこの方の作品を読みましたが、相当なやり手ですね。感無量です。
冒頭部分を読むだけで、小説としての力を見せつけられます。それほどに美しい文章。人物の置かれた状況を描きつつ、心情まで描きます。説明されている感じはまったくなく、読んでいるうちに自然とキャラク…続きを読む
「綺麗だ……」という一言の感想が、心に沸きました。そして、こんなお話や文章、どうやったら思いつくのだろう、とうらやましく思います。「君はプリズム」――読み終えた時、このタイトルに心がキュッと締…続きを読む
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