第29話 思わずレビュー記したお話とRTで読む系企画の話題2
さて、読む系企画では丁寧に「私というたった一人の読者の意見」とよく使います。
事実ですから、私なんかの意見に左右されてはならない。
一応読む系企画者として「私には分からない」ということは結構あります。
「エブリスタ」などの日記のような、あるいは短文系な作品などは、いわゆる携帯小説にあたり扱いに困ります。
今回の企画では本格中華ファンタジー二作品に囲まれ、私かなり戸惑いました。それは後にするとします。
そもそも論として技術水準が高いと、もはや私に言えることなんてありません(笑)
「なぜこの水準の作品がこんなスコア低いの……もっとスコア高くていいだろ!」
と、憤りを作者さんに言って一体何が解決するのか(笑)
こういう方が在野にたくさんいるわけで、つまり後は「ハマる」「跳ねる」か否かな話。
もう編集部中の方に、いっそ何が足りないか確認したいレベル。
ですが編集の方も多様、意見は別れるでしょう。
そして人気作品になる必勝法はない。
ある種当たり前で「もし」あったら消費しつくされすぐに使えなくなる。
では手っ取り早く、ランキング上位作品書籍化すれば売れるか、となったらデータは恐らくそうなっていないのでしょう。
小説投稿サイトが誕生して以来データはかなり蓄積され、そして傾向があるはず。
更にデータの先、未来を読み取る、あるいは「つくる」作業、ビジネスは難しい。
もしランキング作品が売れるならサイト、ランキング攻略した人達みんな、とりあえずプロになってるはず。
先日紹介させていただいた4/28発売のトゥモロー・ネヴァー・ノウズは私が拝見した時確か150ぐらいなスコア。
なろう換算なら600P。
皆さん模索されているわけで、我々は見つけてもらう為に頑張るしかないですね。
活動してたら「ポジティブな感想だけど全く違う方向性を求められる」なんてこともあるでしょう。
私の経験は、
「第9話 感想やアドバイスめいたものとの向き合い方。一人の読者は無視していい。日間一位獲得話はまたの機会に」
https://kakuyomu.jp/works/16817330652317934856/episodes/16817330652806432661
こちらに記しております。
・本格中華ファンタジー二作品に囲まれたんじゃが?
今回たまたま二作品本格中華ファンタジー作品な方が参加されて、たまたま日をまたぎ続けて拝読しました。
「青春怪異譚」
https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305
成長物語、ドラマ作品。
「草原演義」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654336279336
なろう版。
https://ncode.syosetu.com/n4465ia
こちらは大河感溢れる作品。
いわゆる講談調な語り口で描かれています。特に青春怪異譚は顕著でした。
これが日本史系ならどうなるか、Twitterに記したのでそれ載せてみます。簡単講談調です。
ーー三河の国に松平元康、後に徳川家康となる男がおりました。しかし、未だ今川に従属する有り様。そう、いわゆる桶狭間の戦いに至っておらず、これより織田領内へと進軍する頃合いのお話ーー
「時は元禄ーー」などから始まる講談調な語り口。
中国の歴史は壮大で、そして日本と全く異なります。
どうやら私は本格中華ファンタジー独特の「名称」や「読み」が苦手なようです。
これが日本史ならすんなり入って来るのですか「うん、名称とか名前が読みにくい!」と、めっちゃ序盤でギブアップしました(笑)
しかし方向性は違えどどちらも巧みな作品。
もっと仕上げたら「商品」となる可能性を感じることは多々あります。
仕上げると言っても「あらゆる要素」が求められる。
書けるのは大前提、構成や登場人物の魅力など全て仕上げないといけない。
「既に商業ベース」「ギリギリ足りてない」「原石として申し分ない」
という方にぜひ言いたい。
今のプロ量産時代なら、腕を磨き活動していたらいつか届くと信じる価値はある。
私はしがない、ジャンル別日間一位程度の他愛のないユーモア系ネタエッセイネタレビューなユーザーに過ぎません。
短編でカクヨムコン8中間選考通過していますが、大体1000作品ぐらい通過してたはず。
未だ自分の立ち位置はこんなものです。
が、一人の読者で消費者なのは言うまでもありません。
仕上がり商品となった皆さんの作品を手に取り「序盤しか読まなかったあの作品を読むか」となるでしょう。
はい、記した通り二作品共序盤で脱落しました。一話で星3、二話で星3お送りしています。
なろうは応援評価を推奨している。
カクヨムは面白かったら評価して下さいという姿勢。
全く躊躇いなく評価付けさせていただきました。
つまり技術の価値は、テンプレ流行りお約束大喜利など関係ない。というスタンス。
前にも記した話題です。
一話というのはかなり例外で、普通一話で評価は付けません。長いと三万文字以上拝読します。
□苦手を克服しよう
さて、改善点はどんな作品にだってあります。
改善するに越したことはない。
しかし心理描写はともかく情景描写にこだわったら、キリがない。
ですが必要なものは必要。
私の作品は「風景」「装束」の情報が極端に少ない。人物像は語らせます。
こういう作風は存在するとして、「どの程度描くべきか」アマチュア作家の悩みどころです。
ですが私の課題ならはっきり言えます。
「面倒くさがらずに調べて描け」
西洋中世ファンタジーなら、時代に合った装束など記すべきでしょう。
また独自の設定から描く、それこそが本格ファンタジー作品であると、SNSで議論になった例のあれは示唆していたのかもしれません。
そう、情報を「心理描写」などで語らせ省くのは一つのスタイルとして確かにある。
しかし、手抜きと言われたら私の場合「事実」です。わざと、ではあるが事実としての側面が強い。
「読者さんの想像にお任せします」
でもいいけれど、難しい塩梅ですね。
結論が出ました。
本格ファンタジーはサザエさんを以て本格ファンタジーとする。
なぜならサザエさんは年を取らない。
よって本格ファンタジーである。
本格ダークファンタジーとは、名探偵コナンを以て本格ダークファンタジーとする。
なぜならコナン君の周囲では、死神が憑いてるとしか思えないぐらい事件が頻発する。
そして年を取らない。
いつまで小学生続ける気だコナン君。
よって本格ダークファンタジーである。
はい、言いたいことから外れました。
「苦手を克服しよう」「書ける書き手を目指そう」
という具合。
調べものしながら描写して、報われないことも多々あると思われます。
だから私は基本、情景描写にはこだわらない。
しかし書けないとなったら話が変わる。
書けます、書きます、面倒だけど。
面倒なことを繰り返していたら「得意」になる。
当たり前の努力を続けようと思います。
皆さん、お互い頑張って参りましょう。
よい創作ライフを過ごす為、腕を磨いて楽しみたいですね。
ではまた次回。
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