20232月

第9話 感想やアドバイスめいたものとの向き合い方。一人の読者は無視していい。日間一位獲得話はまたの機会に

「侯爵令嬢の華麗なる追放劇」がなろうジャンル別ランキング推理文芸部門で日間一位に輝きました。およそ二日間とランキング更新一回分ぐらいです。

 週間は長らく三位でしたが今は四位以下でしょう。

 更新中と完結後は大体一位から三位。

 PVは一日で7000を超え、デイリー一万に迫る勢いでした。

 ユニークはデイリーで1500人以上を記録しました。

「ライトユーザーの華麗なる逆襲劇」とでも謳いますか(笑)

 これはまた後日機会と要望があれば記します。


 さて、本日は素朴にして切実な問題について。

 某熊さんのエッセイにもレビューで記しましたが「なろう作家」とは実に多様な存在です。

 駆け出し冒険者よろしく初心者ライトユーザー勢。

 なろうでデイリーPV5000は余裕、ポイントも四桁に乗るミドルユーザー勢。

 ハイクラスなポイントを持つ上位勢、レジェンドクラス。

 或いは独自路線を往く純文学勢力や歴史小説軍団。


 カクヨムでもなろうでも、とても「Web小説」「なろう小説」「カクヨム小説」と一括りに出来ません。

 ですが一部の方は一括りにして「だからなろう小説はダメなんだ」と言い切ったりします。逆に絶賛する人もいるでしょう。

 もちろんSNSは文字数制限があるので「言い切らないとそもそも入り切らない」なんてこともありそうです。辛口を演じて話題づくりに勤しんでるだけかもしれません。

 炎上芸って奴ですね。


「なろう小説なるものは、そもそも定義し辛いものである」


 これが私の解釈です。

 さて本題。今復帰第七段RT企画を開催しています。段と弾はどっちゃでもいいや(笑)

 大前提として、


「一人の読者に引きずられてはいけない」


 というものが存在します。アドバイザー契約でも結んでいるなら話は変わりますが、たった一人の読者の感想や意見に振り回されてはなりませぬ。どうかお聞きあれ。

 たとえば「あなたの小説は純文学ではない」と言われたケースがあるとします。この作者さんは純文学勢ですね。

 たまたま私の企画に参加されて、一つ不思議なことがあり尋ねました。


「なぜ似非純文学というタグを付けているのですか? ちょっとした毒気を感じます」


 と、尋ねた結果先の話に繋がるわけです。

 どうやら別の企画主に「あなたの作品は純文学ではない」みたいなことを言われたらしく、皮肉で付けていたそうです。

 これがもし私なら「やかましい失せろ」と、一蹴するでしょう。

 そいつが作品でも公開してようものなら、おもいっきり論評してやります。もちろん認めるところは認めますが、何もないなら倍ではすまない(笑)

 だから参加する側にはあまり回らないのです(笑)


「読者さんに毒気が伝わるので、避けた方がいいかもしれません」ってなことを、この作者さんにはお伝えしました。もちろん作者が読者を選んでも構いません。活動は自由です。

 ですがRT企画に参加されるぐらいですから、読者を選ぶ方向性があるとは思えません。

 まあタグ気にしない読者の方もいるでしょうから、どっちゃでもいいと言えばいいんですが。


 この通り読者やRT企画主も様々存在します。

 私も右往左往した一人です。

 方向性を定めていなかった私が悪いんですけどね(笑)

 今でもトカレストストーリーの感想欄に残っていますが、


「地の文読まずに会話だけ楽しんでる」


 と、実に率直な感想を残される方がいたりします。

 嬉しいやら複雑やらです(笑)

 一方トカレストストーリーはVRMMO作品なので「硬派なゲームを描いた作品を期待している」というプレッシャーもありました。読者のお一人にかなりのゲーマーさんがいて、レビューまでいただきました。

 当時はレビューの威力凄まじく、PVから評価からかなり増えました。

 ですが私が描きたいものとはかなり異なった方向性です。


「嬉しいけど期待には応えられない……」


 と、申し訳ない気持ちになりました。

 トカレストはどこで終わらせるか決めてはいたのですが、継続した結果迷走、後放置。最近なんとか完結させました。完結というか、終わらせた感じですね。

 正確にはなまじっか人気が出たので続けてしまった、という状況でした。


 私は企画を行う際、はっきり「素直な感想やレビュー付けます。評価もしかり」ってなことを謳っています。何の確約もありません。評価付けるのは私の自由だし、感想なども同様です。

 お気に入らずば削除よろ、というスタンスですね。


 読者や企画主は実に多様です。

 こだわりから「こうだ、こうしろ!」と、言ってくる人もいるでしょう。或いは冷たい一言で終わらせる人もいます。

 私自身、企画後半になると疲弊して淡泊な感想になることもあります。

 逆に「こうした方がよくね?」と結構具体的に指摘することもあります。

 指摘した結果その作品は人気作品になり、気が付くと別の作品でプロデビューされました。私とのエピソードもあとがきに載ってます。


「大相撲令嬢」という作品ですね。


 有名なろうRT企画主と名付けられていました(笑)


 ですがこれは良いケースであり、悪いケースも存在するでしょう。

 悪いケースを想定すると、素直な感想が書けなくなります。

 書き手でもあるので、結構悩みの種だったりします。


 皆さん自分を持ち、自信を持って創作活動に臨んで下さい。

 たった一人の読者に振り回されてはいけない。

 なんか変なこと言われたら、SNSなどで皆さんに意見を募ってみるのもいいでしょう。

 とにもかくにも自分を貫いて下さい。

 相手がたとえプロや編集者であっても「何の保証もありません」

 それなりの立場と経験則から言っている、という点は有意義ですが、絶対は存在しません。

 そもそもなんの為に書いてるかにもよりますが、それを自分で決めて下さい。

 色々な人から褒められたり期待されたり、或いはけなされたり。よく分かんないアドバイス染みたこと言われたりするでしょう。


 無視だ、無視しろ。

 書きたいものを書くんだ。


 これが私からの最大級のアドバイスです(笑)

「良いこと言ってたら採用してやる」ぐらいでいいですよ。


 この手の話題は大昔からあります。

 柔軟かつ堅固に対応して下さい。

 長くなりました、今回はこれにて。

 皆さんこれからも頑張って下さい、お互い頑張りましょう。

 ライトユーザーとして応援しています。ではでは。

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