第8話 読者選考?カクヨムコン8を浅く分析してみる

 初めに。

 カクヨムコンの最中に検索機能の変更が行われ、

「10、100、1000」の星で区切られるようになりましたね。

https://kakuyomu.jp/info/entry/search_renewal

 読者選考で行われると全体がインフレしますから、最初から決めていたのかな。

 復帰勢かつカクヨムではかなりライトユーザーな私には、正直ピンと来ない話です。


 さて、カクヨムコン8も終盤に近づき、活気というより厭世気分が漂っているように思います。あくまでそんな気がする程度ですが。

 選考基準を確認しましたが、ランキングによる完全読者選考という形式、まるでどっかのジャンプさん。

 特別賞の扱いはどうなるんだろう?


 勝ち負けが一目見て分かるのですから、そりゃ厭世気分にもなるでしょう。

 下読みをすっ飛ばした手法はカクヨム側からすれば負担が少ない。

 最初は熱にあてられお祭り騒ぎでも、ボーダーラインにいなければそもそも舞台に立てない。


 もちろん今後に繋がると思えば前向きにもなれるでしょう。書き手側の宣伝と交流を「促進」する手法です。

 さすが天下のカクヨム、そこに溢れる畏敬の念。

 なぜこの手法になったか、何も知らないライトユーザーなりにちょいと分析してみます。


「下読みが省ける」

「書けばいいという時代は終わった。と書き手に分からせる」

「書き続けられる作者がより優位に。エタったり投稿以外の活動が少ない作者をふるいにかけられる」

「カクヨムの盛り上がりへと繋がり一石二鳥。ユーザーが増えて交流も活発化。PVや評価はインフレし、ユーザーや読者が増える」

「他の投稿サイトからユーザーが流れてくるかも(実際カクヨムはよく作られている。使いやすい)」


 こんなところでしょうか。

 小説投稿サイトの実情を知らない私には、どこが盛り上がってるとか分かりません。が、カクヨム側の思惑が透けて見えます。

 違う、明け透けです(笑)


 従来の下読み形式はランキングが反映されるとは限らず、またエタってるのに参加する人もいるのでこれらを排除出来ますね。

※通過したのにエタった私がいい例です。ランキングなどかすりもしない作品でした。


 より活発で前向き、或いは手段を知り尽くした猛者が優位に立てる。


 作品より「作者」と「読者」を選定する戦い。


 固定読者を掴んでいるユーザーを優遇すれば、その後の戦略が立てやすい。計算しやすくなる、たぶん。

 従来通りの手法で選んでいた時と、今回のやり方とどちらがよりビジネスとして得なのか。それを見定める試金石的なコンテストかもしれません。


 ユーザーさんからすればこのやり方は疲弊します。ランキング攻略という難易度の高い戦いに挑むわけですから、本気でやれば疲弊どころじゃないでしょう。


 ちょうど私の復帰時期辺りから開始され、何事だろうとは思っていました。

 傍目から見ていると、


「えらい実験に付き合わされてるな」


 という感覚を覚えます。

 強気なんだか弱気なんだか、正直掴めません。

 ランキングに意味を持たせる、巧い手法とは言えるでしょう。

 サイト内の人気=プロ予備軍の図式。


□短編はさにあらず

 一方短編はランキングも関係ありますが、選考される方がいる模様。

https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2022/detail


「ランキングを参考にーー」


 と、布石を打っています。

 参考に、をどう捉えるかは難しい。

 一万文字という枠の中で腕をふるえば、チャンスがあるかもしれない。

 これなら私も参加したくなります。

 ランキングなどどうでもいい。腕をふるえばなんとかなるかも? と思えるので。

 書いて損することはないでしょう。


 総力戦ですね。

 カクヨムコン8が終わった後、一帯が焦土と化してそうです(笑)

 だってコンテスト後の評価意味ないんですよ。本気な人ほど「遅い……なんで今なんだ……」と、真っ白に燃え尽きてるかもしんない。

 大丈夫、戦いは一区切り付くだけでまだまだ続きます。

 もしかしたら、まだ逆転の一手があるかもしれない。


 ーーまだだ、まだ終わらんよ!

 ーーたかがメインカメラをやられただけだ!

 ーーカクヨムだって分かってるはずだ。本当の良作とは何かを。


 勝利の栄光を君に。


 私は気まぐれに短編など投稿するかもですが、分かりません。

 皆さんの頑張りに敬意を。

 数字を押し上げたコンテストがどう影響するか、今後の推移を見守りましょう。


 ではまた次回。

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