嗜虐姫の隷人〜僕は傍若無人な悪役姫(精霊)に溺愛される〜

最新30話まで拝読してのレビューです。

よくある異世界転生もの、さらに一切のチートはなく、最弱種かつ病弱デバフつきといういわば無能(!?)として異世界に来てしまいます。
しかも、奴隷オークションから始まるというとんでもない不遇な環境に置かれています。

そのオークションで出会ったのが火の大精霊スカーレット、別名を嗜虐姫といいます。彼はスカーレットのお供として孤児院から屋敷に引き取られます。

少しは状況が改善されたかと思いきや、彼はそこでもさんざんな目に遭うのですが、決して折れません。なぜかスカーレットに気に入られ、屋敷に住まう色々な種族の者たちと出会って、少しずつ成長していきます。

現…続きを読む

他の作品にない不思議なワクワク間があります。
主人公がどのよ成長していくのか楽しみにしています。

病弱な主人公が異世界に転生した――と聞くと、チート能力を授かると思うかもしれない。
でも授からないんですよ。
いや、記憶力・言語力が非常に優れているとは思います。
つまり外国語を操る能力がある――といっても主人公『幸人』が異世界生活の中で学んだものなんです。
じゃあこの能力が特別かというと、そうは言えないのが厳しいところ。魔法が使える多くの種族が、テレパシー的なコミュニケーション方法を使うせいで、外国語を学ばなくてもなんとかなる世界なのです。
さらに、人間という最弱種は滅びかかっているというオマケつき。

絶望的な環境で、孤児院からの奴隷オークションという大変なスタートを切る異世界転生物語。…続きを読む