第14話 氷嬢様と体育祭
小雪「私に、速く走れるコツを教えてほしいの!」
主税「ちょっ!ちょっと待て。それって富士宮さんとやっていただろ?」
小雪「富士宮さん。感覚派で説明が下手で・・・・・・」
主税「そうか・・・・・・でも俺もうまく教えられるかどうか分からないぞ。」
小雪「私・・・・・・足を引っ張りたくないんです。せめて、リレーでは最下位にならないようにしたいんです。」
主税「上杉さん・・・・・・分かった。俺でよければできる限りのことをするよ。」
小雪「ありがとうございます。」
その様子を見ていた鈴女は少し曇った表情をしていた。
鈴女「(・・・・・・なんででしょう。心臓がキュッと締め付けられるこの感覚は。)」
その後、先に学校を出た鈴女は病院に行ってこの胸の痛みの原因を調べてみたが、病気とかではなかった。
鈴女「(病気ではなかった・・・・・・そういえば今は全然痛くない。あの胸の痛みは何が原因なのでしょう?)」
鈴女が家に戻ると隣の主税の窓に明かりがついていた。鈴女は主税の部屋のインターホンを押した。ドアが開きまだ制服姿の主税が出てきた。
主税「悪い、まだ出来てないんだ。」
鈴女「大丈夫です。私待っていますから。」
主税「悪いな。今日は栗ご飯にイワシの南蛮漬け。サツマイモの天ぷらもあるぞ。」
鈴女「随分豪勢ですね。」
主税「南蛮漬けは一晩漬けたから味が染みているぞ。」
鈴女「楽しみです。」
主税「今から天ぷら揚げるから皿の準備しておいてくれ。」
鈴女は食器棚から大皿とお茶碗二つを取り出した。
鈴女「主税さん。一つご相談があるのですが。」
主税は油の中に輪切りにしたてんぷら粉をまぶしたさつまいもを入れながら鈴女の話を聞きていた。
主税「何だ?」
鈴女「今日胸が痛かったのですが、これってどこか体調が悪いのでしょうか?」
主税「病院に行ったのか?」
鈴女「行ったのですが特に異常はありませんでした。今は痛くないので問題はありません。」
主税「ならいいけど。また痛くなったら俺に言えよ。」
鈴女「はい、ありがとうございます。」
主税はこんがりきつね色に揚がったさつまいもの天ぷらをアルミのトレイに敷いたキッチンペーパーの上に置いた。
主税「そういえば今日の放課後、上杉さんと速く走る練習をしたんだけど腕の振りを教えたら少しだけど速くなったんだよ。上杉さん、呑み込みが早くてこれなら何とかなりそうだよ。」
鈴女「・・・・・・。」
鈴女は左胸の痛みを感じたが、何故か主税には言わなかった。
本番まで残り2日。放課後、リレーの全体練習の日。
丹波「なあ、上杉走るの速くなってないか?」
泰造「うん。フォームも良くなったし後は上手くバトンパスできるかどうかだよな。」
やはり咲とのスピードが違いすぎるせいかバトンパスのタイミングが掴めていない。
咲「ダメか・・・・・・せっかく上杉さんが速くなったのにこれでタイムロスをしてしまう。」
主税「じゃあさ、タイミング合わせるために掛け声を決めよう。」
咲「掛け声?」
主税「例えばさ、1・2・3みたいなタイミングを二人で決めるんだよ。その方がタイミング合わせやすいだろ。」
咲「そうね。じゃあ・・・・・・「チャーシューメン」でどう?」
小雪「それは・・・・・・お腹が減りそうな掛け声だね。」
咲「パパがよくゴルフの素振りするときに使う掛け声で。」
主税「いいんじゃないか?タイミング合いそうな感じだし。」
咲「じゃあとりあえずやってみようか。」
さっそくバトンパスのタイミングで
咲「いくよ!チャー・シュー・」
小雪・咲「メン!」
タイミングバッチリでバトンを渡すことができた。
咲「やった!!」
小雪「今までで一番タイミングがよかったですね。」
咲「じゃあもう一回やろう!一回だけじゃあ本番でミスしそうだから慣れるまでやろう!」
小雪「はい!」
咲と小雪はひたすらバトンパスの練習をしていた。練習初めは嫌々やっていた小雪も楽しそうにしていた。
主税「ご苦労さん。明後日の本番優勝間違いなしかもな。」
小雪「はい。頑張りましょう。」
丹波「上杉も気合十分だな。最初の頃とは大違いだな。」
泰造「ホント、最初はやりたくないオーラがにじみ出てたよな。」
小雪「そっ・・・・・・それは。」
小雪は顔を赤らめながら
小雪「コーチの指導のおかげかな・・・・・・」
主税「え・・・・・・?」
咲「コーチ?誰かコーチ付けてもらったの?」
泰造「富士宮教えるの下手だからな~」
咲「で、誰なのそのコーチ?」
小雪「内緒です。」
と、満面の笑みで答えた。
本番当日。朝4時に起きた主税は体育祭に向けてお弁当の準備をしていた。
主税「さて、腕によりをかけて作るか!鈴女さんがご飯かパンか聞いたらご飯がいいって言ってたからな。互いに親が仕事で体育祭行けないから昼ご飯は教室で食べるからな。周りを気にせず別々の弁当を用意しなくていいから楽でいいな。」
主税はご飯に合うおかずを作ることに。
主税「唐揚げはマストだよな。後はミートボール・・・・・・茶色ばっかだと見栄え悪いよな。プチトマトとか入れるか。フライドポテトでも入れて・・・・・・また茶色物だ・・・・・・」
主税は唐揚げや皮付きのフライドポテトなど揚げ物を先に作り始めた。
主税「鈴女さん結構食うからな。まあ今回のお弁当箱はお重箱だから別にいいか。」
主税は朝6時にお重箱におかずやおにぎりを詰め込んだ特性弁当が完成した。
主税「よし!行くか!」
主税はカバンを持って体操服姿で家を出た。
主税「あっ・・・・・・」
玄関を開けてすぐにお隣の鈴女とバッタリ鉢合わせになった。
鈴女「主税さん、おはようございます。」
体操服姿の鈴女はいつもの無表情でペコリと頭を下げた。
主税「鈴女さん。まさか同じタイミングで家を出るとは・・・・・・」
鈴女「いつもより早いですからね。自然とこの時間帯になると思います。」
主税「そうだよな。じゃあ、また学校で。」
主税は駆け足でマンションの廊下を渡った。
鈴女「あ・・・・・・。」
こうして高校の体育祭が始まった。午前中は徒競走や綱引き、球入れなどの競技が行われた。今は女子の徒競走が行われている。
主税「女子の徒競走、上杉さん6人中3位だったな。」
駿介「ホントに走るの速くなったな。」
主税「放課後の練習終わってから毎日走っているらしいからな。練習のたまものだよ。」
駿介「これならリレーも優勝できるんじゃないのか?」
主税「あまりプレッシャーかけるなよ。」
徒競走を終えてテントに戻って来た小雪が主税のもとにやって来た。いつもは眼鏡をかけている小雪も今日はコンタクトレンズをしている。
小雪「鍛冶場くん。私、初めて最下位以外の順位を取ることができたわ。」
主税「やったな。上杉さんの努力の成果だよ。」
小雪「午後のクラス対抗リレー、頑張ろうね。」
主税「おう!」
お昼休憩になり主税は2年A組の教室に入った。
主税「誰もいない教室・・・・・・寂しいもんだな。」
教室のドアが開き鈴女が教室に入って来た。
鈴女「主税さん。お待たせしました。」
主税「いや、俺も今来たばっかだから。」
鈴女「そうですか。ならよかったです。」
主税は包みを広げて2段重箱のお弁当箱を広げた。
鈴女「これ、一人で作ったのですか?」
主税「ん?そうだぜ。夢中になって作ったらこんな量になった。」
鈴女「では、このおにぎりをいただきます。」
鈴女はおにぎりを一つ手に取り口に運ぶ。
鈴女「・・・・・・おいしいです。」
相変わらずの無表情だが声色は少し明るかった。
主税「ちなみに具材はシャケとおかか。明太子に梅干しもあるぞ。」
鈴女「今食べてる中身はおかかですね。」
主税「そのおかか。手作りなんだが口に合うか?」
鈴女「これ、手作りなのですか?」
主税「うん。普段おにぎりとか作らないから会う具材を自分で作ってみたんだ。」
鈴女「梅干しもですか?」
主税「さすがにおかかだけだよ。鮭は市販のシャケフレーク。梅ははちみつ入りの甘いやつを買ったんだ。」
鈴女「いろいろ考えているのですね。」
主税「おにぎりだけじゃなくておかずも食べてみてくれよ。」
鈴女「では、この唐揚げを・・・・・・」
鈴女は箸で唐揚げを一つつまんで口に入れた。
鈴女「これも美味しいです。油があまりないので食べやすいです。」
主税「冷凍食品の唐揚げを目標に作ってみたんだ。喜んでくれてよかったよ。」
主税は枝豆を食べた。
主税「そういえば、球入れすごかったな。鈴女さんが投げた球。百発百中で入ってたからな。コントロールいいんだな。」
鈴女「それは・・・・・・この角度で投げたら入るよう計算をして入れたので。」
主税「すご・・・・・・体育祭に頭つかうなんて。」
二人で半分以上の量を食べた後。
主税「そうだ、午後から鈴女さんの障害物競走だよな。頑張れよ。」
鈴女「はい。」
主税「どんな仕掛けがあるのか本番じゃないと分からないからな。でも、最後は借り物競走に決まっているからそこでいかに早く借りられるかが一位になるカギになるかもな。」
鈴女は静かに頷いた。
一階のトイレがいっぱいだったため、二階のトイレに向かっていた小雪は教室に人の気配を感じて窓からその様子を見ていた。
小雪「鍛冶場くん?教室でご飯を食べているんだ。 声かけて・・・・・・」
小雪は向かいの席に座って無心でおにぎりをむさぼっている鈴女を見つけた。
小雪「え・・・・・・何で氷嬢様が一緒にいるの・・・・・・?」
小雪は静かにその場を去った。
午後の部が始まり、障害物競走が始まった。同じ組に鈴女と小雪が競走することに。先生の合図とともに6人がスタート地点に立った。
鈴女「(最後はやはり借り物競走ですか・・・・・・)」
小雪「(教室に二人きり・・・・・・もしかして、付き合っているのかな?)」
小雪はチラッと鈴女を見ながら合図を待っている。
ピストルの合図とともに6人が走り出した。4つの障害物の最初の一つ目は「網くぐり」網を匍匐前進でくぐらないといけない。
鈴女「(網と敷いてるマットの間をくぐる競技。これならなんとか)」
しかし、網をくぐるときに問題が発生。鈴女の胸が網とマットの間に挟まってしまった。
鈴女「(なっ!何でこんなことに!)」
鈴女は体をねじ込みながら網をくぐることができた。それを見ていた主税は・・・・・・
主税「(なんか・・・・・・見てはいけないものを見ているようだ。)」
何とか網くぐりを抜けた鈴女。だが、他の5人は次の競技を行っていた。二つ目は「風船割り」。自分で風船を膨らませて椅子に座って風船を割る競技である。何人かは風船の割る音が苦手なのか割るのに時間がかかっている。
鈴女「(これならなんとかいけそうです。)」
鈴女は青色の風船を取って思い切り息を吸って風船を膨らました。
鈴女「(少し膨らましてすぐに割る!)」
鈴女は風船を少し膨らませて椅子の上に置いて思い切りお尻で座ってパンっ!と破裂音が聞こえた。これにより6位だったのが現在4位になった。
鈴女「(次の競技は・・・・・・うっ・・・・・・)」
鈴女が「うっ・・・・・・」と言ったのは次の競技の「飴食い」が原因だった。トレイの中に粉が満遍なく入って顔をつけて飴を取り出す競技である。先にやっている3人は顔を汚すのが嫌で息を吹きかけながら飴を探していた。その中で小雪も同じことをしていた。
鈴女「(みなさんここで苦戦をしている。今なら1位を取れるチャンスです!)」
鈴女はためらいなくトレイに顔をつっこんだ。
駿介「すごいな、氷堂さん。俺ならためらうけど。」
主税「鈴女さん負けず嫌いだし、こういうのにためらい無いから・・・・・・」
その雄姿を隣で見ていた小雪も
小雪「(私も・・・・・・氷嬢様に負けたくない!)」
小雪もトレイに顔を突っ込んだ。二人とも飴を探すのに必死に自分の顔が真っ白になってもお構いなしだった。そして・・・・・・
鈴女・小雪「ふぉっふぁ(取った)!」
同時に飴を見つけて銜えながら顔を上げた。飴を隣の紙皿に移した。用意された濡れタオルを使って顔に付いた粉を落としながら走り、鈴女と小雪が最後の借り物競走の紙を選んで同時に開いた。
小雪「!?」
鈴女は紙の内容を見て一目瞭然に主税たちのクラスのいるテントに向かった。
小雪「(この内容は・・・・・・ならば相手は・・・・・・)」
小雪も鈴女と同じテントに向おうとしたが足が止まった。小雪の眼先には鈴女と・・・・・・
小雪「(氷嬢様と・・・・・・鍛冶場くん。)」
鈴女と一緒に主税が手をつないでそのままゴールに向かっていた。
小雪「(先越されたな・・・・・・)」
障害物競走の結果、鈴女が一位でゴールすることができた。
主税「でもびっくりしたな。鈴女さんが来てくれって言われたときは。それで、中身はなんて書いてあったんだ?」
鈴女「それは・・・・・・仲のいいクラスメイトです。」
主税「・・・・・・そりゃあどうも。」
紙を回収していた体育祭実行委員会の人が
実行委員「(やべっ、同じ内容の紙を置いてしまった・・・・・・)」
借り物競走が終わりそのまま体育祭は計画通り進み。最後のクラス対抗リレーとなった。
咲「ついに本番だね。みんなここまで頑張ったんだからきっと大丈夫よ。」
泰造「だな。いつも通りが一番。」
丹波「でもさ、上杉の様子が変なんだよな・・・・・・」
主税「確かに・・・・・・上の空だよな。(本当に大丈夫かな・・・・・・)」
小雪の心配もある中、リレーが始まった。第一走者の泰造はさすがの陸上部の脚力で1位で次の丹波にバトンが渡った。
丹波「(げっ!全国大会常連の「神里(かみざと)」じゃねえか!何で第2走者なんだ!?)」
その全国大会常連の男子高校生の神里の足は速く、丹波を追い越してしまった。2位になった丹波は第三走者の咲にバトンを渡した。
咲「(前の人はそんなに足が速くない。今なら抜かせる!)」
咲は自慢の足で再び1位に返り咲いた。そして第四走者小雪にバトンを渡そうと掛け声を合わせて
咲・小雪「チャー・シュー・メン!」
小雪は無事にバトンを取ることに成功した。速くなったとはいえ他の走者たちが小雪との距離をドンドン近づけていた。
小雪「(このままいけば、アンカーの鍛冶場くんに・・・・・・っ!」
小雪は足がもつれてしまいその場で転んでしまった。
主税「上杉さん!」
小雪はゆっくりと立ち上がったが膝から血が出ており、膝に激痛が走った。
小雪「ぐっ・・・・・・!」
小雪は気合で立ち上がり、痛みに耐えながらゆっくり走りだした。順位は5位と最下位になっていた。
小雪「(私のせいだ・・・・・・私が余計なことを考えていたせいで・・・・・・みんなに迷惑を・・・・・・)」
主税「上杉さん!あとちょっとだ!頑張れ!」
小雪は力を振り絞ってアンカーである主税にバトンを渡した。それを受け取った主税はバトンを握り締めて
主税「後は任せろ。」
と言って全速力で走りだした。主税はまず前にいる一人を抜かし、さらに前の一人を抜かした。これで3位になった主税は更にギアを上げて2位の選手に追いついた。
2位の選手「な!?いつの間に?」
そして主税は2位の選手を抜かし、目の前にいる1位の選手と最後の直線で勝負することに。
主税「うぉおおおおおおお!!」
主税は足の回転を上げて1位の選手と並んだ。
咲「あとちょっとよ!」
丹波「抜かせ!!」
泰造「いけ!鍛冶場!」
小雪も両手を組んでお祈りをした。
小雪「(勝って・・・・・・鍛冶場くん!)」
その結果、最初にゴールテープを切ったのは・・・・・・
アナウンス「優勝は・・・・・・A組!!」
主税が4人をごぼう抜きをして見事一位を勝ち取ったのだった。
咲「すごいよ鍛冶場くん!」
泰造「運動神経の塊みたいな奴だな。お前、ホントに帰宅部か?」
主税「いや・・・・・・みんなが全力で頑張ってここまでバトンを繋げたんだから勝つしかないと思ってそっからは前しか見てなかったよ・・・・・・」
小雪「ごめん・・・・・・私が転ばなかったら鍛冶場くんをここまで負担をかけなかったのに・・・・・・」
主税「謝るなって、富士宮さんとのバトンパスも成功したし、最後まで諦めなかったんだ。自慢したっていいくらいだろ。」
丹波「とにかく、このリレーは俺たち5人でつかんだ勝利だってことだろ?」
泰造「何かっこつけてんだよ。お前2位だっただろうが。」
丹波「ギクッ!」
リレーメンバーから笑い声がこぼれた。テントにいるクラスメイトからも拍手が送られた。こうして主税のいるA組が総合優勝を勝ち取ったのだった。
閉会式が終わり、主税は保健室にいる小雪の様子を見に来た。
主税「上杉さん。膝は大丈夫か?」
小雪「うん。消毒してもらったし、でもお母さんに車で送ってもらうから。」
主税「そうか・・・・・・じゃあ俺、帰るから。」
小雪「待って、鍛冶場くん。」
主税「ん?」
小雪「一つ聞きたいことがあるの?」
主税「聞きたいこと?」
小雪「氷嬢様・・・・・・氷堂さんとはどんな関係なの?」
主税「は?鈴女さんとの関係って・・・・・・」
小雪「え・・・・・・下の名前で呼んでるんだ。」
主税「あ、いや!なんて言うか・・・・・・」
小雪「ならさ・・・・・・私のことも小雪って下の名前で呼んでよ。」
主税「え・・・・・・それでいいのか?」
小雪「うん。私、もっと鍛冶場くんと仲良くなりたいの。」
主税「分かった・・・・・・小雪さん。」
小雪「うん!」
こうして長かった体育祭は幕を閉じた。そして帰宅途中の鈴女は左胸に手を当てた。
鈴女「(やっぱり・・・・・・胸が締め付けられる。上杉さんと話している鍛冶場さんを見ていたら・・・・・・なぜ・・・・・・でしょうか?)」
第14話(完)
家事下手な氷嬢様 白絹照々(しらぎぬてるてる) @shiroteru
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