第13話 彼は誰時のカシューナッツ

「熟成」待ちの、かわたれとき

 〆る。前回の「カラい」「ツラい」の話題は客観的に良く書けていると感じた。

「一」 足すとよりも「+」の方が頷けるし

傷つく出来事にも客観的に対応出来ていると感じた。

 老舗文芸に居た頃に、属識身(SAKKA SHIKIMI)先生に

可愛がってもらったのだが、「熟成」と言う概念を改めて咀嚼した。


 賀集夏生の妻に、今の、リアルを訊いて〆ようと思ったが

彼女は彼女で解決の糸口を模索している最中だし

これも又「熟成」待ちの機なのかも知れない。


 文字数制限ある企画なので、着地点を探している。

さくじつ、マッチング・アプリケーション・バディと言う

過去作にアクセスしてくれた友人が居て

 改めて自分の原稿を読み返した。

選外の連続で腐りかけていたが、遺産と言うか

残すべきものを残せている実感を覚えた。

 これも日にち薬と言う「熟成」だと思う。思いました。


 クソゲーパトロール猫の真似は置いておいて

そろそろ〆よう。

 最近、義母からの電話がめっきり減った。

衰弱した、と悲観せず、治療に専念出来ていると思うことに。

MCNS=ネフローゼ症候群は血症の病気なので、

全身のむくみを解消することから始まる。

鎮静剤治療が一般的。とろとろと眠りながら点滴を受ける。


 医大生みたいな文章を書いているが、家族の一大事なのだ

情報検索を駆使しないでどうする?

 主治医の話も真剣に聞き入る。


 本当に終わりの時が来た。300文字残しでの終幕。

終末医療は維持することから始まる。

 もう治ることは無いだろう。治るのだったら儲けもの。

スピーカーホンにして、義母の話に耳を傾けた、かわたれとき。

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彼は誰時のカシューナッツ 作家:岩永桂 @iek2145

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