第23話
ここからが話が分からなくなるところなんですけどね。
オルサスはカタデリー信仰の神官でカタデリー信仰は我々と敵対している、ここは問題ないんです。
問題は、彼の操っていた組織、<アブソス>って言うんですけどね、そいつらの身体には蜘蛛のマークがついているんですよ。
この蜘蛛なんですけどね、これ、オルドゥアズ教の地の神の紋章なんですよ。
ね、おかしいでしょう?
なんでカタデリー信仰の神官(まあ自称なんですけどね)がオルドゥアズ教の地の神の紋章を使うのか。
例のイレイサーも違和感を感じたようでファンドリールの社長と対峙した時も何か聞き出そうとしたんだそうです。
ええ、私がファンドリールに捕まって戻った時の話なんですけれどもね。
あの時は本当に大変だったんですよ、私、普段やることがないのでね、家でスポーツ剣技って言うのをやってましてね、いやあ危なかったですよ。
あの時あの部屋に棒があったから助かりました。
棒がなかったら奴らに捕まったままでしたね。
私の活躍、ほんと見せてやりたかったですね、例のイレイサーたちに。
あ、話がそれてしまいました、何か大事な話をしていたような気もしますがまあ進めましょう。
ってこのオルサスってやつも逃がしてしまったんですけどね。
まあその場に私がいればそんな失態はなかったと思うんですが仕方ありません、例のイレイサーが対応しましたから。
私だったら、それはもうスポーツ剣技の腕を見せつけてやったんですけどね、残念ながら私はその時、領主館で領主代行とその息子さんから話を聞かなきゃいけなかったんですよ。
まあ、あの時も例のイレイサーにしてやられたんですけどね。
思い出しました、あのやろう。
私をうまく騙くらかしてあの地下遺跡に向かったんでした。
その地下遺跡にね、あったんですよ、オルドゥアズ教の祭壇が。
あ、そうでした。
オルドゥアズ教とカタデリー信仰についての話でした。
地下遺跡にはオルドゥアズ教の祭壇があって、そこはオルドゥアズ教の地の神が祀られ、蜘蛛の紋章があったそうです。
ここでも蜘蛛の紋章です。
紫の聖石を持つオルサスの組織<アブソス>、この名前にも奇妙な符号があるのです。
以前お話した1002(帝国歴227)年の旧王国で魔物大襲撃発生に深く関わっているのが<アブソース>という神なのではないかと言われているのです。
※イレイサー:File05~07_帝都の聖蹟:指令があれば「憑きモノ」を「ないモノ」に消します。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651284346461
明日はシャーナの更新日なんだけど
※シャーナの異世界食糧事情改善計画:お気楽グルメファンタジー。精霊や仲間と一緒に旅しながら飢饉を解決?いや私美味しいものが食べたいだけなの
https://kakuyomu.jp/works/16817139555863935237
KAC2023が始まるんだって!!
ということで、明日はKAC20231の投稿です。
KAC2023の投稿はお昼12時台にしたいと思ってます!
期間中、変則的な更新になります。
よろしくお願いします。
本作次回更新
2023/03/02 02:00
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