蒼雷のゲノム

著しく発展した科学に対する捉え方も変わっている少し未来の地球で、今までの常識を覆す遺伝子が発見された。人間の潜在能力を解放し、超常的な能力を引き出すことができるそれは瞬く間に世界中に広がり、遺伝子工学によって生まれた頃から能力を持ち、学校でも能力を扱うための訓練が義務となった程にそれが当たり前となった世界となっていた。
物語の主人公はとある高校に通う一人の青年。遺伝子組み換えに適合しなかったニュートラルに分類される彼は過去に巻き込まれた事件から能力犯罪を取り締まる捜査官を目指すが能力を持たないことを周囲から嘲笑われる事も多く、劣等生だと揶揄される日々を送っていた。
だが、ある時を境に状況は一変する。あの日生き残った跡地で、一人の少女との出会いを境に彼の物語は動き出す。