第9話 委員会と係

 一、二時間目の学年集会が終わり、三時間目の学級会が始まった。


 委員会決めとかかり決めのための時間だ。


 特にやりたい委員会もなければやりたい係もない。


 強いていえば、仕事が少ない委員会や係がいいな、なんて考えながら席に座る。


 スバルも同じような考えらしい。まぁ、大体の人がそうか。

 

 なんとなく流れで風紀委員会に入った。私が風紀委員に入るのをを見たスバルも同じく風紀委員になった。


 一部の、私とスバルがそういう関係だと思っている人たちから「おぉー」という声が上がる。だからそういう関係じゃないってのに。面倒くさい。


 係は、国語係になった。別に理由はない。


 スバルは、数学係になった。特に理由はないだろう。


 少し、残っている係があるが、大体の人は係が決まった。ここでランチブレイク。


 お母さんに作ってもらったお弁当をすばるの席に持って行く。


 スバルは、学校で売っているお弁当を買ってきて、席に座っていた。


「いっしょにたべていい?」


と私が聞くと、スバルは、


「いいよ、食べよう」


と言ってきた。


 ここでも他の人たちが「おぉー」と声をあげた。まぁまぁうっとうしい。


 お互いに音楽歴の話をしたり、好きな音楽や好きなアーティストの話をした。


 昼休みを終えて再び委員会決めに移った。新しいクラスメイトたちは昼休みを経て少しずつ仲良くなっていた。


 残っていた委員会をぱぱっと決めて残った時間をレクリエーションの時間にした。


 五、六時間目の新入生歓迎会では、部活紹介や、学生生活のアドバイス等があった。


 ゴミくそつまらないパワポだけのプレゼンや普通に面白い弓道部の演舞があった。


 新しいクラスメイトたちの性格も少し分かってきたし、先生の性格も分かってきた。


 今後が楽しみになる一日だった。


☆彡


 放課後また近くのシグマバーガーに寄って行った。私の家とスバルの家とは逆方向だが、二人ともシグマが好きなのでシグマバーガーに寄っていくことになった。


 またしこたま音楽の話、特に好きな音楽について話し合った。語り合った。

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オリオン・トラペジウム・クラスター @Kurosaki-Ryu3

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