この本はアマゾンの創業者であり、現・会長であるジェフ・ベゾスの半生が書いてある本である。
この本は、和訳本であり、元の本は、ジェフ本人公認の本であるという。そのこともあって、ジェフの周辺人物からジェフの人柄や行動についての話を聞くことに成功している。
この本を読んで最初から最後まで感じたことは、ジェフの行動力と学ぶ力である。
そして、ジェフの苦悩や失敗が書かれている。
ジェフは、アマゾンのことを「世界一失敗する会社である」と言っているが、それはジェフ自身も例外ではない。というか、ジェフがアマゾンで一番失敗していると思う。
挑戦が多い分、失敗も多いのだ。もちろん成功も。
ジェフの仕事ぶりの記述から、彼がどれだけ自分の仕事に価値を感じ、熱量を祖おいでいるのかが分かる。
学ぶ力について、この本では、彼が専門外のことについても、勉強し、知見を深めている事がわかる。
漢文に「聖人の賢を以てすら且つ学ぶ(聖人のように優れていてさえもなお学ぶ、まして並の者はより学ぶべきだ」という文がある。
私もジェフより学ばなければ。