第3話 家族

朝陽がフィオーレに入隊して、3カ月が経過した。

最初の3週間で戦闘訓練と武器を使う鍛錬、基礎体力をつけた。

そして、4週間目で鬼と魔物の討伐任務に参加するようになった。

サスケ、椿、鈴歩とは更に仲が良くなり、勇利ともそれなりに他愛ない話をして笑えるようになり、まだ出会ったことの無いメンバー、蒼井夏とも連絡用のSNSでやり取りをしたり、通話をして仲良くなった。

だが朝陽には、まだ唯一話せていない相手がいた。

前野妙。29歳。悪魔討伐だけをする花の戦士だ。

姿は、1度だけ目にしていたが、それ以外で会うことがなかった。

そして朝陽には、その日に見た妙の表情で、気になった事があった。

だから話がしたかったが、3カ月も話す機会を失っていて、朝陽はもう話す機会が無いのではと思っていた。

そんなある日のことだった。

桜子に呼ばれ、桜子の部屋へと向かい、ノックをしてから中に入ると、桜子と一緒に妙の姿があった。

「来たね、朝陽。今日の任務は妙と一緒に悪魔討伐だ」

「初めまして、野薔薇朝陽くん。私は、前野妙といいます。どうぞよろしく」

妙はラピスラズリのように美しい目を細め、微笑む。

「うわ、着物美人の妙さんだ。声まで美しいとか、聞いてないよ、桜子さん」

朝陽の反応に驚きの表情を見せる妙に、桜子は言う。

「こいつの通常運転だ」

「なるほど。そういえば、お召し物も1度お見かけした時と、違いますね。確か、その服は、ゴシックロリータでしたっけ?ツインテールにしている髪は、ウィッグ?」

「あ、はい。僕の戦闘服です」

「ドン引きレベルで動くから、安心しろ妙。それじゃあ、依頼内容だ。これは、市役所からの要請だ。4人家族を狙い襲う、幼女のような見た目の悪魔だ。この悪魔は母親だけを生き残らせ、他の家族の精気を食って殺す。被害数は、5件を超え、同様の手口で襲われたという悪魔の事件数は100件を超えた。おそらく、同じ悪魔だろう。妙、この悪魔かもしれないが、冷静に討伐を頼む」

「はい。いつも通りに。それでは、行ってまいります」

妙は被害地の書かれた地図と場所の書かれた紙を桜子から受け取り、部屋を出て行った。

「朝陽。妙から目を離さないように。頼りにしている」

「……なんとなく察しはついたので、尽力をつくします」

朝陽は桜子にそう言い、妙を追うように部屋から出て行った。

建物を出ると、妙が外で待っていた。

「妙さん、市街地までの道のり、少しお話しながら歩いても良いですか?」

「えぇ、いいわよ」

朝陽は妙の隣を歩き始める。

「妙さんは、もしかして女の子のお子さんがいましたか?」

「あら、直球ね」

「妙さん、せっかちそうだから。回りくどいの嫌でしょう?」

「ふふっ、噂には聞いてたけど、凄い観察力ね。私そんな素振り、見せたかしら」

ラピスラズリの瞳が朝陽を視界に捉える。

「初めてお目にした時、僕は女の子にドレスを作り、他の子供たちにも作るので欲しい子はおいでと、言いました。その時、一瞬なんですけど、貴女が子連れの親子とドレスを着た女の子を羨ましそうな目で見てから、悲しそうな顔をしたんです。だから、悪魔にお子さん、いえ夫も殺されたのかと思いまして」

「……そうね。殺されたわ。夫と3歳の娘と2歳の息子を。今生きていたら、娘はあの女の子と同い年くらい。私の母が、倒れて1週間実家に帰省したの。その間に、殺されたみたい。まだその悪魔は、討伐されていないの。私はその悪魔を殺すために、フィオーレに入った。悪魔を呪って、呪いまくって、討伐をしている。嬉しいことに私の華の血は、対悪魔用でしか使えない。だから、優先的に私は悪魔討伐に駆り出されているの。ずっと探している。夫が悪魔の髪を掴んで千切っていたの。虹色の髪の悪魔。別の被害家族の生き残った母親から聞いた話だと、幼女の姿の虹色の髪の悪魔。今回は絶対そいつ。絶対に殺す。だから、朝陽くん。足は引っ張らないでね」

そう言う妙のラピスラズリの瞳は、憎しみで溢れていた。

「僕には妙さんの憎しみは、理解できないと思う。でも、これは言える。その生き方、辛すぎないですか」

「なんで」

妙の瞳に殺意が籠る。

「おそらく今の妙さんには、家族との楽しい思い出も家族を悪魔に殺された時の憎しみに変わるんだと思います。綺麗な思い出も、どす黒くなっていく」

「うるさい」

「自分でも気づいてるんでしょ、憎しみを無くせとは言いません。だけど、心に余裕を持ってください」

「うるさい、うるさい!」

「家族だって、こんなの望んでない」

「他人のあんたに何がわかるのよ!私の夫と子供たちの何がわかるのよ!!」

「わかるよ。僕もまだ、未成年の子供だから。こんなお母さんの姿、子供は見たくないよ。貴女の娘さんと息子さんはどんな顔の貴女を見て、幸せそうに笑いましたか?どんな顔の時泣いて悲しみましたか?」

妙は唇をギュッと噛む。そんな妙を見て、朝陽は続ける。

「これは僕の両親の話です。祖母と一緒に暮らす前は、家族3人で暮らしていました。家族全員華の血で、常に警戒して過ごしていたため、家には護身用の化け物を殺す道具があったんです。5歳の誕生日の時、ケーキを買いに行った父を母と一緒に待っていたんです。扉が開いて、お父さんが帰ってきたと2人で玄関に行くと、そこには悪魔がいて、護身用の武器を振り回し、僕に奥の部屋に逃げるように言った。僕は逃げた。お母さんと叫んだ時には、母は精気を吸われ、ミイラ化し死亡していました。悪魔は母を投げ捨てて、僕の方へと来ようとしました。死を覚悟しました。でも気が付いたら、悪魔が死んでいました。帰ってきた父が、護身用の武器で悪魔の心臓を刺して殺したんです。父は遅くなってごめんと謝って、抱きしめた。僕は泣きじゃくった。そんな僕から一瞬父が、また化け物が来るといけないからと、急いで入って開けっ放しにしていた扉を閉めに行こうとした。離れた時に見えたのは、くまのぬいぐるみのような魔物でした。魔物は父の首を吹っ飛ばして殺した。父を殺した魔物は僕と死んだ父を見て何故か静止しました。魔物が突然血の涙を流して、言ったんです。ごめんね、酷い誕生日会にして。お母さん失格だって。その魔物は自害しました。魔物が指した方向にあった、プレゼントの箱には、僕がずっと欲しがっていたテディベアのぬいぐるみが入っていました。僕は今でも、あんな悲しそうな母の声を聞きたくなかったと思います。母が魔物になり、父を殺すとこは、見たくなかった。母が悪魔に殺されるのを見たくなかった。僕は、あの誕生会で両親の笑った顔が見たかった。だからさ、今の妙さんを見たら、お子さん泣いちゃうよ。笑顔でいてほしいもん、お母さんには。たぶん旦那さんもそう思っていると思いますよ」

妙は、朝陽の壮絶な過去を知り、言葉を失った。

「市街地ですね。長話、失礼しました」

そう言い、先を歩き、妙の前で朝陽は微笑んで言う。

「行きましょう、妙さん」

「……変な子。よく私に笑顔を向けられるわね」

「笑う門には福来るって言うでしょ?それに、今の妙さん呆れた顔だから、気持ちの切り替えできたでしょ。気持ちを切り替えなきゃ、倒せるものも倒せないでしょ」

「……本当に変な子」

「褒め言葉です」

朝陽はそう言い笑って、妙の手を引いた。

「それで、悪魔の出そうな場所って?」

「悪魔は、次襲おうと思う人の家に、印をつけるわ。紋章のようなね」

「あーー、じゃあ、あれです?」

妙は朝陽の指差す方向を見つめる。確かにそこには、悪魔の紋章があり、過去の事件と同じものだった。

「……ラッキーボーイね」

「よしっ!それでどうするんです?」

「とりあえずそこで、許可を得て見張りよ」

「了解です……その前に悪魔が来た時は?」

朝陽と妙は、目の前に降り立った虹色髪の幼女の悪魔を見つめ、腰に身に着けた刀を抜き、戦闘態勢になる。

「来ると思ったよ。着物のおなごの方、昔精気を喰らった子供と同じ匂いがするのお」

悪魔は楽しそうに笑う。

「お前が、お前が!死んで償え!!」

妙は、その場を一瞬で離れ、悪魔に攻撃を仕掛けるが、交わされ。近くの塀に蹴り飛ばされる。

「我に勝てるはずなかろう。華の血を持った人間が。華の血だから喰らってやる。死んで喜べっ!!」

悪魔が飛ばされ立ち上がることできない妙に向かって、指先から出した刃物のように鋭い爪で、心臓めがけて攻撃しようとする。

「させねえよっ!!」

朝陽は咄嗟に妙の元へと行き、悪魔の腕を刀で切り落とし、蹴り飛ばす。

「妙さん、大丈夫ですか」

「ありがとう。大丈夫よ」

「血を上らせないこと。とりあえずこの戦闘急いで終わらせないと、被害が出る」

「そうね。でもどうするの」

「僕があの悪魔を引き寄せる。だから悟られないように気配を消して、近づく事は可能ですか?妙さん」

「問題ないわ」

「それじゃあ、行ってきます」

朝陽は悪魔を投げ飛ばした方向へ走って行く。

「この、小童あああ」

怒り狂った悪魔が、再生させた腕の手の指先から、先程よりも鋭い鉤爪のような爪を朝陽に刺そうとする。

朝陽はそれを刀で止める。

「力強さじゃ負けちゃうから、煽ろうかな」

「あぁ、何言ってんだ」

朝陽は煽りの笑みを浮かべて言う。

「その虹色の髪、近くで見たら艶無さすぎ。近くで見ると肌がおばさんだし、目の下のほうれい線マジないわ~。幼女体系のおば悪魔とかマジでイタイよ、おばあさん♪」

「くそがあぁぁああああ」

もう片方の手の指先からも、鉤爪のような爪を出し、朝陽の首を切ろうとするが、その前に腕と脚が切り落とされる。

理解が追い付かない悪魔を見下し、妖艶に微笑んで朝陽は言う。

「ざまぁ」

そしてもう片方の腕を朝陽が切り落とす。

「なんで、気配なんて、こんな弱っちいのに、こんな、くそおおおお」

「貴女そこまで、強い悪魔じゃないのよ。ただ喰らった人の数が多いだけ。さあ、懺悔なさい。華の血解放。藤」

妙がそう言うと、悪魔が逃げられないように魔法陣が張られる。

「さようなら」

そして妙は刀に血の力をたっぷりと込め、心臓を一突きした後、今度が懐から銃を取り出し、弾に血の力を込めて、頭を何度も無言で打ち続けた。

悪魔が死に、喰われた魂が解放される。

「悪魔は見えるんだ」

「そうよ。鬼は確か見えないわね」

「ちゃんと、魔物にならず成仏してください」

「そうね……」

朝陽と妙の前に3つの魂が降り立ち、人間の姿に変わる。

「宗助さん、ひなた、陽……やっと解放されたのね」

妙は、子供たちを抱きしめる。

『ママ、ありがと』

『まんま、あーとっ』

「ううん、あの時一緒に、いれなくて、ごめんね」

妙の涙は能力の負荷で出なくなっていた。だけど朝陽には泣いているように見えて、泣いちゃ駄目と言おうとする前に、娘のひなたが言った。

『ママ、ないたら、やあ!ひなたは、にこにこのママがすきなの!!』

『よおも!!』

「そうね、そうだったわね。ほら、ママニコニコ笑顔」

妙は子供たちを安心させるような笑顔を、見せる。子供たちは嬉しそうに笑う。

『妙、ありがとう。今までよく頑張ったね。どうか、幸せに生きてくれ。俺たちは、ずっと妙の傍で見守っているから。愛しているよ、妙』

そう言い宗助は妙と子供たちを優しく覆うように抱きしめた。

「私も愛しているわ、宗助さん。私幸せになるね、だから待っていて。楽しい思い出いっぱい作って、お話しするわね」

妙のその言葉に満足したのか、3人は優しく微笑み、丸い光に代わり、空へと昇って消えた。

「貴方の言う通り、だったわね。ありがとう。そして、いろいろとごめんなさい」

「いいえ。それよりも、良かったですね。それで、妙さんは今後どうするんです?」

「そうね、それはこれから考えるわ」

妙はスッキリした顔で立ち上がり、朝陽を見て微笑む。

「じゃあ、今夜お菓子パーティーしません。僕、お菓子作り得意なんです」

「あら、いいわね。私も手伝うわね。和菓子くらいしかできないけれどね!」

「和菓子!え、え、凄い!教えてくれません!?」

「っふふ、良いわよ。その代わり、洋菓子作りを教えて頂戴」

「喜んで!」

2人は笑い合ったのだった。



同時刻。桜子の部屋にて。

「どうやら、悪魔の討伐完了、妙は敵を取り、家族の魂と別れを告げられたようだ」

「良かった。それで、私を呼び出した理由は何でしょうか」

桜子を真っ直ぐと見つめ、勇利は質問をする。

「化け物が各国から消えている」

「え、それはどういう事でしょうか?討伐が完了したのですか?」

「いいや。移動しているんだ。この国のこの付近の市街地に」

驚く勇利は、ハッとして言う。

「もしかして私と、朝陽さんの血が関係しているのでしょうか?」

「その関係もあるだろう。だからこの先更に討伐任務が増える可能性があり、他の国の討伐組織にやむ負えない場合、救援依頼をする」

「わかりました。このことは、他のメンバーには?」

「内緒で頼む」

「了解です。以上でよろしいでしょうか」

桜子を真っ直ぐと見つめ、勇利は聞く。

「いいよ。仕事に戻りなさい」

「はい。それでは失礼します」

勇利はお辞儀をし、部屋を出て行く。

「はぁ……。勇利の無くなった記憶を思い出させるべきなのか。化け物が増えた理由は、アイツの封印がそろそろ限界を迎えるからだろうが」

桜子は、デスクの引き出しから写真を取り出し、それを見つめて呟いた。

「姉さん、義兄さん。私は、どうすればいい。私は貴方たち夫婦の娘に何をしたらいい。あの日の出来事は、悲惨すぎるのよ」



一週間後。とある田舎の山奥にて。

「むむむ、やっぱりおかしいな」

健康的な褐色肌の女は山で一番高いところに聳え立つ大樹から辺りを見回す。

「おかしいくらいに、鬼や悪魔、魔物の気配がない。むしろフィオーレアジトの方に近づいてる。何かが変化した」

女は、木から飛び降り、急いで祖父母の待つ家まで、水色のポニーテールを揺らして駆けて行く。

家に着くと、玄関の引き戸を思いっきりバンっと開ける。

「じっちゃん、ばっちゃん!」

「おお、どうした夏」

「なっちゃん、扉は静かに開けなさい」

「あ、ごめん。それより、一大事だ。化け物たちの動きがおかしいんだ」

夏の言葉にキョトンとする祖父母。

「なんかなっ、フィオーレのアジトがあるなっ、市街地に集まってんだ!何かがおかしいんだ」

「ほう。ここらの化け物がか。そうなると、夏は急いで市街地に行き、暮らすべきじゃなかろうか」

「そうね、なっちゃん。ここはいいから、市街地へ行きなさい」

「……そしたら、この村に万が一化け物が攻めて来たら、どうすんのさっ!ここの村、若人は、あたししかいないぞっ!」

「馬鹿にすんじゃねえよっ!ここのお年寄りは!」

「元自衛官、または個人的に化け物討伐をしたり、鍛えるのが趣味、武道を極めたりと、最強のお年寄り集団!おお、あたしいなくてもいいか!!!じっちゃん、気付かせてくれてあんがと!!!」

「おうよ。ここは任せな」

「任せたぜ」

夏と祖父はドヤ顔をする。

「じゃあ、なっちゃん。桜子さんに連絡なさい」

「あーいっ!」

夏は靴を脱いで、並べてから、奥の自分の部屋へと駆けて行く。

そしてあまり使うことの無いスマホを手に取り、桜子に電話を掛ける。

『もしもし。珍しいわね。どうしたの』

「ボス、下山すんぞ!」

『ん、え、なんで?』

「化け物の動きがおかしくなってんだ。フィオーレアジトに向かっているような動き。もしかしたら、狙いは薔薇の血かもしれん。それと、隣のじっちゃんが言ってたのを思い出した。怪物がそろそろ復活するんじゃねえか?」

『流石というか、貴女ぶっ飛んでいるのか賢いのか鋭いのか、どれかにして頂戴』

「無理だ、すまん!まあとりあえず、あたしは下山して、フィオーレ寮に住む。大変になるだろうしね。それになんか、みんな過去の件でスッキリしたみたいじゃん。そんなみんなに会いたくなったし、何より朝陽ちんのお菓子が食べたい」

『一番の目的がお菓子みたいに聞こえるわよ。でもまあ、この間マカロンとイチゴのタルトを貰ったけど、凄く美味しかったわ』

「うああああああ、羨ましっ!ねえ、話した感じ、面白い子だけど、強い?」

夏はウキウキしながら聞く。

『強いわ。信じられないくらいの観察眼。この間なんて妙の敵の悪魔を煽って引き付けたみたいよ。なんか貴女のように変わり者で、表情豊かだけど、違うとこがあるわね』

「ほう、それは?」

『無意識人タラシ』

「ぶはははっ、やっぱり。え、何?もう惚れたやついる?」

『あの子のお友達の理央くんとサスケが変なアピールし合ってる。あの子が誰かを撫でると、椿と鈴歩が自分もって行くし、犬になったサスケも尻尾振って駆けて行くわ』

「モテモテじゃねえか。これでお妙もデレデレとか?」

『デレデレではないけど、一緒にいるところを最近は見るわね』

「時間の問題だな。攻略難しいのは、勇利とみた」

『そうね。あの無意識人タラシで、勇利も救ってくれないかしら』

「じゃあ、そうさせるように仕向ける」

『……夏ならできそうね。下山して此処まで来るのに3日掛かるわよね。待ってるわ。ついでに、見かけた化け物も討伐して来て』

「あーい、そんじゃね!」

電話が切れると、夏はペリドットに輝く瞳を細め、楽しそうに笑って言う。

「ふふ、楽しみだな。朝陽ちん、あたしを失望させないでね」


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この終わった世界で明日、朝陽を拝めるように キカハアユム @ayumukikawa

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