第十四淫能書きは限りなく無駄で
翌日、童貞は目白に赴く、改めて
世紀末になって女性のため人権運動する明るい色合いのバスは爆破された、無法の世の中では、そういうのは真っ先に狙われる、割れ窓効果というのは人心の荒廃でもある、それが、シンクロニシティのようになり、社会そのものが荒れ狂ってしまう。
痴漢一つ見逃し、そこから、まぁいいやとカオス力学のバタフライエフェクトする、やらためったらフェミニズムやジェンダーフリーを考えないため、男尊女卑は定番であり、クオータ制という概念もない、それもまた絶望の瀬戸際だったのだろう。
献血というのが陰謀論に混ぜ込むと、そこから大量出血になるとはどういう皮肉だったのか、それは、新宿の異様な異常磁場がそうさせるのかもしれない。
童貞の遠い親戚の
陽気が制御されない、性欲が制御されない、性教育は禁忌とされた、それもまた、皮肉な事にキリスト教の新興宗教の純潔教育が裏で関係していたとされる、それが三十年、二十年、十年、それが女性の社会進出にも影響力を浸食していた。
本来、
或いは、ドイツは、ヨーロッパにおいてイタリアに次いで近代的な国民国家の形成が遅れた国であり、統一国家の成立は1871年1月18日であった。その後、ドイツは2度の世界大戦の敗北とそれに伴う政治体制の変転、ドイツ帝国→ヴァイマル共和政→ナチス・ドイツを経験したばかりか、第二次世界大戦後の冷戦体制では東西分断(米英仏ソ連合軍軍政期→西ドイツ、ドイツ民主共和国→再統一後:ドイツ連邦共和国)の憂き目を見ることとなった。旧時代、権力者をヒトラーのようだと言うのは定番だった。ナチスに学べという政治家がいたら愚者だ、ネオナチと写真を撮影するならば、それもまた愚者だ。前首相もアドルフ・ヒトラーのようだと例えられた。
だが、しかし、そんな事はもはやどうでもいい。
奴隷市場、男性も女性も子供から熟女まで全て揃っていた、去勢された少年や男性もいる、そこでは他の話を抜きにしてセックスしたいという
買い手は世紀末の勝ち組、売られる者は世紀末の負け組である。
リベレイションズ 飛瀬川吉三郎 @hisekawa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。リベレイションズの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます