第6話
噂には聞いていたが、異星人の話は真実だったのだろうか。だが、噂とは違い、ネファーは良い人だった。もしかしたら、地球侵略の目的はなく、ただの良心的な宇宙人だったのかも知れない。
流れ星の夜の翌朝、テレビのニュースで昨晩の流れ星の正体は機械の残骸だということが報道され、宇宙人の存在とその文明について、コメンテーターの論争はヒートアップしていた。
あれからもネファーに教えてもらった通り、眠るための工夫を凝らしている。起床時に朝日を浴びたり、就寝前にはホットココアを飲んだり。まあ、以前よりかは幾分寝付きが良くなったように感じる。
結局ネファーとは何者だったのだろうか、それは分からない。だがこの数奇な出会いは、わずかながらに私に幸福をもたらしたのであった。
睡眠不足な輝眠の日常 ヘルニア @hernia
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